第5試合
ナカハシヒロシ 対 前川敦子
ナカハシヒロシ 対 前川敦子
ナカハシは25歳。185cm 105kg。新東京プロレス出身。プロレスの天才と呼ばれるオールラウンダー。
前川敦子は20歳 162cm、体重非公開。キューティ・レディース屈指の人気女子レスラー。
前川敦子は20歳 162cm、体重非公開。キューティ・レディース屈指の人気女子レスラー。
リング上
自信たっぷりの表情の敦子。コスチュームは何とゴールドのマイクロビキニ。
露出の多いヒップを客席に向けてふりふりしファンサービスに余念がない。
自信たっぷりの表情の敦子。コスチュームは何とゴールドのマイクロビキニ。
露出の多いヒップを客席に向けてふりふりしファンサービスに余念がない。
対するナカハシ。
これまでメディアで目にする彼女らのこうしたパフォーマンスを実力の無さをごまかすものとバカにしていた。
しかし、いまはどうだ。
セクシーなコスチュームに身を包んだ小柄な美女がやけに巨大に見える。
しかし、いまはどうだ。
セクシーなコスチュームに身を包んだ小柄な美女がやけに巨大に見える。
それもそのはず。
一緒に最強を目指していた同志たちが彼女らに無惨に敗れ去るのを目の当たりにしているのだ。
一緒に最強を目指していた同志たちが彼女らに無惨に敗れ去るのを目の当たりにしているのだ。
彼女らが今日に備え、戦い方を変えてきたわけではない。
いつも通りのセクシーコスチュームやコスプレ姿でセクシーアピールをしながらのファイト。
いつも通りのセクシーコスチュームやコスプレ姿でセクシーアピールをしながらのファイト。
なのに、ほとんど無傷で心を折られたタカギを除く3人はそれぞれ徹底的に痛めつけられ病院に直行しているのだ。
ナカハシは恐怖していた。
カーン!!
ここでゴング。
ここでゴング。
第5試合の開始。
敦子がつかつかとナカハシに向かって歩みよる。
オーラが違う!!
ナカハシは足がすくんで動けない。
ナカハシは足がすくんで動けない。
敦子は腰に手を当てニコッと笑いながらナカハシの顔を覗き込む。
『ねえ、もうどうすればいいかってわかってるでしょw』
『は、はい!!』
ナカハシはマイクロビキニ姿の美女、敦子の足もとに土下座し頭をマットに擦りつけた。
『ギブアップです、ゴメンなさい。。。』
『キャハハ!!最初っからみんなそうすれば良かったのよ♪』
ナカハシの頭を踏みつけながら敦子が笑う。
いきなりの戦意喪失のナカハシに女性ファンたちも失笑だ。
『負け犬ー♪』
と女性ファンの罵倒の声。
『負け犬ー♪』
と女性ファンの罵倒の声。
そんな屈辱よりも痛めつけられることへの恐怖が勝っているナカハシは必死に頭を擦りつけ続ける。
『でも、土下座はさっきのお兄さんもしてくれたからなーwなんかもっと面白い謝り方出来ないの!?、
あッ!!そうだ♪負け犬なんだからさー。犬みたいに三遍まわってワンしてよ』
と敦子。
あッ!!そうだ♪負け犬なんだからさー。犬みたいに三遍まわってワンしてよ』
と敦子。
『そ、そんな。。。』
思わず顔をあげ戸惑うナカハシ。
思わず顔をあげ戸惑うナカハシ。
『えー!?嫌なの??じゃあ試合開始ー♪』
とファイティングポーズを取る敦子。
とファイティングポーズを取る敦子。
それをみたナカハシは慌ててグルグル廻りはじめる。
『ワン!!』
『ワン!!』
その滑稽な姿に女性ファンたちが指さして大爆笑。
『今度はチンチン!!』
と命じる笑って敦子。
『はいっ!!』
必死に犬のチンチンのポーズを取るナカハシ。
必死に犬のチンチンのポーズを取るナカハシ。
敦子もその無様な姿をみて大笑いだ。
『キャハハw じゃあ、そろそろ許してあげるか♪』
言うと敦子はナカハシに犬の降参のポーズを命じた。
言うと敦子はナカハシに犬の降参のポーズを命じた。
腹を見せ仰向けに転がるナカハシ。
その胸のあたりをゆっくりと踏みつける敦子。
そして
『カウント』
とレフリーに促す。
『カウント』
とレフリーに促す。
確かに仰向けに転がっているナカハシの両肩はマットについている。
『みんなも一緒にねー!!』
ナカハシを踏みつけたままセクシーポーズをきめた敦子が観客にアピール。
ナカハシを踏みつけたままセクシーポーズをきめた敦子が観客にアピール。
レフリーのカウントに合わせ
『ワン!!ツー!!スリー!!』
場内から一斉のコール
『ワン!!ツー!!スリー!!』
場内から一斉のコール
敦子もそれに合わせて腰をふったり胸を寄せたり大サービス。
スリーカウント!!
試合終了のゴングが鳴らされた。
対抗戦 第五試合
○前川敦子
(3分00秒 体固め??)
×ナカハシヒロシ
○前川敦子
(3分00秒 体固め??)
×ナカハシヒロシ