ストーリーっぽいなにか
+ | 弱虫の歩き方 |
+ | 声の出し方 |
+ | 息の吐き方 |
+ | 題未定 |
日常のなにか ※キャラぶれ激しいです
+ | 紅茶。まだキャラがあやふや、今もあやふや |
+ | フレアのとある休日 |
+ | 正月フレア、狩歌楽しい |
+ | 誕生日 |
+ | 弱虫の歩き方 |
選抜レース。チームに所属していないウマ娘が、実力を示す場所。今日は、そのうちダート1400mのレースを見ていたのだが。
(…なんというか、単調だな) 今のところ、淡々とレースが進むのみで、目を引くほどの優れたウマ娘は出ていなかった。 別のレースを観に行こうか、などと考えるうちに、次のレースが始まっていた。 ぼんやりと、視線を移す。 瞬間、目を奪われた。 ハナに立った4番のウマ娘のフォームが、あまりに整っていたのだ。本当にあれでトレーナーがいないのか? その理由はすぐにわかった。1000m地点で、スタミナが切れたのか、急激にフォームが崩れたのだ。そのまま埋もれ、8着。 そんな奇妙な走りのウマ娘の名は。 「フライング、フレア…」 その名が、頭に焼き付いて離れなかった。 |
+ | 声の出し方 |
翌日。ダートコースに向かうと、一人でフライングフレアが練習していた。
「失礼、少々お時間を頂いても?」 「…はい。何でしょうか?」 「単刀直入に言います。あなたをスカウトしたい。」 「えっ」 「選抜レースを見て、あなたの走りに惹かれたのです。というわけでスカウトさせて頂きたい」 「…えっ」 「…ふむ。流石に唐突すぎましたね。明日また来ますのでそのときに返答をいただけると助かります。それでいいでしょうか?」 「…あ、はい」 「よろしくお願いします。それでは、失礼しました。」 「…ぇっ???」 |
+ | 息の吐き方 |
さらに翌日。今日も今日とてダートコースに向かうと、やはりフライングフレアが居た。
「さて。昨日の質問の返答は頂けますか?もちろんまだ待つことはできますが。」 「えっと。…これを。」 そう言って、一枚のルーズリーフを渡してくるフライングフレア。 「僕は、口下手なので。紙にまとめてきました。どうぞ、読んでください。」 ということで、それを読むことになった。 ――――――――――――― 「すでに知っているかもしれませんが、僕は酷く体が弱いんです。脚が弱いからダートを走らざるを得ない。短距離を走るだけでもスタミナが足りない。さらにそれを補えるスピードもパワーも持ち合わせていない。」 「しかも、程度のおかしい怖がりだからか、走っているうちに集中できなくなってしまい、そのまま走りが崩れて行ってしまう。正直、僕にはここから伸びる未来が見えないんです。」 「そもそも会話も苦手なため、トレーニングもうまくできるかわからない。指示に十分に従うことができるのか、わからないんです。」 「…つまり何が言いたいのかといえば、僕よりももっと伸びるウマ娘はいるということです。そういった伸びしろのあるウマ娘を担当したほうが、余程いいと思います。」 ――――――――――― …色々と書いてあるが、どうも彼女は自信がないようだ。しかし。 「…やはりあなたをスカウトさせてください。私は、強いウマ娘を育てたいのではない。ただ、私が見て気に入ったウマ娘の願いを、その走りを支えたいのです。」 「…わかりました。では、宜しくお願いします。」 「ええ、宜しくお願いします…フレアさん。」 こうして、契約が無事成立したのだった。 |
+ | 題未定 |
スカウトから3週間ほど経った。フレアも最初こそぎこちなかったが、最近では慣れてきたようで自然に話せるようになっていた。
現在、フレアにはトレーニングをするスタミナがない。そのため、まずは最低限のスタミナをつけるところから始めることになった。 「…っぐ…ふ…」 「お疲れ様です。今日はこれで終わりです、ゆっくりしてください。」 「…はい、ありがとう、ございました…」 「あっ、フレアちゃん!と…フレアちゃんのトレーナー!」 「あっ、アイネス、先輩…」 アイネスフウジン。フレアの数少ない普通に話せる相手で、ときどきフレアのトレーニングも手伝ってくれる。 「大丈夫〜?また無理してない?」 「もう、大丈夫ですよ…」 「『また』?」 「あ、えっと…」 「あ〜、聞いてないカンジ?フレアちゃん昔一人でメチャクチャなトレーニングして、体壊しかけてて…」 「先輩っ!?」 「ああ、なるほど…」 「そういうわけだから、この子のことはちゃんと見ておいてあげてね?」 「肝に銘じておきます。」 「むぅ…」 …しかし。フレアは自分のことをかなり悪く言っていたが、決してどうしようもないほどではない。むしろかなりよく伸びている。
「そういえば、フレアはなにか目標を持っているんですか?」
「目標は…無いですね。ただ、走りたかっただけなので…」 目標を決めれば、そこからトレーニングのモチベーションを引き出せる。そのため、なにか考えてみたいのだが… 「…なら。長期的なものは、G1の舞台で勝つ、ということでどうですか」 「…ふむ…目標としてはいいですね。」 普通に考えればいい目標だろう。咄嗟に出したものがモチベーションに繋がるかは不安だが… とはいえこうして目標も定まったため、そろそろトレーニングも本格的にレースに向けていかなくてはならない。やれるだけのことをして、この道を駆け抜けていこう。 |
+ | 紅茶。まだキャラがあやふや、今もあやふや |
「トレーナー、少しいいですか?」
昼休み。フライングフレアが、いつの間にかトレーナー室に来ていた。 「おっと、どうしました?」 「ちょっと新しくセイロンを仕入れたんです。」「…なるほど、また味見をしろと。」 「ちょうどお昼なので。どうでしょうか。」 真顔で淡々と告げるその姿には、謎の圧力があった。 「…構いませんが、なにか変なものは入れないでくださいね?」 「僕はそんなことはしませんが。」 「念のため、です。…ところで、今回は何杯分買ったんですか。」 「…50杯分ほど。」 「先週私が提示した追加の茶葉の上限量は?」 「…20杯分です…」 「差引30杯分没収です。もう貴方の趣味が健康に支障を及ぼしかけていることを理解しなさい。」 「ウェェ!?」 「…おかしいな、頭のいい彼女はそのくらいわかるはずなんだが。どうしてこうなった。」 |
+ | フレアのとある休日 |
「トレーナー、今日空いてますか?」
休日にも関わらず、何故かフレアがやってきた。曰く、暇なので付き合ってほしいとのことだ。 「構いませんが…なぜ私を?あなたの友人を「勘弁してくださいよなんでそういうこというの」 「…失礼、配慮に欠けていましたね」 そういえば彼女は人付き合いが駄目なのだった。 ――――――――――――――――――――― ということで、まずは食事を摂ることになった。 彼女に連れられやってきたのは、某有名しゃぶしゃぶチェーン。彼女にとっては鍋物は一番のご馳走らしい。 「ここ、ロボットがお肉を運んでくるそうですね。…大丈夫ですか?耐えられます?」 「流石に大丈夫ですよ!?」 🕛🕡🕛 「ヴェアアァアァアァアッ!?」 「…どうして…どうして駄目と言えないの…?」 店内に響き渡る絶叫が、トレーナーの頭を悩ませたのは言うまでもないだろう。 ――――――――――――――――――――― 「さて、次はどこへ行くのですか。出来れば叫び声が無いといいのですが」 「カラオケに行こうと「よし分かった帰ろう「なんでぇ!?」 「…まあいいでしょう、さっさと行きますよ。」 「…マスターロゴス「帰りますか?「許してください」 などと言いながらカラオケに到着。 「僕が先に歌っても?」 「もちろん、しかし何を…」 流れ出す『失敗作少女』。 「おい一寸待て「何故ですか「流石に選曲おかしいだろうが」 などと言う声はメロディに消される。…いやしかし、なんとも無駄に上手いものだ。いや、ライブがある以上無駄ではないが。 ――――――――――――――――――――― 「さて、トレーナーは何を歌いますか?」 「この空気で歌えと。まあ構いませんが」 とりあえず、適当に曲を入れた。 「えっ、これは…」 「なんですか、いい曲でしょうが。」 『Hello,world!』BUMP OF CHICKENの名曲だ。 「…まさかこっちとは…大体シュガビタしか見られないのに…」 「好きなのでね。」 ――――――――――――――――――――― 「いや~、楽しかった!」 「それなら何より…しかし、もう遅くなってしまいましたね。」 「あ…気にしていませんでした…」 「構いません、どうせ何をするわけでもないのです。むしろ、しっかり休めましたか?私にとってはそちらのほうが大事なのですが。」 「っ、はい。おかげさまで、ゆっくり休めました。」 「宜しい。では、この辺で。」 「はい、さよなら。…今日はありがとうございました!」 こうして、騒がしい一日は幕を下ろした。 |
+ | 正月フレア、狩歌楽しい |
新年。フレアは実家に帰っていた。…私を連行して。
曰く、彼女の母が私に挨拶したいのだそうだ。何を理由に、とは思いつつも着いて行き、なんやかんやで初詣を終えた。そして。 「狩歌やろう!狩歌!」「OK!」「いやちょっと待ってください」 彼女の兄に遅れてツッコミを入れる。 「なんです、やらないんですか?」 「いや目的が違うしそもそも何故狩歌。」 狩歌。かるたをモチーフにしたテーブルゲームだ。歌を流し、あるいは歌い、その曲の歌詞のカードを取り合う。非常に直感的なゲームである。 「正月はかるたとすごろくでしょう!とにかくやろう!」 準備を始めるフレア。答えは得られなかったが、普段やらないゲームなので参加させていただく。 「…これポルノグラフィティ用の狩歌じゃないですか」 「私がこれしかわからないので。ポルノの曲がわかると聞いて、ついやりたくなってしまったんです。」 なんてことだ、彼女の母が主犯だった。話はどこに行ったのか。ちなみに試合は反応速度と記憶力の差でフレアの兄が圧勝した。 「なのでカタンやりましょう」「いやなんで?」 すごろくじゃない。正月はどこに行ったのか。 「大きい板の上なので実質すごろくです!」 「何を言っているんですか…?」 などと言いつつ、結局押し流された。 カタン。言わずと知れた超人気ゲーム。もはや説明するまでもないだろう。 参加者はフレア、その兄と父、そして私。彼女の母はやりたくないらしい。苦手なのだという。こちらはサイコロを味方につけたフレアが勝ちを掴み取った。 ――― 「…それで。話とは一体?」 その後もボードゲームには誘われたが、肝心の話したいことについては帰り際まで何も言われないので、こちらから聞くことにした。 「ん?ああ、そういう話でしたね。いえ、ただ単にあの子がうまくやっているだろうか、というだけですから。」 「…ならばなぜ何も聞かないのですか?」 「あの子が楽しそうにしているので。後悔してないなら、それでいいんです。」 「大分ゆるい判定ですね?」 「まあ、それは理由の半分くらいで、残りは遊び相手になって貰うためですから。」 トレーナーとは一体。とはいえこちらも楽しませていただいたので軽く流しておく。 帰り道、少し出来事を振り返る。普段やれない大人数のボードゲームは、とてもおもしろかった。 |
+ | 誕生日 |
目を覚ます。頭がいたいのでお茶を飲む。顔に水を被せつつ予定を組む。携帯の画面を見る。
「…今日誕生日じゃん、忘れてた」
4月1日、誕生日であった。ついでにトレーナーからのメール一件、どうも予定は崩壊したらしい。
「こんな早い時間からお祝いですか、ありがとうございます」
「都合の悪いことでもありましたか?」 「いえ、ただ感謝してるだけですよ。こんな日に祝ってくれる人も居ませんから…しかし神楽坂とは」 「ご存知かもしれませんが…まあ、おすすめの場所がありまして」 僕は散歩は好きだ。なんにも考えずにぼーっと道を歩く。小さい頃は母に強制連行されて横浜やら岩美やら上野やらよくわからん感じの場所を連れ回されたものだ。念の為言うが岩美は鳥取旅行のときによっただけである。ともあれ今では母の趣味が移り、休日はよく散歩に出ている。基本的には上野新橋間を放浪している。
さて現在時刻午前8時、JR飯田橋駅前。ここから緩く神楽坂を周るのだろう。
そんなわけでゆるーっと坂道を行く。こういう道は景色の変化があって楽しい…というのが母の話だが、僕と兄はそんなものはどうでもいいから歩くぞといったタイプだった。とは言え流石にこうやってゆっくりしたいときには店が多ければ寄り道もしやすくて嬉しい。ちょっと時間があるからこうやって時間を潰さなければならないらしい。 神楽坂といえば横道。このあたりに来たのは数年ぶりのはずだが、ここら一帯はどういうわけかよく覚えている。夜遊びに来たお偉いさんが殺されないために入り組んだ道になっているとかだったか。ホントなんでこんなことばっか覚えてるのかな。まあいいか。そんなわけで入り組んでいてはぐれかねんのでトレーナーの後ろにひっついて移動した。景色とかは前述のとおりあまり興味ないからね。ともあれ狭い脇道と広い大通りとを往復しつつ神社にそこらの店にと寄り道しては時間を潰した。
現在時刻午前11時半。
「お腹が減ってきたので、昼食にさせてください」 ということで昼食になった。それで向かったのは飯田橋駅方面。嫌な予感しかしない。そしてそれはすぐに当たった。 「…ここ爆盛で有名なとこですよね」 「そうですね」 「僕はそんなに食べないんですけど」 「私が食べるので」 えぇ…?流石にいわゆるチャレンジメニューではなかったがトレーナーはすごい食べてた。 オグリ先輩とかと同レベルとは言わないけどなんかよくわかんない量食べてた、少なくとも僕より食べてた。貴方人間なんですか?真面目に身体能力高いしウマ娘だとしてもおかしくない気がする。おかしいか。しかしこの店思ったより安いんだなあ。
現在時刻午後1時。なんやかんや時間を潰したがまだ時間を潰します。ふらふら歩いていると脇道が多すぎて結構進まない。効率的に時間を潰せる、個人的に好条件の街だ。今度一人で来るか。しかし神社やら寺やら多いなあ…横浜中華街と同じくらいの感覚で並んでないか。中華街そんなに寺は連続してないか。まあ最悪この辺ぐるぐる回っていれば僕は満足できるんだけど。そういえばこの辺でTRPGカフェなるものを見かけた。今度調べてみようと思う。
現在時刻午後2時。どうやらそろそろ目的地に行くらしい。見当はついている。多分あの店だろうなあと。前来たときもあそこに行った…と、着いたか。
「ここですが…やはり知っていましたか」 仕方ないんだ。この店の特徴は紅茶飲み放題のメニュー。要するに、僕のようなお茶大好き星人の集う店なのだ。流石に僕も母に連れられて来たことがある。 そんな訳で店内に入る。まあ格安とはいかん。流石に高い。あとかなり混んでいる。仕方ないな。正直紅茶飲み放題のメニューが好き過ぎてこの程度些事としか思えない。とりあえずフレーバーの説明を読みつつお茶を飲む。正直特別言わなきゃいけないこともない。ちなみにこんなに飲んで大丈夫か確認したがそこは調整済みだという。予め計算してたのかな。そうなら恐ろしい。あとここはティーバッグも売っている。確か意味不明な文と一緒に説明があるんだったか。ちょっとしたネタにはちょうどいい。前来たときは何買ったんだっけなぁ…
午後4時半。トレセン学園近くまで到着。結局2時間紅茶を飲み続けてトレーナーがフルに支払った。いいプレゼントだった。
「さて、誕生日プレゼントです…どうぞ」 いしかもさっきのとこの茶葉じゃないか。支払いのときに買ったのか… 「…亜麻色のミルクティー…」 Happy birthday、と書いてあった。 「こういうのも、悪くないかと思いまして。」 「…ありがとうございます。」 如何せん祝ってもらうのも久々な気がして慣れん。何より予想外過ぎて反応できん。 結局今日はこれでお開きとなった。久しぶりに家族と過ごした休日のようで、懐かしい一日だった。 |
+ | Part1~100 |
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+ | Part101~110 |
+ | Part111~120 |
+ | Part121~130 |
+ | Part131~140 |
+ | Part141~150 |
+ | Part151~160 |
+ | Part161~170 |
+ | Part171~180 |
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+ | Part191~200 |
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+ | Part221~230 |
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