デビル・オブ・エクリプス
全身を走り抜ける昏くも力強い輝き。その中で俺は、我が身に宿した新たなる殲機の名を咆哮する。
一つの拳に握り込むのは、同時に双極の極限に達した“熱”。
これこそが俺の影装。天の日輪をも消し去る終滅の魔拳。
Status
Power:8
Hardness:5
Speed:6
Generate:8(精神高揚状態のまま逆境に突入した場合、+2)
Consumption:3
System:5
「俺の手に掴めるものは何も無く、あったとしても消えていく……」
秋月 凌駕の
影装。発現した能力は、
熱相転移による対象物の消滅。
暖めたグラスを一気に冷却すると皹が割れるように、度を越えた温度の強制相転移によって物質を消滅へと導くという機能。
万物焼滅するほどの超高熱と、絶対零度の超低温を両立したまま対象に叩き込む、という熱力学上において矛盾の消滅攻撃を実現した。
直撃したならば、如何なる硬度、質量を有していようと原子核の崩壊と共に跡形も残ることはない。
総合的な性能に関しても、
輝装状態よりも大幅に向上したパワーとスピードによって、
ネイムレスのような格上の相手とも対等以上に渡り合えるようになっている。
「自身の哲学は自分だけのもの」という当たり前の事実。
「他者にとって見れば、これは異常者の考えに過ぎない」という現実。
そして「誰もが受け入れられるわけのない考えを当然と感じている己は、普通の人間とはかけ離れている」
という大した由来なく強者である自己への不信が形となったのが、この影装。
影装がこのような能力を発現した理由は、
凌駕自身の「自分が展開している哲学(±0を容認する事)の理解者は自分しかいない」という秘めた孤独感と、
「誰一人、この考えに肯定(適応)できる存在はいないのでは?」という自分がフィクションの怪物じみた精神力を
大した理由や来歴なく会得している真実へのジレンマから発生している。
その性質上、燃費は
礼の
影装を除けば作中最悪。
凌駕自身が己を世の中から浮いた存在であると認識しているためか威力の程は文句なく最高性能なのだが、それを差し引いてなお
負に傾くほどエネルギー効率が悪い。
また長時間の戦闘継続は、絶えず不安定なエネルギーを制御している両腕から
自身の崩壊を招きかねないリスクが付きまとう。
ただし凌駕の強靭な精神力が殲機本来の弱点をカバー。神業じみた内部制御によって、継戦能力を補っている。
詠唱
展開ッ!
「認証───汝が陰我を問う」
我、相容れぬ双つの極の狭間に生まれし者なり
右の手には真理と孤高を。左の手には愚想と調和を
されど我、双極諸共手にして歩む者なり───!
「受諾───素粒子生成」
「影装展開開始」
心装ォッ!
影装・皆既滅拳ッ!
- すごく・・・一撃必殺です -- 名無しさん (2015-04-06 01:15:59)
- 設定資料から追記、一部書き換えしました。 -- 名無しさん (2015-04-06 01:22:05)
- つまりメドローア? -- 名無しさん (2015-07-13 02:25:25)
- 超低音…振動かな -- 名無しさん (2015-07-18 02:21:08)
- 高出力だけど継戦能力に問題がある弱点を精神力でカバーって最近どっかで聞いたような・・・(うっ頭が・・・ -- 名無しさん (2016-11-15 18:58:40)
- むしろ二撃必殺だよな -- 名無しさん (2017-03-17 19:02:41)
- 総統は改造してなお過負荷抱えてるのに、完全な素の精神力でデメリットカバーできる凌駕は精神力以外の才能も高いな -- 名無しさん (2017-05-15 21:33:47)
- ↑それは刻鋼式心装永久機関が心ひとつでいかようにもなるものだからであってな?まあ完成した人間な凌駕さんだから生まれ持った才能も身体スペックもかなり高いだろうけども。総統に関しては、普通心ひとつでどうにもならない世界でそれやってるから頭おかしいのであって -- 名無しさん (2017-05-26 09:33:48)
- つっても、ヴァルゼライド閣下と違ってこっちは寿命を縮めないし、最終段階に進化しても既存世界を崩壊させて新世界を作ったりしないからな……。 -- 名無しさん (2017-12-25 23:21:58)
- 既存世界を崩壊させないっていうか崩壊させる法則がまだ誕生しなかっただけというか。 -- 名無しさん (2018-10-28 14:05:31)
- うーむ、暴走したら腕から消滅とは言うけど…あまり光景が想像できない…… -- 名無しさん (2020-05-02 00:47:19)
- ゼロインの中だと詠唱が一番印象に残ってる -- 名無しさん (2021-03-03 00:18:54)
最終更新:2023年07月19日 08:46