FL13

フラスカ FL13
Fraska FL13
仕様
種別 自動小銃
運用者 ファタ・モルガナ帝国
製造者 ファタ・モルガナ帝国
フラスカ銃器会社
設計年 1700年
設計者 ルースタシー・フイネル
製造期間 1701年 -
運用期間 1701年 -
製造数 2000万挺以上
諸元 目次
口径 5.72mm
ライフリング 6条右転
銃口初速 968m/s
有効射程 500m
最大射程 2,000m
作動方式 ガス直噴式
閉鎖方式 ロータリーボルト方式
全長 174.6Ak(998.712mm)
銃身長 88.6Ak(506.792mm)
重量 1,500d(3,510g)
要員 1名
使用弾薬 5.72×47.48mm弾
装填方式 ボックスマガジン式
装弾数 20発
発射速度 880発/分

銃砲史

1691年に民営化されたフラスカ技術廠はフラスカ銃器会社(Fraska Lenzhe Mirafiht)として新たな銃器開発にあたっていた。
FLMの設計技師の一人であったルースタシー・フイネルは上司であった、Ln80の開発者であるラクリメラ・ユステムライルからLn80の改良を任されていた。その中で新たに登場していた従来より小口径の弾薬である183FL弾(5.72×47.48mm弾、後の183MAM-ZV弾)に規格を合わせたモデルの設計を進めていたが、フイネルはその内様々な独自のアイデアを抱くようになり、仕事の傍らにそれらを形にするための私的な製作物を作るようになった。1694年にはLuhxtashihlenzhe90の名で最初の試作品が完成した。
1695年にはWW、OWと通して使用され続けてきたLn80の後継品を選定するためのコンペティションが皇立軍にて始まり、前回に引き続き採用を狙うユステムライルを始めとする複数の著名な設計技師の手がける小銃が各社から提出される。ほとんどが木製ストックを基本とした保守的な設計を踏襲する中、全ての部品が金属であったL90は軍からの注目を集めたが、このコンペでは結局Ln80の設計を順当に発展させたLn95が採用された。フイネルは彼の設計思想に理解を示した一部の投資家からの資金援助を受けてL90の開発を継続したが、この時点では専ら民間での販売を見据えるのみであった。

設計

派生型

FL系ライフル

  • L90
    FL13の民間市場での名称。純正、サードパーティー問わず様々なバリエーションが発売されており、カスタムパーツを個別に買い集めて一からL90を組み上げることも可能である。民間モデルはフルオート機能が無く射撃モードはセミオートのみであるほか、装弾数も最大5発と少ない。
  • FL14
    7.78×52.05mm弾を使用する派生型。L90とほぼ同時期に設計されている。

カービン/SMG

  • FL22
    FL13を元にしたカービンライフル。現在のファタ・モルガナ軍の制式採用小銃である。
  • LNM22
    FL22をベースに更に銃身を切り詰めたCQBライフル。
  • TM536
    晋迅共和国製の派生型。拳銃弾を使用するSMGモデルである。
  • CR22
    コユール連合王国製の民間向け模造品。ハンドガードとストックが木製に変更され、フルオートの代わりにバースト射撃機能が追加されている。
  • YL-1
    北ワーレリア連邦製のFL22クローン。キャリングハンドルと一体化したダットサイトを標準装備している。
  • YL-1M
    YL-1の改良型。銃身長が70Akから76Akに延伸され、ハンドガードにパンチホールとMPZW(軽量化標準レールシステム)を備えたハンドガードを装備してレールシステムの自由度の強化と軽量化を両立している。
  • PF-183
    北ワーレリア連邦の軍需企業であるプライトナーコンが製造、販売するFL22クローン。とにかく部品点数が削減されており、非常に安価で入手性、整備性も高いことから貧者のフラスカとも呼ばれる。なお、PF-183の改良型であるPF-184は折り畳みストックの実装の為に作動方式から変更されており、実質的にはFL13の派生型からは除外される。

狙撃銃/マークスマンライフル

  • FL51
    FL13の狙撃銃型。直接的な派生元はレールシステムに対応したFL13m2である。バレルが延伸され、精度が強化されている。
  • FL14D
    FL14の選抜射手向け改良型。FL51の後継として検討されたが、Ln80MSDとの競争に敗北している。

その他

  • SG13
    晋迅製の派生型。FL系の設計をほぼそのままにショットシェルを使用するフルオートショットガン。

関連項目

最終更新:2023年05月28日 04:13
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