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第三話 「首領達とバトルを」 (1)
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匿名ユーザー
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「どうするのよ?」
オルニアは男達の方を睨みながら、アイドに尋ねる。
「とりあえず、中に入ろう。前も後ろも、となると、ただじゃ済まなさそうだし。まぁ、中でも待ち伏せてる可能性があるけど、そうはいないはずだよ。相手は外で仕留めるつもりだろうし」
述べられた推論を受け入れ、小屋に入ろうと振り返る。が。
「……参ったね~。いつの間にか完全包囲」
ずらりと並ぶ男達。扉の前に立つ男が口を開いた。
「何者だ?」
「……名乗るつもりは」
「僕はアイド。アイド=モレイト。こっちはオルニア=トッカ」
勝手に紹介された。アイドを軽く睨みつけておく。
「どうしてここに攻めに来た」
隠すまでもない。理由など、考え得る限り一つしかない。
「今金欠だから、よ。あなた達を捕まえて、犯罪管理所に突き出せば報酬がもらえるし、あなた達が貯めた金品があれば当分やっていけるし」
「……そうか」
男は小さく呟いて、手を振り上げた。
それがどうやら合図だったらしい。他の男が一斉に来る。オルニアは短剣を、アイドは二本の剣を構え――
男達が上空に吹き飛んだ。かなり高く舞い上がり、引力に逆らえず地面に落下、激突。一気にほとんど戦闘不能の状態になる。
「な、何?」
オルニアが目を丸くしていると、
「あ、リラー!」
アイドの叫んだ方に目を向ける。向こうから、漆黒のローブがやってきた。
「大丈夫か?」
どうやら先ほどのあれはリラーの魔呪だったらしい。オルニアの知識にある中で思いついたのは、おそらく高密度の空気を撃つ中位魔呪“重気拳(エアリアルフィスト)”。ただ、あれほどまでの威力、範囲で行うのは至難の業のはずだ。
そんなことを考えているオルニアをよそに、アイドは元気いっぱいに答えた。
「うん、大丈夫だよ!」
一応、オルニアも返しておく。
「助かったわ」
三人は小屋の方に注意を向ける。まだ数人の男達が、そこに立っていた。今のを目の当たりにして、多少戸惑ってはいるが、隙というほどのものは現れない。訓練はされているようで、先ほど立ち合った男達と比べて武器の構えが堂々としている。
「それじゃ、始めよっか」
アイドの軽い口調が、戦闘の開始の合図であった。
オルニアは男達の方を睨みながら、アイドに尋ねる。
「とりあえず、中に入ろう。前も後ろも、となると、ただじゃ済まなさそうだし。まぁ、中でも待ち伏せてる可能性があるけど、そうはいないはずだよ。相手は外で仕留めるつもりだろうし」
述べられた推論を受け入れ、小屋に入ろうと振り返る。が。
「……参ったね~。いつの間にか完全包囲」
ずらりと並ぶ男達。扉の前に立つ男が口を開いた。
「何者だ?」
「……名乗るつもりは」
「僕はアイド。アイド=モレイト。こっちはオルニア=トッカ」
勝手に紹介された。アイドを軽く睨みつけておく。
「どうしてここに攻めに来た」
隠すまでもない。理由など、考え得る限り一つしかない。
「今金欠だから、よ。あなた達を捕まえて、犯罪管理所に突き出せば報酬がもらえるし、あなた達が貯めた金品があれば当分やっていけるし」
「……そうか」
男は小さく呟いて、手を振り上げた。
それがどうやら合図だったらしい。他の男が一斉に来る。オルニアは短剣を、アイドは二本の剣を構え――
男達が上空に吹き飛んだ。かなり高く舞い上がり、引力に逆らえず地面に落下、激突。一気にほとんど戦闘不能の状態になる。
「な、何?」
オルニアが目を丸くしていると、
「あ、リラー!」
アイドの叫んだ方に目を向ける。向こうから、漆黒のローブがやってきた。
「大丈夫か?」
どうやら先ほどのあれはリラーの魔呪だったらしい。オルニアの知識にある中で思いついたのは、おそらく高密度の空気を撃つ中位魔呪“重気拳(エアリアルフィスト)”。ただ、あれほどまでの威力、範囲で行うのは至難の業のはずだ。
そんなことを考えているオルニアをよそに、アイドは元気いっぱいに答えた。
「うん、大丈夫だよ!」
一応、オルニアも返しておく。
「助かったわ」
三人は小屋の方に注意を向ける。まだ数人の男達が、そこに立っていた。今のを目の当たりにして、多少戸惑ってはいるが、隙というほどのものは現れない。訓練はされているようで、先ほど立ち合った男達と比べて武器の構えが堂々としている。
「それじゃ、始めよっか」
アイドの軽い口調が、戦闘の開始の合図であった。