タップマン

「カーッ!! まだまだ若いナビには負けんじょい!」

【名前】 タップマン
【読み方】 たっぷまん
【分類】 ネットナビ
オペレーター 匠転助
【属性】 無属性
【所属】 フリー
【登場作品】 「4」
【基本装備】 タップスピン
ナビチップ タップマン(チップ)
【アニメ版のCV】 緒方 賢一

【詳細】

孫と話を合わせるため匠転助が作り上げたネットナビ

元ネタは本家ロックマン3に登場する同名のロボット。
「頭がそのままコマ型である」「高速回転して突撃してくる」などの特徴は引き継がれつつも、コミカルな顔でどちらかといえば子供っぽい見た目のあちらに対し、エグゼでは逆に老人じみたナビという大胆なアレンジがされた。

「独楽」という、「4」発売当時でも小学校の授業で取り上げられるほど古いモチーフを反映してか、老人のようないで立ちと口調になっている。
独楽職人である転助が創っただけあって、独楽に変形して体当たりをしたり小さな独楽を放つ攻撃を得意とする。

電子関係にあまり詳しくない転助が即席で組み上げたため、ナビとしては不備が目立つ荒い造りで故障がち。
デンサンバトルトーナメント(シティバトルトーナメント)にエントリーしたものの、まともに戦える公算すらなかった。
結局、転助の態度を見るに見かねたロックマン光熱斗が奔走。

転助の知り合いである「ネットバトル同好会」から「ひでんデータ」と、同会会長である転助の双子の兄が転助に渡した「ナビ作りの心得」を以て、改修を受けたタップマンは実践に耐えうる能力を持つことができた。
なお、「○○○じょ」という妙な口癖は不具合ではなかったらしく、改修を受けた後も語尾に付けている。


ページ冒頭の台詞は、トーナメントでの対戦時にロックマンに投げかける煽り文句。
……なのだが、ご存じの通りロックマンは、光祐一朗が生み出した、ロックマンエグゼの世界で初めて人間の人格を備えて造られたナビ。
タップマンはおろか、現状出回っているほとんどのナビより年上である。
そうでなくとも、最近ネットバトルを始めた転助が即席で作り上げたという設定の為、下手すれば大会参加者の中で一番若いナビである可能性もある。


【使用技】

コマらしく自身を高速回転させての突進だけでなく、小型の独楽も操って同時攻撃を仕掛けてくる。
戦闘までの経緯を見ていくと何とも情けないイメージを持ってしまいがちで、大半の攻撃が地を這う関係でわかりやすい対策を立てる事も可能だが、
逆にその分だけ回避難易度は高く、ぶっちゃけ初見殺しが十分決まる程度には強い
序盤のナビ戦としては1周目だけでなく2周目以降であってもかなりの強敵に分類されるといっていい。

タップスピン

自身をコマに変形させての直線体当たり、変形中はガード性能を持つ為、隙があるからと言って反撃を急ぐとチップが無駄になる。
V2以上は斜めに反射しながら体当たりしてくることもある。
比較的避けやすい攻撃だが、スピードもあるので油断していると軌道を読み違えて当たってしまいがちなので注意。

完全に余談だが、本家のタップスピン(ロックマンが使う方)は「空中で高速回転する」という見た目に加え、「敵に当てても効かないどころかこちらがダメージを受ける」という性能から散々ネタ武器扱いされている。
……しかしこの武器、実はダメージが入る雑魚敵なら全て一撃で倒せるという強力な性質をもっている。しかも通用するのはゲーム内に登場する雑魚の約半数。
初見では扱いづらいが、有効な敵さえ把握していればネタどころか非常に優秀な武器であることは記しておく。

リトルスピナー

複数の小さなコマを斜めに反射するように飛ばしてくる。V1では2つ、V2以上は3つにもなる。
タップスピンも含め、どちらも地面を這っているため穴で止まる(障害物でも可能)。
V2以上は3つ同時に斜めに飛んでくる関係上、とても避けづらい。
ダーマ系ウイルスのような「3マス前が完全安置」であるパターンも潰される軌道が出てくるが、
「コマ同士が斜めに設置された場合は大体同じ軌道を通ってくる」という点と
「縦に3つ複数設置された場合、コマから見て3マス前の上か下の段のマスが避けられる場所」という点がポイントとなる。
ただし、反射で帰ってくる場合はその反対側で避けなければならないため、
やはり一番の回避法は事前に穴を空けておくなどして、リトルスピナーの侵入を防ぐことだろう。

+ リトルスピナーの縦3つ設置時の軌道参考
□□□□◆□   □□□□/□
□□□□◆□ → □□□◆/□ →
□□□□◆□   □□□◆\□

□□◆□/□   □◆/□/□
□□◆X/□ → □◆\X/□ →
□□◆\\□   □□\\\□

◆//□/□   \□□□□□
◆X\X/□ → \◆□□□□
◆□\\\□   /◆□□□□

グリグリタップ

リトルスピナーを飛ばした後は必ずこの行動。ロックマンのいるマスに変形状態で押しつぶしてくる。

【アニメ】

アニメ版でもゲーム版とだいたい同じ理由で作られたものの、オペレーターである転助のバトルチップ嫌いと音痴もあって、最初のうちは戦闘そのものに苦戦。
自分で使ったクラックアウトで自滅したりした。穴があったら入りたいじゃあるまいし
やはりクラックアウトはタップマンの天敵らしい。

しかし、意外と伸びしろはあったらしく、終盤でバンブーランスを使いこなしたのを皮切りにバトルチップに間もなく慣れ、
最後には孫のナビのフレイムタワーに対し、アクアタワーで器用に防いだ。(※実際のフレイムタワーとアクアタワーのチップ利用は初代のみ。)

ただ、原作のゲームはもちろんアニメでも、転助とタップマンの活躍はそれ以降一切描かれていないため、その後どこまで成長を示したのかは視聴者の想像に任されている。

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最終更新:2024年09月17日 04:45