俺の闘いは、終わった……終わりに、できた……

発言者:角鹿 彰護


トゥルー√―――暴走の果て……キャロルを取り込み、聖遺物の弾丸に撃ち抜かれ生を終えたはずの角鹿は、不思議な感覚の中目覚めた。
そこは、あまりにも安らぎに満ちた場所。暖かさに抱擁されながら、彼はもう一人の存在を知覚する。

キャロル……相棒(どうぐ)としてここまで共に地獄を駆け抜けてきた“魔女”の少女。
彼女と一体化した今、角鹿には感じ取れることがあった。
――この少女は、自らの前に現れるべくして現れたのではないか。
それに、自らの真実に辿り着いたキャロルも、穏やかに頷きを返す。
――全ては偶然なんかじゃない。七年間、あなたがこの地に戻るのを、私はずっと待っていた(・・・・・)
キャロルの裡の真実を問いかける角鹿に、キャロル──いや、あの日の少女(・・・・・・)は告げる。


「あなたはもう、それを知っているはず。ただ、思い出すだけでいい」

「私はいつも、あなたとともにいたのだから」





  • 成り果てるのが外道な復讐者か力と秩序の歯車かという違いはあれど、アレクサンドルと同じで、命は救えずとも心は救っていたのにそうと気付けなかった正しく優しい人間だったんだなぁ。 -- 名無しさん (2021-03-01 08:46:44)
  • 昏式・高濱ラインのキャラは潔癖で卑屈すぎて、綺麗事や都合がいいことを信じきれず、認められなかったりで拗らせたキャラ多い・・・ -- 名無しさん (2021-03-15 13:43:48)
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最終更新:2021年03月15日 13:43