塩
概要
化学式NaCl、塩化ナトリウムの結晶を俗に塩(しお)と言う。
(化合物の塩(えん)は別のものであり、ここでは解説しない)
工業的には岩塩や海水を精製して作られ、その硬度は石と同程度になる。
生物的に塩に含まれるナトリウムは必須のミネラルであり、
細胞の
浸透圧を調整して栄養素の吸収を助け脱水を防ぎ、神経や筋肉の働きをスムーズにしている。
そのため汗をかくなどで塩が欠乏すると脱水症状や血圧低下、新陳代謝の衰え、ショック症状や筋肉の硬直を招き、死につながる。
しかし塩を過剰に摂取しても健康を害し、高血圧や脳卒中、心臓病の原因となる。
また現代でこそ調味料として日常的に使われているが、古代では塩はお金と同価値の貴重品であり、
古代ギリシャでは奴隷と同じ重さの塩で奴隷取引が行われていたと言われ、
日本でも江戸時代には政治・経済を支える財源として、塩の密造・密売は固く禁じられていた。
「敵に塩を送る」というのは、当時の塩の貴重さも含めた言葉なのだろう。
オカルト的な面では、塩は浄化の作用を持つとされる。
玄関に塩をまいたり、部屋の隅に盛ったりするのも、邪気が家の中に入らないようにするためであり、
相撲で塩をまくのも、元々は神事である相撲を行う土俵を清めるためである。
塩に関わる能力は粉末としての塩のみならず、生物が含む塩分を操作するものや、
上記のオカルト的な要素を前面に打ち出したものなど、身近なものだけあってその作用は様々。
サイキッカー
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塩を操る能力 |
塩を操る能力
→ 物質・エネルギー操作 / 塩
周りにある塩を操る能力。
粉末としてあるものはもちろん、水に含まれる塩分を抽出して扱うことも可能。
ただし生物に含まれる塩分は直接操れない。
【打撃】:塩の塊をぶつける。
【斬撃】:塩の結晶で刃を作り、斬る。
【射撃】:塩の塊を飛ばす。
【特殊攻撃】:塩の吸水性を操作、付着させた塩に対象の水分を吸わせ、細胞を破壊する。
【物理防御】:塩の壁を作り、攻撃を防ぐ。
【弱化】:塩を対象の目にすり込み、視覚を封じる。
【成形】:塩を固め、任意の形を作る。
【拘束】:塩で対象を固める。
【隠蔽】:塩を対象の目にすり込み、視覚を封じる。
【浮遊】:操作する塩の塊の上に乗って空中を移動する。
【広範囲】:周囲に塩を撒き散らす。
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最終更新:2015年12月27日 23:53