忍√……
EAに蔓延する人体に危害を加えられる謎のウィルス。
巨大クラン・ブリューナクと、新興クラン・士道神風団のエスカレートしていく対立。
急激にキナ臭くなっていくゲームの世界において、
危険を承知の上で、零示はその仕掛け人――敵国を幾つも転覆させた煽動者であり、数多の屍を踏み越えてきた鬼、
CIAの工作員・
ラプターとの接触を図る。
コードネームを告げられた少年は、天使のような麗しい仮面を脱ぎ捨て……
獲物の真贋を確かめるべく武器を構える。
一対一の決闘――そこで零示に語られたのは、
日常を、平和を嘘くさいとしか感じられない、血生臭い戦場を求める獣の経歴だった。
本編より
「……俺はね。生まれた時から平和という状態に耐えられないんだ。
それが目に見える形で現れたのは幼稚園の頃……訳もなく自分以外の子供を全員半殺しにしてしまったんだ。
血の海で俺は安心したように笑っていたらしい」
「きっと本能で知っていたからなんだと思う。
目を開けば飛び込んでくる真っ白で大きな家や青空を飛ぶ鳩、花々で飾られた庭、家族の笑顔……
平和が、いかに薄っぺらい嘘かって事をね」
「だって今日も、世界はこんなにも悲鳴に満ちている───
聴こえるんだよ俺の耳には……今もこうしてこんな静かな日本にいても、その阿鼻叫喚の喧騒がね」
その一語一語には、滴る血糊めいた妄執が塗されていた。
猛りも荒ぶりもしない、静かで落ち着いたその語調……
それだけに、今この男が見せているのは演出ではなく、紛れもない内面の吐露だという事を実感する。
「だから血も流れないゲームなんて俺には要らない見たくない
──みんなもっとマジになろうぜ?」
さも不本意そうに、そんな事を言ってのけた。
あっさりとして語調ながら、何かの歯車が致命的に狂った言葉を。
こいつが過去、その手を数え切れないほど血に染めてきたという事を理解した。
戦場という名の地獄に行住坐臥、その魂を遊ばす悪鬼なのだと。
そいつを前に───
「ああ、そうだな。おまえはこんな場所で遊んでる玉じゃねえ。つくづく似合わねえよ」
「今すぐEAから消えやがれ。さもなきゃ、オレが叩き出してやる」
オレは怖じることなく、そう不退転の宣言を放った。
- 零示の言い分が全てよな…アッハイならそちらにお帰りくださいとしか言えないわ -- 名無しさん (2020-06-23 15:31:20)
- 個人的にはエロ武器にはどうにも場違いな印象が否めなかったなエヴァンさん -- 名無しさん (2020-06-23 17:52:37)
- 忍ルートは誰も死なないEAという場所を守るためにレイジが奮闘する話だから、エヴァンの場違い感が最高に活きてたよね。だからこそのラスボスだし -- 名無しさん (2020-06-23 17:58:57)
- やっぱり死んじゃうこともあるけど(バグスター)として復活できる、仮面ライダークロニクルがナンバーワン! -- 名無しさん (2020-06-23 18:50:24)
- 甘粕がアップを始めました -- 名無しさん (2020-06-23 18:56:31)
- みんなもっと本気になろうぜ? -- 名無しさん (2020-06-23 19:03:48)
- ジャンル違いそのものだからなぁ。ガチ・エンジョイ勢からみても溜まったもんじゃない -- 名無しさん (2020-06-23 19:37:03)
- ジャンル違いがのさばってんじゃねぇ!!みたいなもんだろお隣の -- 名無しさん (2020-06-23 20:06:37)
- 真栄城にしろブリューナク兄妹にしろ神崎にしろ根っこにあるのは『このゲーム楽しいよね』だから『所詮ゲームにマジになってどうすんだよ』なエヴァンや佐伯は明確に敵なんだよな、テーマだけでなく皆でエンジョイしていたところをガチのテロで台無しにしようとするなら誰だろうとキレる。 -- 名無しさん (2020-06-23 20:37:17)
- ↑4所詮ゲームだったとしても本気おじさんは熱量を認めるんじゃねぇかな -- 名無しさん (2020-06-23 20:41:02)
- カッスもだけど、本気でゲームにのめり込んでるならおじさんは認めてくれそう。ただハメ技とかバグ技とかもガンガン使えよ!とか言いそうだが… -- 名無しさん (2020-06-23 22:12:49)
- なぁどうしてチートを使わなかったんだ? -- 名無しさん (2020-06-23 22:16:15)
- 切断厨はNG -- 名無しさん (2020-06-23 22:19:57)
- なおバカップルがマジにクリアに取り組んだ結果リアルで流血なんてしない無双モードに入る模様 -- 名無しさん (2020-06-24 03:30:00)
最終更新:2021年02月26日 01:18