白鴉城、設定街区
黒夜教
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黒夜教
かつて1人の男が闇にまみえ、闇に心酔した。彼は闇に認められることを望み、そうして、闇背負いとなったが、彼は自我を残しており、闇に認められたのだと狂喜したのだった。彼に影響された僅かな人間が、彼に従い、闇に認められようと集まり始めた。殆どは闇に呑まれ、意識ない闇背負いとなったが、彼らの希求は止むことがなかった。より確かな闇を求めて、そして自らがより深く闇に認められるため、大司教の下に黒夜教の名を冠した彼らは進み続ける。
夜御使(やみつかい)
夜背負いは由の知れぬ怪物であり、人が闇背負いとなるとしてもその自我は消え果てるのが常である。しかし、稀に意識を残し、闇背負いでありながら自我を保つ個体が発生することがある。黒夜教は、これを闇に認められた夜御使なのだとして崇める。夜御使が誕生すると黒夜教はそれの下に現れ、黒夜教の邁進のため、その力を乞う。黒夜教の下に集った夜御使の中で特に力持つものは司教の称号を受ける。
黒夜教の隆盛
旧区封鎖事件は、黒夜教にとって大きな転機となった。類を見ない大量の闇背負いの襲撃は、多くの人々に闇に対する畏れを抱かせた。そして、畏敬する闇に近づき認められようとする者だけでなく、闇に認められようとする者に縋り闇への恐怖から逃れようとする者が、多く黒夜教に集ったのだ。黒夜教は今もなお決して大きな組織ではないが、闇に近づこうとするその一点において鴉にも対抗し得る力を獲得したのだ。