Bao
原題:Bao
公開:2018年4月21日
時間:8分
監督:
ドミー・シー*
ストーリー
息子が家を出て、夫と二人で暮らしている中国人のお母さん。彼女が食べようとした手作りの肉まんに命が宿り、お母さんの日常は生き生きとしたものになった。好奇心旺盛な肉まんの
バオを溺愛して育てるお母さんだったが、バオは反抗期を迎え、最終的には人間の婚約者を連れてきた。彼女と家から立ち去ろうとする姿を認めたくないお母さんは思わずバオを一口で食べてしまう。
ショックで泣き出すお母さんだったが、バオとの日常が夢であったことに気づく。お母さんが目を覚ますと、かつて家出していったバオそっくりの息子が訪問する。お父さんに促された息子はお母さんとの和解を申し出る。家族は再び一つになり、息子が連れてきた婚約者と一緒に肉まんを作って過ごす。
概要
ドミー・シー*はピクサーの短編史上初の女性監督となった。
中国*にルーツを持つ彼女は、『桃太郎』のように、
アジア*でしばしば見られる食べ物から命を宿すキャラクターから着想を得たという。
『
私ときどきレッサーパンダ』には、チャイナタウンのレストランの看板に本作のロゴが描かれている。また、本作に登場する逆さになった「福」と書かれた赤い装飾も同作に登場する。
歴史
『
インサイド・ヘッド*』(2015年)でストーリー・ライターを務めたシーは
トロント*で育った経験を活かし、一人で2年間『Bao』に取り組んだ。愛は言葉ではなく行動で表すという
中国*の文化に則り、台詞がない作品になることは早い段階で決まっていた。
シーは当初自分の考えたストーリーがピクサーにしては暗すぎるのではないかと考え、リライトしたものを師匠の
ピート・ドクター*に見せた。ドクターは「自分のスタイルを押し通すことを恐れなくていい」とアドバイスし、本来のストーリーを採用するように薦めた。
キャラクター
スタッフ
情報集計中…
収録ソフト
最終更新:2024年09月09日 09:29