「真奈美と紫苑は、さっさと朱恭を連れて任務に行きなさい。放っておくとついて行きもしないんだから」
「全てにおいて、幸福な結末なんてないわ。残酷な事実を受け入れなければいけない方が多いの……それでも、私たちは立ち向かう必要があるから」
「この仕事を続ける理由? 他に食べる方法を知らないからかな。だから、いまだに貰い手もいないのよ」
「あんのバカたち、なんで黙ってアレと戦いに行くのよ! 何かあったら……ッ!」
基本情報
| 氏名 |
東雲 明日香(しののめ あすか) |
| 性別 |
女性 |
| 年齢 |
29歳(永久回帰因子のために身体及び外見年齢は24歳前後) |
| 身長・体重 |
163cm/53kg→164cm/55kg |
| 戦闘スタイル |
短剣・格闘 |
| 能力 |
戦闘技能:A 精神力:C 作戦立案:S 異能:S |
| ライセンス |
Aクラス(退魔庁)→Sクラス(退魔庁) |
| 得意/好き |
玉露、蕎麦、囲碁 |
| 苦手 |
過去の記憶 |
| イラストレーター |
N.O.P |
| 一人称 |
私(わたし) |
| 口調 |
優しさも冷徹さもあるキャリアウーマン的な硬い口調 |
●略歴
退魔庁対魔部退魔2課を課長として束ねる才女。ライセンスは「Aクラス」だったが、先日肉体の影響から「Sクラス」に復帰した。
能力は減衰傾向にあったのだが、後述の事件のために、現在はほぼ全盛期の肉体と能力を取り戻している。
そして、減衰が著しく遅くなるであろう、という検査結果も出た。
異動の際に、退魔スーツを制式スーツをメインとした物に新調し、センサーなどを搭載したサイバーゴーグルなどに装備が変わったため纏う雰囲気がだいぶ鋭いものに変化。
元退魔1課主任であり、
朝霧 神奈や
海藤 夏樹からは「姐さん」と呼ばれるほど親しい間柄だった。その他の当時のメンバー(
クリスティナ・アイゼンクロイツ、
叢瀬 翔ら)からも慕われており、その性格の良さと面倒見の良さと実力が窺える。
庁内の人事異動の際に、前任の
退魔4課課長が退職したために、1課から異動で課長に就任。若手の公職退魔師を束ねる存在となった。
その後、名古屋支庁の人員確保の面から、前課長の
武者小路 慎三が転属になったのを機に、明日香も4課から2課の課長へ異動。
とはいえ、2課に移る直前に、彼女は精神的にも肉体的にも非常に追い込まれていた。
回復しなければ、恐らく退魔庁を去っていただろうというレベルである。
作戦失敗により4課所属の部下を失ってしまい、殉職は止む無しの世界であってもその人数の多さに彼女は絶望。
無断欠勤を続け、ただ「死のうとして」自傷行為を繰り返していたのである。当然、彼女の回復能力は異常なため、自身では死ぬことができなかった。
赤木 冴にその状態を発見され、病院に搬送、入院することになるが、復帰までに時間を要すこととなった。
むしろ、一ヶ月で済んだのが奇跡とも言えるのだが、その際に冴の付きっ切りの看病と、他の仲間たちの見舞い、そして最後に神奈の「アンタは、アンタにしかできないことがあるでしょうが!」とアクセルドライヴ抜きとはいえ、全力で殴られたのがよほど効果的だったのか、それをきっかけに明日香は自分を取り戻した。
しかし、入院の原因である度重なる激しい自傷行為の結果、肉体の回復力がさらに成長してしまう。
その結果、「老化と減衰」が回復される要綱と判断されたのか、身体年齢、外見年齢が5歳ほど若返って退魔師としてのピークの時期に巻き戻っている。実年齢こそ29歳だが、それこそ神奈や夏樹などと一緒にいた頃の力を取り戻したことになる。
その代わり、符術を扱う能力が衰え(というよりは当時は使えなかった)ることとなりはしたが、それ以上に全盛期の格闘戦における感覚、繊細かつ鋭敏な動きを再度手に入れることとなった。
ちなみに、冴にはオフでは「お姉ちゃん」と呼ばれている。
明日香をぶん殴った神奈ともみ合った際には、冴が「わたしのお姉ちゃんになにするの!」と抵抗したが、さすがに神奈相手には歯が立たなかった。
そんな事件を経ても、退魔庁でも頼りになる上司No.1としての評価は高い。
ゆえに、彼女の下で働く面々は実力以上の力を発揮できる環境と言われている。それでも、過去の作戦失敗は拭えない。
だからこそ、明日香は信念を変えずに現場主義者のまま部下たちと共に戦っている。
2課への異動の要因の一つに
久我 紫苑、
氷神 真奈美、
火爪 朱恭の「扱いが厄介な
トリオ・ザ・退2氷神チーム」の3人の存在があったが、明日香は
武者小路 慎三のように厳しく接して相手をするのではなく、最初から上司と部下というよりは、仲間として柔和に接することで3人の信頼をいち早く獲得し、彼女らも明日香の信頼を得ることとなった。
これには、3人の扱いに困っていた他の課内のメンバーにもかなり驚かれる出来事であった。
●戦闘スタイル
戦闘スタイルは4課時代と大きく異なり、科研部特注の単分子ワイヤーと短剣をメインとした近中距離戦がメイン。
特にワイヤーによる攻撃は以前より強力なもので、何本もの単分子ワイヤーを器用に操り薙いで切り刻むことを基本としながらも、多角的に張り巡らせて罠のように用いたり多種多様な使い方をする。
また、短剣もワイヤーと組み合わせることで遠隔斬撃など、器用さは相変わらず。
しかも、複数本同時に扱うなど、明らかに4課時代よりも技術が冴えわたっている。
彼女で特筆すべきことは、その身体が持つ異能力「永久回帰因子(エターナル・ファクター)」である。
それによって「不老不死と言える肉体」を持っている。良く言えば、どんな任務にでも頼りになる力であるが、同時に彼女自身を苦しめる能力ともなりうる。
●異能
- 永久回帰因子(エターナル・ファクター)
- 分類:パッシヴ(常時)
- 明日香が任務失敗で多数の部下を失い、絶望して自傷行為を続けた結果発現してしまった能力。
- これは「回帰因子(リタナール・ファクター)」が変化し「永久回帰因子(エターナル・ファクター)」となったわけだが、回復のある一定の制限があった「回帰因子」に対し、「永久回帰因子」にはその制限がなくなってしまっている。
- なので、腕がもげようが頭が吹っ飛ぼうが、瞬時に完全に再生されてしまうほど狂気的な回復力を得ることになっている。つまり「実質死ねない」身体である。
- さらに、減衰していた退魔師および身体能力まで全盛期レベルに再生してしまい、実年齢は29歳のままだが、肉体や外見年齢的には若返っており、全盛期だった24歳頃の状態に固定されている。
- 恐らく、この結果老化や減衰は相当遅くなるものと思われる。
- メリットは非常に高いのだが、同時にデメリットは「回帰因子」時代と変わらず、惨事の状態から抜け出せなければ苦痛と絶望を受け続ける羽目になる。
●退魔4課時代
退魔4課時代で「退魔師闇奇譚~妖淫之魔手」に登場。
現場主義で、かなりの頻度で出動するタイプ。
これが原因で罠による前述の敗北に追い込まれたが、それでも部下と共に戦うことを辞めない中間管理職。
服装に関して「派手ですね」や「年齢を考えて」的なニュアンスの発言は課内では禁句である。
朱恭が一度言って、笑顔ではっ倒されたりした。
あくまでも
彼女は歳は歳だが、永遠のお姉さんなのだ。
実は彼氏を絶賛募集中なのであるが、職務が職務なことからか、未だに良い出会いに恵まれないでいる。
ペーパー、電子書類ともに、自分のサインは、崩し字で「
しののぬ」と書いているのだが、誰にもバレていない。登録時にバレてないから弾かれない分、余計にね。
第二次妙神岩侵攻作戦の際の突入メンバーの候補にも挙がっていたが、人数的な面や外部の指揮を執る人員が限られていたこともあって最終的に外れている。
その結果、後輩が二人も重傷になったことを今でも悔いており、彼女の心のしこりになっているようだ。
4課時代の戦闘スタイルは、右腕のアタッチメントからの鋼糸やアンカーをメインに、投擲武器に絡ませて自在に操るだけでなく、鋼糸単体でも相手を斬り刻むような戦い方もできる。
投擲武器は、投げナイフや鏢といった物を活用。爆符などを用いて(ナイフや鏢に結んでおいて)追撃爆破などを行ったりする。通常なら爆破するには向いていない環境でも、霊力のコントロールを行い小規模の爆破でダメージを与えるなど、非常に卓越した技術を持っていた。
●異能
- 変遷前:回帰因子(リタナール・ファクター)
- 自身が負ったどんな重傷も瞬時に復元、回復してしまう能力。だが、瞬時に回復する能力であって、決して死なないというわけではない。
- また、肉体の一部分が喪失した場合(たとえば、腕が完全に吹き飛んで消滅するなど)、それが復元されるわけではない。あくまでも、彼女の身体が繋がっている状態(それが皮一枚でも)ならば回復できるという条件がある。
- しかしながら、切断された場合などで部位が残っている場合、切断面を繋ぎ合わせて修復ということは可能らしい。
- その異常性は朝霧 神奈らとは別ベクトルで突き抜けており、彼女が凄腕の退魔師であることも相まって、退魔1課の主任であったのも頷けるだけの異能力なのだ。
- だが、瞬時に回復することが全てメリットとは限らない。
- それが悪い状況に置かれた場合、凄惨な結果を招く羽目になるのである。
最終更新:2026年03月31日 04:59