記憶


概要

 過去の体験を蓄積し、それを思い出せる脳の機能を記憶という。
 生物学的には脳の海馬と呼ばれる部位で記憶は作られていると言われている。

 一口に記憶といっても以下のような種類がある。

  ●感覚記憶
   五感で得た情報を1~2秒保持する、ごく短い記憶。

  ●短期記憶
   数秒から十数秒の短期間だけ保持される記憶。
   一般に7±2個までの情報が保持されやすいと言われている。
   何度も反復することによってこの短期記憶は長期間保持されるようになり、以下の長期記憶に変化する。

  ●長期記憶
   半永久的に保持され、失われることがないとされる記憶。
   「忘れる」のは記憶が失われるのではなく、その情報を検索・アクセスできない状態を指すとされる。
   もちろん、脳そのものが損傷を受けて記憶情報そのものが物理的に失われることもある。
   長期記憶はさらに意味記憶、エピソード記憶に分けられ、
   前者は言葉の意味(認識)、後者は個人の体験や出来事に関しての記憶である。
   いわゆる記憶喪失のほとんどはエピソード記憶だけが思い出せない状態にあり、
   意味記憶は保持されているため言葉の意味や図形を認識することは出来る。

 記憶操作は主にこの三種+αの記憶に関して作用する能力である。
 具体的な作用としては記憶の忘却、新たな記憶の阻害、記憶の差し替え・上書きなど。
 なお、意味記憶に作用する場合は認識操作となり、記憶の読み取りは読心になる。


エスパー

+ 記憶を操る能力
記憶を操る能力
 → 精神干渉 / 記憶
対象の記憶を操作する能力。
【特殊攻撃】:対象に捏造したトラウマの記憶を植え付け、精神を衰弱させる。
       記憶を混濁させ、同士討ちさせる。
【弱化】:対象の記憶を一時的に奪い、行動を鈍らせる。
【隠蔽】:対象の記憶を操作し、警戒を解く。
【情報収集】:対象の記憶を操作し、「自分を信頼の置ける人物」にして情報を喋らせる。
【広範囲】:周囲の者の記憶を操作し、扇動する。

+ 忘れさせる能力
忘れさせる能力
 → 精神干渉 / 記憶
ある物事(キーワード)について忘れさせる能力。
【弱化】:対象から「戦っていること」を忘れさせ、判断を遅らせる。
     対象から「攻撃の仕方」を忘れさせ、攻撃力・命中力を下げる。
     対象から「回避の仕方」を忘れさせ、回避力を下げる。
【隠蔽】:対象に自分のことを忘れさせ、警戒を解く。
【広範囲】:周囲全ての者から特定の物事についての記憶を奪って忘れさせる。

+ 記憶を捏造する能力
記憶を捏造する能力
 → 精神干渉 / 記憶 / 暗示・刷り込み
対象の記憶を捏造し、真実だと思い込ませる能力。
【弱化】:対象に自身が重症だという記憶を植え付け、行動を鈍らせる。
【情報収集】:対象の記憶を捏造し、「自分を信頼の置ける人物」にして情報を喋らせる。
【広範囲】:周囲全ての者に捏造した記憶を植え付ける。

+ 一瞬で記憶する能力
一瞬で記憶する能力
 → 精神干渉 / 記憶
一瞬でも見たり聞いたりしたことを鮮明に記憶できる能力。
【強化】:あらゆることを一瞬で記憶する。

+ 覚えたことを忘れない能力
覚えたことを忘れない能力
 → 精神干渉 / 記憶
一度見たり聞いたり、感じたことを絶対に忘れない能力。
その時自分が何を考えていたかも思い出せる。
【強化】:見たり聞いたりしたことを絶対忘れない。





最終更新:2015年12月21日 23:32