救ってあげるのは、この私だと言ったでしょうが!

発言者:魔女
対象者:キャロル・ザ・ウィッチ


地獄の中、それでも自分達の行いで一人の少女の魂を救えていたという事実と
その事実を自身を救ってくれた恩人に伝えられた事で、角鹿とキャロルの魂を祝福の歓喜が満たしていく。
そしてそんな己の内に入り込んだキャロルの希望に対し、救世主となることを誓った魔女は吐き捨てる。


「ああ、気持ち悪い」


「そんなみすぼらしい光など要らないのよ。何を勝手に救ったり救われたりしているの?
  救ってあげるのは、この私だと言ったでしょうが!」


情を持つ人間ならば感じ入るものがあるであろうその光景を前にして、
自らの愛によって世界を救うと豪語した魔女の心を満たすのは、自らに反逆した道具に対する怒り

「この私の絶対愛(アガペー)こそが真実至高、疑いのない人類愛と言えるものなのよ。
  一々おまえたちが愛や絆と呼び合う迷妄など、脳髄が分泌する快感物質に酩酊した性欲の美化、
  自己中毒の錯覚でしかない! 現実に還れ酔っ払いどもがァァ!


そうして魔女は己が救世主へと成るために乗り越えねばならぬ絶望をキャロルへと逆流させる。
私の人類に対する愛はこれらの絶望さえにも打ち克つ程に深い物なのだと言わんばかりに。

――取るにも足らぬ、汚らわしい自己中毒の酔っ払いによって自らの悲願が打ち砕かれるとは夢にも思わずに……




  • 世界にとっては至門おじさんが救世主になってしまうという秀逸なオチ -- 名無しさん (2019-05-17 00:08:51)
  • ↑いや、こいつが作ろうとしていた世界は確かに理想郷と言って良かったからそういう意味で言えば至門は救世主というよりは背教者と言うべきなんじゃねぇかな? -- 名無しさん (2019-05-17 00:12:41)
  • とりあえず、「ざまぁみやがれ、この酔っぱらい」と言っておこう(至門にしがみつかれて全てが御破算になった魔女にNDKの目線を送りながら) -- 名無しさん (2019-05-17 00:40:14)
  • ロリBBALOVEのオッサンから逃げるために来世は商国の年増BBAに転生した訳ですね、中の人的に -- 名無しさん (2019-05-17 20:42:33)
  • 自己中毒の酔っ払いはぶっちゃけコイツ自身にも返る言葉よね。しかもそれを自覚すらしていないときた -- 名無しさん (2019-05-18 22:56:32)
  • そこが萌えポイントだろ -- 名無しさん (2019-06-06 11:35:47)
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