uLilithでできること(旧 LilithとuLilithの共通点)
- 音楽ファイルの再生(mp3, ogg, flac, OggFlac, wav, wma, ape, RIFF-WAVE)
- 音楽ファイルのエンコード (ogg, flac, OggFlac, wma, ape)
- 外部コマンドラインプログラムを使用した、CLI エンコードに対応
- 8bit, 16bit, 24bit, 32bit, 32bit, 64bitの中から出力ビット深度を選べる。
- 18 バンドイコライザ / 音程変更 / 周波数変更 / 速度変更などができる。
- skinの変更、プラグインの追加ができる。
uLilithの特徴
- 旧 Lilith にはない新しい特徴は以下の★です。(ReadMeより転載)
★MP3, Ogg Vorbis, Flac, OggFlac, Windows Media, Monkey's Audio, Tak, RIFF-WAVE の再生/デコードに対応
○DirectShow フィルタにより、上記のほかにもさまざまな形式を再生/デコード可能
○OggVorbis, Flac, OggFlac, Windows Media Audio, Monkey's Audio へのエンコードに対応
○MP3 から Ogg Vorbis、Flac から WMA など、タグ引継ぎありでのフォーマット変換に対応
○外部コマンドラインプログラムを使用した、CLI エンコードに対応
○内部 64bit Float 処理パイプラインによる精度の高い DSP 処理が可能
○18 バンドイコライザ / 音程変更 / 周波数変更 / 速度変更などの DSP を搭載
★VST エフェクトプラグインを追加することにより、その他多数のエフェクトを使用可能
○ASIO へのネイティブ対応により、カーネルミキサなどによるバイナリ改変を回避可能
★Uniocde ベースアプリケーションにすることで、Unicode 特有文字を完全に扱うことが可能
★実行時言語判断により、多言語対応可能
★国産音楽プレイヤー初のレイヤードウィンドウ対応により、より高度な表現の UI を実現
★全体の半透明度を設定するだけでなく、一部分だけ完全透明あるいは半透明にするなどが可能
★ウィンドウ自体がレイヤなので、不定形ウィンドウなどで滑らかなアンチエイリアスが可能
★フェイス定義にあった多くの制約が解放され、より自由度の高く、イメージどおりのフェイスを製作可能
★x64 ネイティブバイナリを提供
Lilith→uLilithで変更された仕様など
- フェイス仕様の大幅な変更(下の「uLilithのフェイス(スキン)」の特徴の項目も参照)
- プラグインの種類・名称の変更
- 従来の「プラグイン」(再生フォーマットに関わるプラグイン)は『VSSプラグイン』に名称変更
- DTMなどで用いられる『VSTエフェクトプラグイン(VSTプラグイン)』をエフェクト機能で使用するプラグインとして導入
- 本体機能やフェイスの描画機能を拡張する『汎用プラグイン』の追加
(旧Lilithの「Visualizationプラグイン」(オンラインアップデートで追加・本体設定の「ヴィジュアル」タブ)から引き継がれたものと思われる)
- uLilithではエフェクトは本体内蔵の機能ではなく、『VSTエフェクトプラグイン』を組み込み実行するというかたちに仕様変更
- 再生モードに「1Shot再生」(再生中のファイルの終端まで到達したら次の曲に進まず停止)が追加
- ゲインエディタは廃止されました。
- 曲の切り替え方式の「通常切り替え」は廃止されました。
- クロスフェードを行わない切り替えにしたい場合は「ノンストップ再生」を選択してください。
サンプリング周波数・チャネル数の異なるファイル同士の場合など、
ギャップレス再生ができない組み合わせのときは「ノンストップ再生」設定でも旧Lilithの通常切り替えと同様の動作になります。
※Lilithではサードパーティプラグインの「WinAMP Plug-in Library」
(Winampのinputプラグインを使用できるようにするラッパープログラム)がありましたが、
このプラグインと同じような機能の
VSSプラグインはuLilithには今のところ存在していないので、
再生フォーマットを追加する場合はDirectShowフィルタの導入が必要になります。
uLilithのフェイス(スキン)の特徴
- 旧Lilithのフェイスにはない新しい特徴は以下の★です。
★BMP / PNG / JPEG / GIF / TIFF / EMF 形式の画像が使用可能
旧Lilithでは BMP / PNG のみでしたが、uLilithでは JPEG / GIF / TIFF / EMF も使用可能になりました。
★背景画像を含め、全ての部分に透過情報つきのPNGを使用可能
これにより全体が半透明のフェイスや、画像のふちをなめらかにした背景画像も表示できます。
ボタンの画像も、アルファチャンネル付きのPNG画像がそのまま使用可能です。
背景と同じく半透明画像の操作ボタンや、画像のふちがなめらかな画像で表示できます。
★操作ボタン(スイッチ)の画像が複数設定可能
通常時・クリック時・マウスオーバー時それぞれに異なる
個別の画像が設定できます。
旧Lilithと違い、通常時・クリック時の画像を上下で連結して1枚にする必要はありません。
○アイテム(ボタン(スイッチ)・バーの画像や文字表示部分)個別に表示透明度を設定可能
★アイテムの背景色や文字部分自体の文字色設定に、透明度を含めて設定可能
アイテム自体の表示透明度とは別に、色情報に透明度を含めた設定が可能になっています。
文字列アイテムの場合、文字色と背景色は別個に設定できるので
例えば「背景色は半透明で、文字色だけは不透明」といったアイテムも作成可能です。
また通常時・クリック時・マウスオーバー時それぞれに異なる背景色・文字色・透明度を設定できます。
ただし、プレイリストの文字色・文字背景色には個別の透明度情報は設定できません。
プレイリストに限っては、透明度を設定する場合「リスト部分全体をまとめて」設定することになります。
★同じ動作/機能のボタン(スイッチ)・文字列を複数配置可能
旧Lilithでは、定義ファイル内に記述する「フィールド名」がどんな名前であるかによって
それに対応した特定のスイッチや文字列を作成していましたが、
(例:[Play]フィールドで再生ボタン、[PlayTime]フィールドで再生時間表示 など)
uLilithでは、任意のフィールド名が設定可能となり、
各フィールドにつけた「フィールド名」では機能は決定しない仕様となりました。
各フィールドに記述したキーの設定によりそのアイテムの機能やクリック時の動作を決定します。
(例:Command = Play で「再生」の動作、Type = PlayTime で再生時間表示 など)
このため、複数のアイテムに同じ動作を設定することが可能となりました。
シークバー・ボリュームバーなどのスライダ類やスペクトラムアナライザも複数設置することが可能です。
ただし、プレイリストは旧Lilithと同様に、1ヶ所だけにしか表示できません。
(旧Lilithでも「ユーザ定義アイテム」の使用により、ボタン類に限り
同じ動作の複数のボタンを配置することが可能でしたが、
uLilithでは、文字列やスライダ類・スペクトラムアナライザも含め
全ての機能・動作(プレイリスト以外)のアイテムについて複数作成が可能になりました。)
○表示フォントや文字色・見出し行のタイトル内容などをカスタマイズしたプレイリストを表示可能
★イコライザを作成可能(プリセット保存機能以外)
uLilithではイコライザバンドや各バンドの設定数値、イコライザの現在のプリセット表示、プリセット選択ボタンなど
イコライザに関するアイテムもフェイスで作成可能になりました。
下のサブウィンドウの作成と組み合わせることにより、
フェイスと同じ外観のイコライザウィンドウも作成可能です。
なお、現在の仕様ではプリセットの新規保存機能のみ作成不可能ですが、
既存のプリセットの読み込みの機能は作成可能です。
★サブウィンドウの作成・表示が可能
あらかじめ複数のフェイス(スキン)を作成しておいて、
フェイス定義の設定により別のフェイスをサブウィンドウとして呼び出すことができます。
プレイリストのみを表示したフェイスを別に作って、サブウィンドウとして呼び出すことにより
フェイスと同じ外観のプレイリストウィンドウを作成することができます。
★フェイス描画プラグインの使用により、アルバムジャケット画像やアニメーション表示画像の表示が可能
uLilithではフェイス描画用の
汎用プラグインを導入することにより、
従来のLilithフェイスでは不可能だったアルバムジャケット画像の表示や
画像のアニメーション表示が可能になりました。
デフォルトの状態ではサンプルプラグインにより、以下の3つの機能が使用可能です。
- 「アルバムジャケット画像表示」
- 「アニメーション画像表示」
- 「モザイク処理・領域消去」
アルバムジャケット表示に関してはサンプルプラグイン以外にもいくつかプラグインが存在するようです。
最終更新:2013年02月28日 10:56