嗅覚


概要

 鼻で感じる匂いの情報のこと。
 人間は鼻の奥にある感覚器を通じ、空気中に含まれるわずかな化学物質を探知してこれを匂いと認識している。

 接触した化学物質を判別するという点で味覚に近いが、嗅覚の場合は周囲に散らばったわずかな化学物質も判別できる。
 目に見えない場所にあるエサや敵の位置を探ったり、また無色透明な有毒ガスを探知する時にも使われる。
 また嗅覚は唯一脳の記憶領域に直結しており、そのため匂いの情報は記憶に残りやすく劣化しにくい。
 その点において、物を判別する手段として嗅覚は最も優秀かもしれない。

 能力による嗅覚操作はその機能強化、すなわち多くの匂いを区別できるようになることと、
 わずかな匂いでも検知できるようになることの二種類の強化が挙げられる。
 前者は普段人間が感じることの出来ない、いわゆる「無臭」を感じ取れるようになることであり、
 無臭の有毒ガスなどの危険を察知できるようになる。
 後者は警察犬のように匂いを使って目標物の探知・追跡を行うことが出来る。
 ただし、雨が降ったり、他に強い匂いがあると匂いの情報はかき消されてしまう。
 匂いの情報が任意に改ざんすることは難しいが、完璧な情報収集の手段ではないことも頭に入れておきたい。


エスパー

+ 嗅覚を操る能力
嗅覚を操る能力
 → 感覚干渉 / 嗅覚
匂いを感じ取る能力を操る能力。
【隠蔽】:対象の嗅覚を麻痺させ、匂いを隠す。
【情報収集】:匂いを追跡する。
       周囲の匂いを嗅ぎ取り、敵の位置を察知する。
       対象が流す微量の汗、吐息の成分変化を匂いで感じ取り、嘘を見抜く。






最終更新:2016年01月26日 01:29