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大公

名前:The Grand Duke
デビュー:『シンデレラ』(1950年)

概要

国王の城国王に仕える大公。

癇癪持ちでマイペースな国王にいつも振り回されており、何かとクビにすると脅されている。国王の無茶な要求にもしっかり応える忠実さを持つ。

エピソード

シンデレラ

国王は息子のプリンス・チャーミングがなかなか結婚しようとしないことにやきもきしていた。そこで花嫁候補を探すため、王子の帰国祝いという名目で国中の娘を国王の城に招いて舞踏会を開くことにする。国王は突然今夜の開催を主張し、大公はてんてこ舞いになる。

舞踏会が始まっても王子は女性に関心を持たず、国王は落胆する。その時、王子はある美しい女性に心を奪われ、声を掛けて踊り始める。真夜中の12時になると、彼女は慌てて城から逃げるように去っていった。王子が名前も知らないその女性との結婚を望んだことから、国王は彼女の残したガラスの靴をもとに捜し出せと大公に命じる。

大公は国中の娘の家を訪ねてガラスの靴のサイズに会う足かどうかを確かめることとなった。寝不足でシンデレラの屋敷に訪れた大公はその家のトレメイン夫人の娘アナスタシアドリゼラに靴を試す。合わずに帰ろうとしたその時、奥からシンデレラが現れる。彼女に靴を履かせようとした時、従者が転んでガラスの靴を割ってしまう。嘆き悲しむ大公にシンデレラが微笑み語りかける。「私、もう一足のほう持ってます。」

シンデレラと王子はめでたく結婚することとなり、国王と大公は彼らを祝った。

シンデレラII

第1話「Aim to Please」では、ハネムーンから戻ったシンデレラは国王から一人で晩餐を取り仕切るように命じられる。大公や王子は国王と重要な会議に出なければならず、彼女を助けることができない。

国王と王子が帰って晩餐会が始まると、王家の伝統はシンデレラによって大胆にアレンジされていた。国王は驚いたが、シンデレラのアイディアが功を奏して彼を大いに喜ばせた。厳しい家政婦のプルーデンスも彼女の手腕を認めるのであった。国王は堅い大公とプルーデンスにもダンスを楽しむように言い聞かせる。

第2話「Tall Tail」では、シンデレラと大公が春の訪れを祝うお祭りの実行委員とともに準備をする。大公は実行委員のメンバーのヒューという男性に仕事を任せる。

夜になると、祭りに出席した国王は大公と一緒に大好きな像に乗って楽しむ。象が暴れ出すアクシデントによって大公はテントに吹っ飛ばされてしまう。

シンデレラIII 戻された時計の針

シンデレラと王子は幸せな結婚記念日を過ごしていたが、シンデレラの意地悪な継母トレメイン夫人がフェアリー・ゴッドマザー魔法の杖を悪用し、時間を巻き戻してしまう。

舞踏会の翌朝、大公はガラスの靴の持ち主を捜し出す。王子は国王とフェンシングをしながら待つ間、両親の出会いの時と同じく、自分も彼女の手を取った瞬間に運命の相手だとわかったと話す。王子に紹介されたアナスタシアという女性は王子に聞いていたのと違って気品がなくダンスも下手な女性であった。トレメイン夫人も結婚式の内容に注文をつけ、大公はイライラを募らせ始める。

結婚式の準備をしている最中、王子が突然城を飛び出していってしまう。必死に止めようとする国王と大公だったが、国王は何かを察すると王子を追うことをやめた。しばらくすると王子が本当に昨日一緒に踊った女性(シンデレラ)を連れて帰ってきた。アナスタシアの母親トレメイン夫人が黒幕であることを知った国王は彼女を捕らえるように命令を出した。彼女と娘たちは既に姿をくらましており、改めてシンデレラと王子の結婚式が執り行われることとなった。

結婚式が始まると、シンデレラに扮したアナスタシアは王子との結婚を拒否し、本当の愛のある結婚を望み出す。怒ったトレメイン夫人とドリゼラはアナスタシアをカエルに変えようとするが、王子が魔法を跳ね返して自分たちがカエルになってしまう。アナスタシアは杖を拾い上げて元の姿に戻ると、ゴッドマザーに杖を返却した。

シンデレラとアナスタシアは和解し、改めて王子との結婚式は行われることとなった。

登場作品

1950年代

1950年
シンデレラ

2000年代




2010年代




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キャラクター
最終更新:2022年10月18日 00:19