観察者のメモ帳

ハードウェアの安全な取り外し

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Windows 2000やXPで、パソコンにUSBフラッシュメモリーなどのUSB接続の機器を挿すと、タスクバーの通知領域に「ハードウェアの安全な取り外し」のアイコンが出てくる。これを使ってハードウェアを停止すれば、停止したハードウェアにつながるUSBケーブルを安全に抜くことができる。「ハードウェアの安全な取り外し」のアイコンが出てくるのはUSB接続の機器に限った話ではなく、ホットプラグ対応である機器、つまり「電源が入っているときでも抜き差しできる」機器を接続しているときだ。

これらの機器は「電源が入っているときでも抜き差しできる」とはいっても、「いつでも好きなタイミングで抜いても構わない」というわけではない。たとえば、USBフラッシュメモリーにファイルを保存し、データを書き換えている途中で抜いてしまうと都合が悪い。データにアクセス中かどうかを示すランプがついているものはランプが消えているときに抜けばいいが、タイミングが悪く、抜く直前にアクセスされないとも限らない。

そこで、ハードウェアにアクセスしないことを保証するため、「ハードウェアの安全な取り外し」の操作を行う。何らかのプロクラムでファイルやフォルダを開いているときにこの操作を行うと、取り外しできないことを示すメッセージが表示される。そうでなければ、取り外しできることを示すメッセージが表示され、プログラムはそのハードウェアにアクセスできなくなる。これにより、安全に取り外しができるようになる。

逆に、その機器にアクセスしないことが確実である場合は、「ハードウェアの安全な取り外し」を行う必要がない。たとえば、コンピューター本体の電源を切っている状態では全く通電していないので、抜こうが挿そうが全く問題ない。「ハードウェアの安全な取り外し」を行えば安全だが、行わなければ危険だということにはならない。

なお、ホットプラグ対応でないケーブルでつながった機器は、コンピューターの起動中にケーブルを抜いたり、その機器の電源を切ったりしてはいけない。
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