「何だそりゃ、何だそりゃ、何だそりゃぁよォ!?
ほんと最高だよ、どこまでおまえはカッコいいんだ───ッ!」
「すげぇよ……見てるだけで判るぜ、段違いじゃねえか!
虚仮威しでもブラフでも何でもない、土壇場でおまえは奇跡を掴み取りやがった!!」
「そんな展開、現実にはないんだぜ?
死を前にした覚醒からの逆転劇、創作物以外でそんなものまで……!」
「まさか────ただ、戻っただけだ」
強化された訳ではない。これは単なる補修だった。時計に紛れ込んだ砂を取り除き、ほんの少し油を差したに過ぎない。
だが、僅かそれだけで見違える。敗北の淵から蘇らせ、勝機を取り戻させるほどに。
「終わりだ、アイザック。三本指の贄となれ」
絶命の寸前で奇跡を掴み取り、全盛期の力を取り戻したトシロー。そんな彼の姿に興奮したアイザックが、トシローへの憧れを叫んだ台詞。
まだだ、まだ届かない、まだ先がある。そう信じていると……
砕けようが、壊れようが……もっと、もっと、もっと先へ。
疾走する心が肉体を置き去りにするまで限界を超えて超えて超えて、
現実の縛りが己の存在を崩壊へ導こうとも、知らぬ構わぬと……彼は自分に妄執をかけ続ける。
鮮血を迸らせ絶叫しながら、前進を止めぬその姿は、まさしくアイザックという男の魂を象徴する光景だった。
以下本編より抜粋
「────勝つぜ、トシロー。俺は、おまえを超越したい」
「そうさ。俺は、三本指に成りたい……!その伝説を受け継いで、不死の旅路を歩みたいッ!」
「あの日見た憧れは、俺の生きる目標になった。
それを形にしたいんだ。唯一無二だって、示したい……!」
「灰色の心臓は永遠に続く。
縛血者が吸血鬼を目指すための切符なら、吸血鬼はいったい何を目指すべきものなのか───!」
「あるんだ、答えがッ!歩き続けられるんだよ、ずっとッ!
死体になど成らない、目標へ歩み続けることができるッ。
停滞こそ死だ!動き続けるってことが、生きてるってことだろうがァッ!」
「こう生きて、そう死ぬために。俺は歩み続ける。
無限の旅路へ続く切符を、今こそ、俺はッ、この手にィィイ───」
「おまえのように、俺は量産品を超えるんだよ────!」
「超越者ァァァアアアアアアッ!」
- ※ラスボスのセリフです -- 名無しさん (2015-09-08 17:33:12)
- ↑間違えた -- 名無しさん (2015-09-08 17:34:55)
- ↑いや、あってるのか?ラスボスってルートの最後の敵なのか、全ルートの最後に出てくる敵のことなのか分からなくなった (´・ω・`) -- 名無しさん (2015-09-08 19:29:39)
- ニナ√に限って言えばラスボスで合ってるんじゃないか? -- 名無しさん (2015-09-08 19:55:06)
- ↑2 そいつを倒せばエンディングというボスが「ラスボス」だからあってるよ -- 名無しさん (2015-09-09 00:35:10)
- 主人公っぽいラスボス…いつものlightだね -- 名無しさん (2015-09-09 10:54:35)
- 主人公が覚醒するんだから敵も覚醒するに決まってるだろ! -- 名無しさん (2017-03-09 18:06:20)
- ↑3一応ニナルートもラストはバイロンなんじゃないっけ…大物感はすでに皆無だったが -- 名無しさん (2018-06-15 12:16:18)
- 最後の敵って言ってもこのルートのバイロンはエナジードーパンド的なあれだから。 -- 名無しさん (2018-08-20 14:21:08)
- 本当に意味不明な強さを誇る謎の存在だったな……(アイザック -- 名無しさん (2020-06-18 08:00:33)
最終更新:2021年09月28日 22:17