興奮物質


概要

 神経にて信号をやり取りする物質のことを神経伝達物質と言い、その中には快楽や興奮に関わるものがある。
 エンドルフィン、ドーパミンなどに代表されるこれらの物質は以下の様な働きを持っている。

  ●快楽・鎮痛作用をもたらす
   エンドルフィン、エンケファリンなどは脳内モルヒネ(麻薬)と呼ばれ、
   これが分泌されると脳は快楽を感じ、これを求め、これが分泌される行動を繰り返すようになる。
   またこれらは強い麻酔作用を持ち、医薬用麻酔と同等の鎮痛効果を持っている。
   事故にあった直後など、興奮状態でしばしば大怪我していることに気付かないのはこれが原因である。

  ●性的欲求をもたらす
   性腺刺激ホルモン放出ホルモンなどは性的欲求や性現象を引き起こす。
   心理学で言うところのリビドー(性衝動)にあたり、一説には全ての行動の原動力になるものとされる。

  ●やる気を出させる
   甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)などに代表され、
   これらが分泌されると生物の行動力ややる気、元気、意欲が生まれる。
   逆にこれらが分泌されにくくなると、元気がなくなり、憂うつな気分になってやる気が無くなってしまう。

  ●脳を覚醒させる
   ドーパミンは脳を睡眠状態から覚醒させ、意識をスッキリとさせる作用を持っている。
   この状態では快感とともに意欲・やる気が高まり、アイディアが浮かびやすくなる。
   人間の創造性に関わる重要な物質だが、実は覚せい剤に近しい構造をドーパミンは持ち、
   過剰分泌されると幻覚や妄想にとらわれ、まさしく薬物中毒のような症状が起きてしまう。

  ●怒らせる
   ドーパミンから生まれるノルアドレナリンは人を活動的な状態にし、意識レベルを保つ働きがある。
   しかしストレスが加わるとこれが大量に分泌され、怒りを引き起こす。
   この時人は肉体のリミッターが外れやすくなり、いわゆる「火事場の馬鹿力」を発揮できるようになる。

 能力による興奮物質操作はエスパーの領域であり、
 これらを任意に分泌させることで上記のような活力、快楽、鎮痛、怒りによるリミッターの解除などをもたらすものになる。
 また敵に対してこれらを過剰分泌させ、冷静さを失わせたり、幻覚を引き起こさせたり、体調を狂わせることも可能だろう。


エスパー

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最終更新:2016年01月10日 23:25