白鴉城、設定街区
刻封獄事件
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刻封獄事件
10年ほど前、鴉たちの調査の中で、孔の底のある一帯に大量の彫刻群が発見された。あまりに精巧に作られた闇背負いと逃げ惑う鉱床作業者たちの彫刻で、かつて鉱床が活動していた頃の闇背負いの脅威を映した彫刻群だと考えられ、調査が進められた。当然ながら、その実態は彫刻などではなく、その一帯ごと刻の狭間に封じられた闇背負いと被害者たちの肉体であった。調査を行う鴉たちがそれに気づく頃にはすでに遅く、正常な刻の流れに強く触れた刻封獄は本来の刻の流れを取り戻した。刻の流れの合流による衝撃波と封印から解けた大量の闇背負いにより、その場にいた鴉はほぼ全滅、追って派遣された討伐部隊にも甚大な被害が及んだ。刻の封印から解かれた過去の住人たちも当然のように生き残ることはなかった、そう考えられている。