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ル・フウ

名前:LeFou
デビュー:『美女と野獣』(1991年)

概要

町の人気者ガストンの腰巾着で、いつも彼に良いように使われているドジでマヌケな小男。コミカルな見た目をしており、他の人間キャラクターと比べるとカートゥーンのようなスタイル。

ガストンをヒーローとして尊敬しており、彼に酷い目に合わされても忠誠を誓っている。何をやっても痛い目に遭ってしまうが、民衆を率いてモーリスを追い詰める際にはきちんと成功するなど、大事なところはきちんと締めている。ガストンが町一番の美女ベルに求婚した際には、無理だろうと考えるなどまっとうな意見を持つことも少なくない。

ル・フウとはフランス語で「イカれた奴」というニュアンスがある。

歴史

初期バージョンでは、ウディ・アレン*をイメージしたキャラクターとなっており、声も本人にオファーする予定だった。作詞家のハワード・アシュマンと作曲家のアラン・メンケンがストーリーに関わるようになってル・フウのキャラクターが変化するにつれて、イメージが変化していった。

キャスティングはジェス・コルティに変更となり、彼は英語とスペイン語でル・フウの声を担当した。

エピソード

美女と野獣

狩猟旅行から帰ってきたガストンは子分のル・フウに、町一番の美女ベルに求婚すると宣言。しかし、ベルはガストンに関心を示さず、発明家の父モーリスをからかわれたことに怒る。ガストンはベルのコテージを訪れ、ル・フウたちを玄関にスタンバイさせて格好良くプロポーズを成功させようとする。ガストンはやはりベルに断られ、泥沼に落ちて恥をかいてしまう。ガストンは何としても彼女を自分のものにしようとする。

ガストンが酒場で仲間と飲み騒いでいると、モーリスが慌てて駆け込んでくる。モーリスは恐ろしい野獣にベルがさらわれたと騒ぐが、ガストンと仲間たちはモーリスの頭がおかしいとからかう。モーリスが酒場を出た後、ガストンは頭のおかしいモーリスを利用すればベルにプロポーズできるのではないかと考える。そこで悪徳医者のムッシュー・ダルクに嘘の診断をさせて、モーリスを精神病棟へ入れようと企む。モーリスとベルが自宅へ戻ってくると、さっそくムッシュー・ダルクがモーリスのもとを訪れる。あくまでも野獣が存在すると言い張るモーリスを守るため、ベルは野獣にもらった魔法の鏡*で野獣の存在を証明する。ガストンは野獣に惚れているような口ぶりのベルに腹を立て、ベル親子を地下室に幽閉し、村人を奮い立てて城へと野獣の討伐へ向かう。

野獣の城*へ辿り着くと、ル・フウや村人たちは家財道具に姿を変えた城の使用人によって追い出されてしまう。

その他

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出』では、最後の記念写真の場面のみに登場する。

ゲーム

ディズニー スピードストーム

2023年9月28日に開始したシーズン4から登場した、「美女と野獣」のレーサーが装備できるレアリティ「エピック」のクルー。名称は「ル・フウ」。

ガストンの専用クルーであり、全ステータスと専用スキル「トロフィーハント」の性能を向上させる。さらに、スタートスキル「シールド」を持った状態でレースをスタートできる。

登場作品

1990年代

1991年
美女と野獣




2000年代



2010年代

2019年
ディズニー マジックキングダムズ ※ver3.8.0:2019年3月追加

2020年代





実写

美女と野獣』(2017年)では、ジョシュ・ギャッド / 藤井隆が演じる。直接的な表現はないが、ガストンに同性愛の感情を抱いている。演じるジョシュのアイディアにより善人の要素が追加されており、エスカレートするガストンを諫めたり、ポット夫人に悩みを告白するシーンが追加されている。

タグ:

キャラクター
最終更新:2024年09月08日 18:48