澪「はっ///ハッピーバースデー///」その2
辞めとこう。さわちゃんになりたくないし。
平沢家
唯「ただいまー」ガチャ
しーん
唯「買い物か」
ちょっと寝よう。なんか色々疲れちゃったから寝たい気分だし・・・
唯「・・・・」
本当にみんな・・・私の誕生日はどうでも良いのかな?りっちゃん達は受験生だからともかく、あずにゃんや憂は知ってると思ってたのに・・・・
唯「誕生日ってそんなものだよね・・・期待外れじゃなくてこれが現実か。ははは・・・泣きたくないのに涙が出るよ」ジワッ
唯「寝よ」ゴロッ
私の寝た時刻、午後5時15分辺り
私が次に目が覚めた時刻、午後7時辺り
唯「・・・・」
もう、誕生日は諦めてご飯を食べます。憂の美味しいご飯で満足なります。
リビング
憂「あっお姉ちゃん、お届け物だよ!」
唯「・・・大きくない?」
憂「お姉ちゃんの部屋で開けてね。ご飯はそれから」
唯「後で良いよ」
憂「・・・めっ!」
唯の部屋
妹の威圧に負けて再び部屋に戻ってきた自分が情けない。それにしてもやたらでかい。担いできた。サンタの袋を持ってきたみたいだ。
唯「中は何かな~?」シュルッ
唯「あっ」
みんなに今すぐ謝りたい。りっちゃん、ムギちゃん、和ちゃん、あずにゃんに憂。みんな、今日の為にサプライズしていてくれたんだ。
唯「・・・!」ゴシゴシ
唯「へぇ~りっちゃんがこんなぬいぐるみ買ってくれるとは・・・・ん?」
澪「///」
唯「・・・・」ゴシゴシ
私の目を擦る攻撃。しかし、幻は消えなかった。
唯「・・・・」
澪「はっ///ハッピーバースデー///」
唯「・・・・」
澪「ぷっプレゼントはわたわわわたしっ///」
唯「・・・あっあの・・・」
澪「つっ突っ込むな///」
突っ込むなって・・・これは無理があります。澪ちゃんがプレゼントなんて・・・・しかも、本人のプレゼントです。
澪「しっ仕方がないだろ///本当に唯の誕生日の事忘れてたんだから///」
唯「寒くないの?」
澪「恥ずかしくて熱いよ///」
澪ちゃんが恥ずかしい気持ちが判ります。赤いリボンで身体中に巻き付けています。おそらくリボンしか身に付けていません。
唯「えっと・・・貰って良いのかな?」
澪「・・・///」
唯「澪ちゃん?」
澪「ずっと・・・」
唯「?」
澪「前から好きだった///」
唯「嘘///」
澪「本当だ///梓が羨ましかったんだ///」
澪「だから、今日にかけたんだ///」
まさかのカミングアウト!澪ちゃんが大胆過ぎて、凄い!しかも、反則過ぎる!心を持っていかれかけました。
唯「ねぇ澪ちゃん」
澪「!」ビクッ
唯「私はいきなりだからまだわからない」
澪「・・・」
唯「でも、まだ遅くないよね?これから澪ちゃんの事を少しずつ好きなってても構わないよね?」
澪「もっもちろんだ///」
唯「ありがとう」ダキッ
澪「まっ待て!うわっ!」ドサッ
唯「あ」
早く言うなら澪ちゃんを押し倒した。ただし、その勢いでリボンがずれた。澪ちゃんの自慢なものを見てしまった。
唯「あっあわわわ///」
澪「・・・ゆっ唯なら見られても良いし///その触っても///」
唯「ほっ本当///」
澪「唯には知って貰いたいから///」
まさか、澪ちゃんから言ってくるとは・・・裏はないよね?
唯「さっ触るよ///」
澪「うん///」ウルウル
ガチャ
律「唯ー誕生日おめでとう!」
紬「おめでとうー!」
梓「おめでとうございます!」
和「見事なサプライズ誕生日でしょ!」
憂「ケーキももちろんあるよ」
私と澪ちゃんは時を止められりっちゃん達も止まった。今の状態は私がリボンの崩れた澪ちゃんの自慢のところに触れようとしていた直後。でも、小さいさくらんぼは守りました。
みんな「ゴメン///」バタン
唯「・・・・下行こっか///」
澪「・・・・ふっ服を貸してくれ///」
一階
唯「・・・・あの」
澪「///」ギュッ
律「あの、あれだ?あの場面は反則だわ///」
紬「ハイハンソクデス」
梓「とっ取り敢えず火を付けましょう///」
紬「ハイハンソクデス」
和「ムギ!しっかり!」
憂「明かり消しますよ!」
律「よっしゃ、せーの」
みんなが私のためにハッピーバースデーを歌ってくれる。このサプライズは私には強すぎた。でも、澪ちゃんも凄かった。
唯「澪ちゃん」
澪「何///」
唯「一緒に消そ///」
澪「いっ良いのか?」
律「早くしろバカップル」
紬「ビデオOKよ」ジー
梓「早くしないと熱くて蝋燭が溶けてしまいます」
唯「それじゃあせーの」
早くも2人で作業した。なんか恥ずかしくて火を消したらすぐに澪ちゃんの胸に顔を埋めちゃった。澪ちゃんは優しく私を抱き締めてくれる。
律「でさ、お2人さんキスしたの?」
澪「///」
和「その様子じゃまだまだね~」
紬「ばっちこい!」
憂「ケーキはその後だね♪」
唯「澪ちゃん///ケーキの為に早く済ませるよ///」
澪「いや///」プイッ
唯「えっ?」
梓「あら?」
澪「ファーストくらい///長くしてたい///」ブスー
唯「セカンドからじゃ・・・」
澪「いやー」
拗ねた!拗ねたよ!澪ちゃん早くも私に拗ねたよ!ずるいよ!
唯「恥ずかしくないの?」
澪「私の瞳には唯しか見えない」
律「早くしろよー」ブー
唯「私にはたくさん見えるけど・・・」
澪「唯は・・・私よりケーキの方が好きなのか?」ウルウル
唯「うっ!」
梓「唯先輩さいてー」
憂「お姉ちゃん」
和「あんた、食い意地張りすぎよ」
外野がうるさい!覚悟決めるしかない!
唯「澪ちゃんこっち向いて!」
澪「いやー」プイッ
唯「澪ちゃん!」
澪「なんだ――///」
唯「――///」
もう、解らなくなってきた。私と澪ちゃんは恋人同士で今、澪ちゃんとキスをしている。それも長い。
唯「ふぅ///どう?」
澪「うん///ありがと///後、もう1つお願い良いかな?」
可愛い仔猫です。まだおねだりしてきました。ですが、良いでしょう。もう何でもやってやりましょう!
唯「何?もう澪ちゃんのお願いならやってあげるよ!」
澪「もう、私以外の子にキスや抱き付いたりしないでくれ///」
唯「・・・・」
唯「つまり、澪ちゃんならしても良いの?」
澪「もちろんだ///梓が羨ましかったんだ・・・」
唯「わかった。澪ちゃんだけにする」ダキッ
澪「ありがと///」ギュー
紬「梓ちゃんに憂ちゃん残念ね」
憂「あずにゃーん」
梓「止めろ律!」
律「何で私なんだよ!」
梓「私は律先輩の相方に昇進しました。だってほら」
唯「澪ちゃん///温かい///」
澪「///」
律「外泊が増えそうだな」
律「まあ良い!よっしゃケーキ食べようぜ!」
紬「三ツ星から注文したのよ!」
今日のサプライズの順位第一位は澪ちゃんと恋人///
唯「澪ちゃん」
澪「何?」
唯「大好き///これからもよろしくね///」
澪「私もよろしくな///」
終わり。