スピードキャラ

登録日:2018/05/13 Sun 04:41:24
更新日:2024/02/27 Tue 21:49:22
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「スピードの前では、装甲など醜い重りに過ぎないのだ」

「どんな攻撃も、恐れる必要は無い。その身に触れる事など決してないのだから」

「力とスピードは矛盾するものではない。それを知らぬ者には敗北あるのみ」

「その目に映らぬものを撃つことは、誰にもできない」



スピードキャラとは、素早さが特徴のキャラクターのことである。


●概要

一口で「スピードキャラ」と言った場合「何が速いキャラか」というと、だいたいは「足が速い(機動力に優れる)」キャラクターになる。
優れた移動速度を活かし素早い動きで敵を翻弄しつつ、死角から一撃を喰らわせたり四方からの無数の攻撃で相手を圧倒したりといった戦い方を得意とする。
「足が速い」キャラは「手が速い(攻撃速度が速い)」キャラにもなりがちだが、手が速いだけで足が遅いとスピードキャラとは言われないのが普通。

移動速度が速いということはまず回避率の高さに直結し、攻撃速度も速ければ命中率の高さも増すし攻撃回数もはね上がる。
また高速移動からの一撃は質量と速度の乗った大ダメージになり、もちろん逃げる場合にも役立つ。
なので戦闘における速さはそのまま強さとなることが多く、兵器なども、大体はより速くという方向へ進歩してきた。
さらに「柔よく剛を制す」と言う様に、牛若丸と弁慶の昔から、我が国では「素早い小兵が力強い大物を打ち倒す」という展開が好まれていた。
必然的に、「筋肉キャラ<スピードキャラ」の図式は多くの作品で採用されることになる。
そのため、スピードキャラは全体的に強キャラ気味の連中が非常に多い。


その一方で、作品によっては
  • 攻撃力が低いために装甲の厚い敵に弱い
  • 軽量化されているために装甲が薄い
  • カウンターを食らうとスピードの分だけダメージが倍増する
  • 超高速移動の使用には時間制限がある
といった弱点が設定される事もある。

なお、現実的には「デカい=リーチが長く一歩一歩で大きく動ける」に加え、「体を動かす力=筋肉により発生する力」である。
そのため、「巨大な筋肉の塊」は相応に素早い動きが可能であり、「デカブツ=動きが鈍い」というのはフィクションの中だけ、若しくは後述の大きさと出力質量比の関係が生み出した錯覚である*1
リアルでは基本的に「筋肉キャラは素早い」のである。
…もっとも、筋肉キャラやデブキャラは慣性の法則により急には止まれないのだが。

もっともこれを忠実に再現すると当然マッチョメンばかりのむさ苦しい戦いになってしまい、線の細いイケメンや美少女の出番などなくなってしまう。
なので、スピードキャラ=細身といった扱いになるのは仕方のないことだろう。

寧ろ、「高速で機敏に動ける」=「強力なパワーが有る」と理解した方が正しい。*2
古典力学の世界では出力=速度×力=速度×質量×加速度なのだから、高速で機敏に動けると言う事は速度と加速度が高い、即ち余程無茶な軽量化をしていなければ高出力であると明記しているに等しい。
  • パワー自体は強力でも、加減速の切れを極限まで高める為に身体強度や打撃力を犠牲にして軽量化したのがスピードキャラ
  • 加減速の切れか最高速度を犠牲にして格闘戦向けに身体強度や打撃力を確保したのがパワーキャラ
と言える。
例を挙げると、アフリカのサバンナ地帯に生息するチーターとブチハイエナは両者共に40~70kg級の体重を有する捕食者であるが、チーターが最高速度と加減速の切れに能力を割り振って格闘用の武器である顎の破壊力を妥協しているのに対して、ブチハイエナは身体強度と噛みつきの破壊力に能力を割り振った設計になっているので格闘戦ではブチハイエナの方が有利になる。
接近戦での破壊力&頑強性とスピード&機動性を両立させようとすると140~250kg級のライオンのように大型・大食化=高コスト化する。

同種同士でも人間なら女性の方にスピードキャラが多いのは、二足歩行である上に、筋肉が下半身に集中しているから。
女性の筋肉量は鍛えていても凡そ同体重の男性の85%程度なのだが、脚部に筋肉を割り振っている結果、機動性や移動能力は男性と其れほど極端な差が無い代わりに、腕回りの筋肉量が少なく、腕力では脚力に比べて性差が大きくなってしまう。
哺乳類は雄が子育てに参加する方が珍しいのだが、数少ない例外である人間は妊娠中や産後の妻の護衛やお世話、食料調達をする為に雄の腕力が強化されているのである。
逆に雌は妊娠した状態でも出来るだけ問題無く雄と同行する為に、脚力の劣化を避けている。

また、巨大化縮小化でも述べられているように、同じ形態と機動性を保ったまま大きさを変化させると巨大縮小化倍率の5乗の出力が必要になる。
例えば、「6.3秒で毎秒自身の身長の6倍進めるトップスピードに乗れる」*3人間が2人居て、片方の身長が165cm、もう片方の身長が198cmだった場合、後者に必要とされる出力は(198/165)^5で2.49倍で出力質量比は1.44倍。
出力質量比が同程度の場合、小型軽量の方が見かけ上の機動性は高くなるのだ。
巨大化倍率に出力が追い付かなければ速度や加速が多少向上していたとしても「被弾面積(拡大倍率の二乗)の増加に機動性が付いて行っていない」ので鈍重に見えるし、逆に「全長に比べてトップスピードが速く、トップスピードに到達するまでの時間が短い」と機敏に見えて事実被弾率も低下するが、大きさが小さければ絶対的なスピードや加速度は然程ではないという事も起こり得る。
「デカブツの方が速い」と言うのはあくまで似た様な大きさと形態の者同士を比較した場合である。


●スピードキャラ一覧

■漫画・アニメでのスピードキャラ

「スピードが自慢のキャラクターたち」を中心に挙げていく。
例えばドラゴンボールのキャラクターたちはいずれも「ヤムチャ一般人からは目にも止まらぬ高速戦闘」が可能だが、
このレベルで戦えてようやく土俵に立てる ほどにインフレしているため、特に「スピードが自慢」というキャラは少ない。
また、「瞬間移動」「時間停止」系キャラも除外する。(まあ、それらの能力は原理が「超加速」の作品もあるのだが)

ストレイト・クーガー(スクライド)

項目最初の言葉を始め多くの名言を残すアルター能力者にして文化的なスピード狂の兄貴
「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!そしてェなによりもォ―――速 さ が 足 り な い !!」という迷台詞で有名。
そのアルター「ラディカル・グッドスピード」は車両や自らをアルター化して加速させるもので、読心能力でもない限り対応不可能。音速をも軽々超える。
情報収集能力を持つアルターの知覚すら振り切るスピードで動けるが、そんなことできるのは一人しかいないと逆に特定される珍事を起こしたことも。
そしてもう一つの特徴が、その圧倒的な長尺早台詞。
約200文字をほんの10数秒で読み切り、映像に合わせる必要の無いドラマCDでは更に速度が上がる。
誰か彼に酸素をください。

フラッシュ(アメコミ)

アメコミから、DCユニバースのスピードキャラ代表。赤い稲妻、フラッシュ。
二代目フラッシュことバリー・アレンはヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」の一員でもある。
基本能力は「メッチャ足が速い」ただ一つだが、それだけで1940年から戦い抜いてきた(何回か代替わりはしているが)のは伊達ではなく、なんと 亜光速 まで加速可能。
特殊な装置を使えば 超光速 にすら到達し、時空間や平行世界を越えることさえある。
この能力は「スピードフォース」というエネルギーを利用して発動されており、
やろうと思えば傷の治癒の高速化だったり指パッチンでソニックブームをかましたりオバケめいて物質をすり抜けたりと割と何でも出来たりする。
なお、初代フラッシュ/ジェイ・ギャリックのみはこのエネルギー抜きの高速能力も一緒に保持している。

その他DCユニバースのスピードキャラ

「スピードフォース」にアクセスできればフラッシュと同様の能力は持ち得る。
数人いるフラッシュ以外だと、ヒーローには
キッド・フラッシュ
インパルス
マックス・マーキュリー(設定上は各時代に「クイックシルバー*4」など多くの異名で存在)
ジョニー&ジェシー・クイック
ジェイ&アイリス・ウェスト
ブルー&レッドトリニティ
XS
など

ヴィランには
プロフェッサー・ズーム/リバース・フラッシュ
セヴィター
ザ・ライバル
ゴッドスピード
イナーシャ
レディ・フラッシュ
ジョニー・クイック(アース3)
2代目キャプテン・ブーメラン
ゴリラ・グロッド(リバース・フラッシュ吸収時)
など
2代目ズーム/ハンター・ゾロモンも高速能力を持つが、時間操作系の一環である。
フラッシュとは無関係だがワンダーウーマンの宿敵、チーターも十分な高速能力者である。
一発屋ヒロインのトラジェクトリーは薬による加速能力持ちだったが、ヴィラン化したドラマ版フラッシュではスピードフォース持ち。

クイックシルバー(アメコミ)

同じく、アメコミのMARVELユニバースからのスピードキャラ代表。
本名ピエトロ・マキシモフ、磁界王マグニートーの息子である。
音速やそれを上回るスピードの持ち主で、ヴィランからヒーローチーム「アベンジャーズ」および「Xファクター」の一員になったり、「ハウス・オブ・M」事件を引き起こしたりと色々と騒がせている。
なお彼以外のMARVELユニバース出身のスピードキャラとしては
ヒーローにスピード、ノーススター、マッカリ
ヴィランにミーンストリーク、スピードデーモン
人物・時期によって変わるウィザー
などが存在。

エイトマン(8マン)

日本のスピードキャラ代表。ロボット刑事エイトマン。
なんと徒歩で マッハ3 まで出せる健脚の持ち主。
なお原作者の小説『サイボーグ・ブルース』の主人公アーネスト・ライトはサイボーグであるが、同等の加速能力を持つ。

009(サイボーグ009)

本名島村ジョー。黒い幽霊団が生み出したゼロゼロナンバーズの中では最後に改造された人間。
奥歯のスイッチを噛むことで、瞬間的にエイトマンと同じくマッハ3まで加速可能。
なお本作では仲間の002や敵側のゼロゼロナンバーズなど加速装置持ちの者自体は多い。
え、じゃあ他に強みになる武器はないのかって?あとは勇気だけだ。

バータ(ドラゴンボール)

ギニュー特戦隊の一員。
「宇宙一のスピード」が自慢だったが、パワーアップして帰って来た悟空には追い付けず、悟空から「宇宙二か」と言われる。
…そもそもフリーザ様の方が速いので、なんで「宇宙一」を豪語していたのかはよく分からないが。
ドラゴンボールみたいなインフレ漫画で一芸特化はあっさりと埋もれてしまうという好例であった。
後年一部ゲーム作品ではあらゆる攻撃が複数ヒットするという形で再現された。
ヒット数だけならフリーザ様や他の強キャラたちをも圧倒し、本当に宇宙一になっている。面目躍如。

黒崎一護(卍解時)(BLEACH)

BLEACH』の主人公。
作中序盤までは巨大な斬魄刀斬月』を操るパワーキャラだったが、
『斬月』の「卍解」(斬魄刀の最終奥義)である『天鎖斬月』を習得した際、その能力がスピードを含む身体能力(膂力)の爆発的な強化であったため、
その初お披露目回で戦っていた朽木白哉が驚愕するほどの速さで動き、一瞬のうちに自身を包囲した刃の群れを一度に叩き落せるほどの速度で斬魄刀を振るなど、
戦闘においては前段階(始解)の『斬月』がパワーを強調されたのと対照的に、スピードが強調されるスピードキャラとなった。
しかし習得以降は遥か全てにおいてと連戦したので印象が薄れてしまった。
一応全ての能力で負けている敵にも「スピードだけはマシになった」と言われたりはしているのだが…。
ただ実際には十刃落ちドルドーニは卍解で勝負がついていたと思われ、格上との連戦後のキルゲにはスピードで翻弄し、シャズ・ドミノに至っては瞬殺と死に設定や持て余したわけではない。

星の白金(スタープラチナ)(ジョジョの奇妙な冒険)

第3部『スターダストクルセイダース』の主人公・空条承太郎の人型スタンド
「超スピードと超パワーを併せ持ち、超精密な動きも可能」というハイスペックなスタンドだが、その速さとは「足」ではなく「手」(パンチ)の速度。
これといって特殊な能力を持たない代わりに、スタンドの基本能力がずば抜けているというタイプで、直接戦闘に持ち込めればまず負けない。
最終盤にて、「卓越した『星の白金』のスピードが光の速さを超えることで、周囲の時間が停止する」という理屈による、一時的な時間停止能力を身に付けた。

タワー・オブ・グレー(〃)

第3部に登場したグレーフライのクワガタ型スタンド。
序盤とはいえ上記の『星の白金』の拳によるラッシュ攻撃ですら全く捉えられない速度と牙を最大の武器とする。

ノトーリアス・B・I・G(〃)

第5部『黄金の風』で敵として登場したカルネのスタンド。
あらゆるエネルギーを取り込み、本体が死んだので完全消滅不可という厄介な特徴を持つが、ステータス上のスピードは∞。
理由はその場に存在する最速の存在に追いつくように動けるからである。
真っ向勝負では無敵の存在だが、自律行動型ゆえに上の特性に則った単調な行動しかとれないため、「超スローに、スピードは出サズ、タダシ万力ノヨーナ力ヲ込メテ」叩くことができれば撃破はできる。

メイド・イン・ヘブン(〃)

第6部『ストーンオーシャン』のラスボスプッチ神父の最終スタンド。
ステータス上のスピードは∞であるが、これは生物以外の世界の全ての時間と自らを無限に加速させるためである。
『星の白金』の時間停止の中では止まっているが、劇中では反応したらしい描写もある他、何よりも持続時間が違い過ぎるため、時間停止ですら決定打とはならなかった。

スピードマン(とっても!ラッキーマン)

名前からわかるようにスピードが売り。脚とかちょっとゲッター2風味が入ってる。
後に味方に転向するが、 一匹狼マンに自慢のスピードで負ける という屈辱を味わい、「パシリ1号」に無理矢理改名させられる。

ラーハルト(ダイの大冒険)

竜騎将バランに仕える竜騎衆の陸戦騎。
残像を残すほどの速度で動き回り、アバン流最速の剣技である海破斬が全く追いつかない。
格下ならば下手すれば切られた事すら解らずに死ぬ

アルビナス(ダイの大冒険)

ハドラーの親衛隊であるハドラー親衛騎団の紅一点。
チェスのクイーンの駒から生まれた彼女は、普段は手足を隠しているが、手足の生えた戦闘形態にトランスフォームする事で、クイーンの駒譲りの超高機動能力を見せる。
だが速過ぎるが故に、カウンターを受けると衝撃が倍増して大ダメージを受けるという弱点がある。

百計のクロ(ONE PIECE)

元クロネコ海賊団の船長で「自分にすら周囲の光景が見えなくなる」ほどの超スピードで移動可能。
序盤のボスではあるが、スピードだけに関しては中盤以降の敵キャラである「六式」使いに並ぶと作者から明言されている。

神・エネル(ONE PIECE)

空島の一つ「スカイピア」の支配者。自然(ロギア)悪魔の実ゴロゴロの実」の能力者でもある雷人間。
自らを雷とすることで黄金の中を伝ったり、雷の速度で移動したりすることが可能。ちなみに雷が空中を伝う速度は秒速150km~200km。
(秒速300000km)と比べれば格段に遅いものの、当然ながら生物にとても捉えられる速度ではない。

音速のソニック閃光のフラッシュ(ワンパンマン)

音速のソニックは忍者の里出身で、暗殺から用心棒まで何でも請け負う自称「最強の忍者」。
S級ヒーローに匹敵する実力を持ち、圧倒的なスピードを誇る。その反面、攻撃力自体はそこまで高くない。
たまたま出くわしたサイタマに動きをすべて見切られた上、自身のスピードが仇となって寸止めした拳に股間を強打して敗れた。
その後はサイタマを一方的にライバル認定し、度々勝負を挑みに来るが最近ではほとんどただのかませ犬になっている。
S級ヒーローにいる「閃光のフラッシュ」も同様の名前センスを持つスピードキャラでかませ気味。
ソニックとフラッシュ、どっちの方が速いかは謎。原作では互角の戦いをみせた。

真田弦一郎(テニスの王子様)

「雷」という技でなんと 光速で移動してテニスが可能 。……フラッシュに並ぶぐらいのスピードでやることがテニスってどうなんだ。
なお、本来「雷」は「風林火陰山雷」という六つの技のうちの一つである。
「火」はパワーキャラ的な攻撃の技であるし、「山」は防御用の技であり、下記二人と違い彼のテニススタイルはオールマイティな万能選手となっている。
にもかかわらず真田=スピードと認識されているのは、「ジャンプキャラクターの速さをまとめたコピペ」に置いてテニス漫画の登場人物にもかかわらず黄猿黄金聖闘士と肩を並べているそのインパクトが原因だろう。

神尾アキラ忍足謙也(〃)

というわけですっかりスピードキャラとしては影が薄くなってしまったテニスの王子様の元祖俊足キャラたち。
「リズムに乗るぜ」の神尾は自転車と並走できるほどの速度とクイックサーブ・クイックショットを得意とする。
「浪速のスピードスター」こと忍足は神尾以上のスピードテニスが可能。
一応二人とも新テニスの王子様中盤でのステータスでは真田(スピード「4」)以上の「5」に認定されている。通常速度ってことか?

殺せんせー(暗殺教室)

最高速度マッハ20の謎の生物。
「見た目の割には力がない」というスピードキャラらしい特徴も兼ね備えている。

カラスマン(キン肉マン)

完璧超人始祖の一角であるカラスの化身超人。
飛翔能力を活かした素早い動きを得意とし、ザ・ニンジャの「順逆自在の術」をも簡単に返してしまう。
そのスピードは作中最強候補の一人である悪魔将軍でも動きを完全に捉えることはできないほど。

レインボーダッシュ(マイリトルポニー)

マイリトルポニーでのMane6の一人(頭)である、男勝りな性格のペガサスの女の子。
その速力を活かした「ソニックレインブーム」が持ち技。
ピンキーに日常的にあっさり追いつかれているがまあ気にしない、ピンキーが色々チートなだけだ
但し若干の豆腐メンタル。

シャア専用ザク(機動戦士ガンダム)

機動戦士ガンダムに登場する、シャア・アズナブル少佐専用の赤いザク。
初登場時に通常のザク3倍ものスピードでホワイトベースに接近し、
シャアの「赤い彗星」の異名と相俟ってガンダムに於けるスピードキャラとしての地位を確固たるものにした。
「赤」「指揮官」「3倍」と言えばまず挙がる。
なお、指揮官機としてチューンナップはされているが、速度性能の向上度合いは通常型ザクと比べて30%程度で、ジェネレーター出力は変わっていない。
「シャアの力量により通常のザクの3倍にも見える動きができる」というのが正確なところ。

ガンダムF91(機動戦士ガンダムF91)

機動戦士ガンダムF91の主人公機。
最大稼働モードになると驚異的なスピードを発揮する。
更に「M.E.P.E.」が発生させる「質量を持った残像」によって、敵機のセンサーにあたかもF91が分身したように誤認させることが可能。
これを元にコンピューターグラフィックスでカメラが映した映像に補正がかかることで、敵機のモニター上でも分身したように処理されるので、さらに捕捉を困難にさせる。

その他ガンダム作品のスピード系機体

NT-Dの発動により、パイロットの脳波で直接動かせる上、エースパイロットですら目で追うのがやっとなほどの高速移動が可能なユニコーンガンダム
理論上亜光速まで加速が可能なミノフスキードライブ搭載機であるV2ガンダムレコードブレイカー、スピードキング、ファントム
バルカンで破壊される程度の防御とビームナイフのみの武装の代わりに、徹底的な高速化とアクロバティックな動きを実現したコルレル
太陽風で無限に加速するヴォワチュール・リュミエール搭載機……特に相手ごと自機を宇宙の彼方へすっ飛ばしたスターゲイザー
GNドライヴの出力を一時的に3倍に跳ね上げ、残像が残る*5ほどの機動力をGNドライヴ搭載機に発揮させるトランザム搭載機
凄まじい速度で動ける代わりに装甲が「紙」と揶揄されるほど弱いという、高速格闘戦用のウェアに換装したガンダムAGE-1スパロー
硬くて速いG-セルフ高トルクパック…などのMS達も、ある種のスピードタイプと言えるかもしれない。

ライトニングサイクス(ゾイドシリーズ)

ガイロス帝国のチーター型高速ゾイド
優れた運動性能と背部のブースターで最高時速325kmのスピードをたたき出す。

ライガーゼロ イエーガー(〃)

共和国のライオン型ゾイド・ライガーゼロが、深い青の装甲と巨大なイオンブースターを装備した姿。
最高時速330kmを誇る。ブースターの方向を変えることで小回りも効く。
だが装甲は薄く、攻撃力も低いため、エレファンダーアイアンコングのような装甲の厚い敵とは相性が悪い。

エナジーライガー(〃)

ネオゼネバス帝国が作り上げたライオン型ゾイド。
タキオン粒子をエネルギーに変換する「エナジーチャージャー」により、最高時速660kmに達する。また、戦闘能力も並みの大型ゾイドを上回る。
しかしエナジーチャージャーは試作段階である為、その性能をフルに発揮できるのは5~10分程度が限界。

ゲッター2ゲッターライガー(ゲッターロボ)

ゲッターロボ3形態のうち、神隼人がメインパイロット時の変形状態。
マッハ3の地上走行、時速300㎞の地中走行が可能なスピード形態で、飛行ブースターを使えば短時間なら空中機動も可能。
後のゲッターライガーは飛行能力を強化し空中戦も活躍できるようになった代わりに、若干スピードは落ちた。
真ゲッター2にもその特性が受け継がれている。真ゲッター1でも十分速いと言ってはいけない*6
後の作品ではパイロットまで生身でマッハスペシャルを決めたりする。


セツナ(NEEDLESS)

「速」のフラグメントを持つ美少女部隊の一員。「美」はいらねえってか?
「ディーンドライブ」の名を冠する超音速の必殺技は最大マッハ9に達する。
腕を増やしただけで普通に対応されたり、終盤の扱いが異常に悪かったりしているがこの作品にはよくあることである。

巴武士(ARMS)

オリジナルARMS移植者の一人。
そのARMS「ホワイトラビット」は脚部から圧縮空気を噴射し高速で空中を移動させるもので、突進や通過で起こすソニックブームで戦う。
人間形態のまま亜音速で移動可能。劇中では最終的にARMS殺しの能力まで獲得したため、突っ込むだけで特殊能力ごと相手を粉砕するレベルに達した。
彼自身の元々持つ反射神経と動体視力もまた、この能力を遺憾なく増幅させたと言える。

冴木卓麻(はじめの一歩)

「スピード・スター」の異名を持つフェザー級アウトボクサー。
異名通りの高速フットワークは一歩を翻弄したが、正確すぎるリズムを捉えられて引きずり出され敗北。
その後、千堂には持ち味を生かす前にやられるわ下の板垣には自分以上の加速を食らうわ物悲しい末路になって引退。

板垣学(〃)

一歩の後輩にあたるフェザー級アウトボクサー。
天才的な動体視力・反射神経とスピードによる回避を活かした戦い方をする。
絶好調時は全てがスローに見えるわけ分からん状態にさえなる。(通称・クロノス)
発動前にコーナーに押し込んで潰すなどの対策自体は有効。

シャーロット・E・イェーガー(ストライクウィッチーズ)

第501統合戦闘航空団『ストライクウィッチーズ』の一番おっぱい。
固有魔法は「超加速」で、レシプロストライカーによる空中音速突破を目指しているスピード狂でもある。
アニメでは偶然の産物とはいえ、世界で初めて音速の領域に到達した。
この辺の設定は彼女の元ネタのチャック・イェーガーが搭乗した実験機、ベルX-1で世界で初めて水平飛行で音速を突破したことに由来する。
なお、チャック・イェーガー自身は別にスピード狂な訳では無い。あくまで彼のエピソードに因む設定である。
ちなみに、第502統合戦闘航空団『ブレイブウィッチーズ』に所属する偽伯爵ことクルピンスキーも、
固有魔法「マジックブースト」で魔法力を一気に放出することで、(ストライカーユニットに凄まじい負担を掛けるが)一時的に超加速を実現できる。

フェイト・テスタロッサ/フェイト・T・ハラオウン(魔法少女リリカルなのは)

魔法少女リリカルなのはのヒロインの一人。
魔導士としては、特に高速の前衛戦闘を得意とする。反面防御系魔法は苦手めで、おおむね回避でそれを補うスタイル。
A's以降では吹っ切れたのか知らんが、 ソニックフォーム/真・ソニックフォームといった防御をもっと捨てた加速用バリアジャケットを纏うこともある。(そうでない時も多いが)
よーするにマントなども取れてパツンパツンで美脚丸出しなわけである。

スロウス(鋼の錬金術師)

「怠惰」のホムンクルス。
巨体と性格に似合わず「最速」の能力を持ち、戦闘では恐るべき速さの巨塊がまっすぐに飛来してくる。
スピードキャラの弱点である「自分のスピードに振り回される」「パワー不足」を「ほぼ不死身」「大質量の突進」で強引に、あるいは合理的に解決済み。
ただし本人にも制御ができているわけではなく、設置した罠に引っかかったり、軌道さえ読んでしまえば(ホムンクルス比では)一時的な捕縛も可能な範囲ではある。
相当相性がいいであろう名将にして凄腕の剣士・剛腕にして罠設置可能な技巧派でもある錬金術師姉弟が多数の軍人を連れてなおジリ貧に追い込まれ、壊滅寸前まで行った手強い相手。
なおアニメ2003年版は別物なので注意。

ゴラン(DARKER THAN BLACK -流星の双子-)

ロシア連邦保安局に属する契約者の一人。
短距離限定だが瞬間的な高速移動が可能で、仕掛けられた罠からの脱出や攻撃の回避などで使用した。
ただし制動は難しく、たびたび障害物に衝突するので鼻に絆創膏が貼られている。
劇中ではエイプリル相手に銃弾を躱して優位に立ったが、天候操作能力で発生した豪雨の雨粒を高速移動中に発生されたことで、一粒一粒が銃弾のような威力を持ってゴランに襲い掛かり、そのまま回避できず死亡した。
対価は「ハンバーガーを食べること」。食べさえすれば連続使用もできるので、常にビニール袋いっぱいのハンバーガーを携えている。

飛天御剣流(るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-)

緋村剣心などが体得する剣術。
一対多の戦いに対応するために「神速」と称されるほどの剣速・身のこなし・先読みが必要。
特に「九頭竜閃」は同時に9発の攻撃を繰り出すというなかなかおかしい技で、奥義「天翔龍閃」はそれよりも速い。

瀬田宗次郎(〃)

十本刀最高戦力。
「天剣」と呼ばれる剣才に加え、「神速」すら超える「縮地」という高速移動法を操る。
CCO様によれば「神速」は「目にも止まらぬ速さ」で宗次郎は「目にも映らねえ速さ」だそうな(なんのこっちゃ)。

ナイス(ハマトラ)

横「浜」の「トラ」ブルシューターであるミニマムホルダー(よーするに異能者)。
指パッチンで発動するミニマム「霊長類最速の一歩(キャノンボール)」は、人間にもミニマムにも対応不可能な音速移動である。
ただし、発動範囲は5メートルと狭い。

HUNTER×HUNTERにおけるスピード系キャラ

元々戦闘におけるインフレでどのキャラも早さを要求されるような世界観ではあるが、スピード特化と言えるのは
  • 肉体に電気変換したオーラを流して強制的に疾走・反射するキルアの神速(カンムル)
  • 時速200kmで2時間以上を駆け、銃弾程度なら軽く回避するヂートゥ
  • 他者のオーラを流すことで超高速移動する乗り物に変身するツボネの大和撫子七変化(ライダーズハイ)
…あたりだろう。(ネテロメルエムなど根本的に戦闘速度がおかしい連中もいようが)

ダッシュ・パー(Mr.インクレディブル)

スーパーヒーロー一家のパー家長男。
最高速度305km/hで駆け抜ける能力や相応の反射能力を持つ。
ただ劇中の描写はそれよりも明らかに速いらしい。
おそらく前述のフラッシュやクイックシルバーのパロディ。

手塚葵(アライブ最終進化的少年)

第二部に登場する手塚家次女の金髪ツインテロリ。
目にも止まらないほどのスピードの能力を持つが子供なのであまり戦闘的とは言えない。

ウマゴンカルディオ(金色のガッシュ!!)

金色のガッシュ!!の馬型魔物。
見た目に相応しくパートナーや仲間を乗せて高速で移動する。その術は自らを強化していくもので、それぞれ炎/氷を纏えるようにもなる。
「ルク」系統はスピードだけではなく身体強化系で、ウマゴンの最大術シン・シュドルクに至っては宇宙へ飛んでいけるレベルに達した。
なお本作では他に加速専用の術「ウルク」があり、序盤のかませフェインジケルド抜きでは抑えがたいほどの高速走行だった。
他にもアシュロンの術シン・フェイウルクが超音速飛行だったりもする。

毘羯羅(SAMURAI DEEPER KYO)

織田信長に仕える十二神将の一人でオカマ。
筋肉キャラの癖にスピードを生かした戦い方に長けるネタキャラ。

ロード・ランナー(ルーニー・テューンズ)

列車並の速さで砂漠を駆けてワイリー・コヨーテをきりきり舞いさせるオオミチバシリ
地形を無視して空を走って駆けたりもする。
初出は1949年なのでカートゥーン界の元祖スピードキャラと言えるかもしれない。
地味にゲーム版もあるがパズルゲーのほうと間違えないように。

香織(超高速の香織)

2698倍に加速する加速剤を服用した女性科学者。
実験中にジェット機が突っ込んでくる事故に出くわし、自分の赤子を連れて2.2秒の脱出を試みる。
しかし重力や慣性、空気抵抗の壁がそこに立ちふさがる。

吾妻晴/梶秋一(オメガトライブ/オメガトライブキングダム)

ウイルス感染により進化種「オメガ」となった日本人。晴は最初の感染者αで梶はそこから感染したβ。
日本のオメガは脳の知覚強化により80倍の高速回転(クロックアップ)が可能である。
ちなみにこの名称を使ったのは仮面ライダーカブトより先らしい。

白奇居子/黒奇居子(ABARA)

人間から変異した生物「示現体」であり、既存の武装が一切追いつかない速度で人類を襲う「白奇居子(ガウナ)」。
駆動電次ら白奇居子の移植された人間「黒奇居子」はそれらに対抗する高速戦闘が可能である。

大倉丈二/迅鬼(鬼門街)

主人公のマサトを半殺しにしたチンピラを仕切るボス。
少年院に入っている間に迅鬼と出会い、彼と契約したことで鬼の力を得た。
迅鬼の能力は脚力の驚異的な強化であり、作中では残像が見えるほどの素早いフットワークや人間離れした跳躍を見せた。

藤堂兵衛魁!!男塾

身のこなしの軽さや攻撃スピードを売りにしたキャラは本作には多く登場するが、本項目の定義に合う「足の速さ」を売りにしたキャラはなんとこのご老体。
老獪残忍強欲なだけで戦闘能力皆無…と思いきや鍛え上げられた肉体を持ち、黒兜流という拳法を極めている。
中でも黒兜流極奥義(こくとうりゅうきょくおうぎ)瞬噭刹駆(しゅんきょうせっく)は瞬きする間に二十間(約36メートル)を駆け抜けるという。
瞬きにかかる時間は約0.1~0.15秒と言われているので、なんと藤堂兵衛は生身で瞬時に亜音速~超音速の域に達する事ができるのである。
作中ではその速度を活かし、相手に向けて投げた手裏剣を自分の足で追い抜いて空中でキャッチ。
再び敵に投げては再キャッチして命中するまで何度でも敵に投げつける…という怒濤の連続攻撃を繰り出した。

小頃音リミ(史上最強の弟子ケンイチ)

恋に生きるネットアイドル系サブカル格闘少女。
全体的な能力は“闇”直系の弟子、YOMIとしては未熟な部類だが、
緒方一神斎による「特化修練」によりスピードのみに全力を注いで鍛えられている。
それだけに速度や機動力は弟子の中でも頭いくつか抜けていて、
物品を狙われていたとはいえまるで反応が追いつかない状態で翻弄し続けるポテンシャルを見せた。
弟子クラスでは最強格といっていいうえに「羽のよう」と称される身のこなしを誇る美羽をも苦戦させるも、
人間の反射神経の限界をも超える武術的な“勘”を動員して対応されたことにより逆転。
再戦では“動”の気を高め、上回るため禁忌の“静動轟一”を発動してまで勝利を望み、
圧倒的な力とスピードで追い詰めるものの、ついに“動”の気の解放を修めた美羽を打倒しきるには至らず、自滅の形で廃人寸前の重体になりかけた。

■特撮でのスピードキャラ

スピードが自慢の怪人が敵として登場するほか、
フォームチェンジを持つヒーローにそれらに対抗するためのスピード特化形態が存在することも多い。
ウルトラシリーズなどの巨大特撮の場合「あまりに速すぎると巨大感に欠ける」という視聴者の声も決して少なくないため、
「飛行速度が速い」くらいに留まっている場合もある。

ウルトラマンティガ・スカイタイプ(ウルトラマンティガ)

ウルトラマンティガ』の主役ウルトラマン、ウルトラマンティガがタイプチェンジ能力で取る形態の一つ。
高速戦闘と空中戦を得意とする形態であり、必殺技も溜めが短く連射性が高い。
その反面、他の2形態、特に肉弾戦闘に特化したパワータイプに比べるとパワーやスタミナで大きく劣るとされている。
また放送当時は技術面での問題か空中戦自体があまり行われておらず、何よりスタッフの間でも赤と銀以外のカラーのウルトラマンは受け入れ難かった様子で、
そのためか、全52話中11回しかチェンジしておらず、怪獣や宇宙人を倒す回がないわけではないが、少し苦戦している印象が強い。
特にゾイガーやドグーフとの戦いでは次第に相手のパワーに圧されていってパワータイプもチェンジされるなど、かなり不遇な扱いであった。
バッシャーの元祖とか言わない。

劇場版ウルトラマンXで久方ぶりにこの形態にチェンジし、見ごたえのある空中戦を披露してくれた。

ちなみに『ウルトラマンR/B』に登場するウルトラマンブル・ウインドのタイプチェンジに使われるティガクリスタルは
絵柄こそ基本形態のマルチタイプだがスカイタイプの力が宿っており、風属性に該当される。

スラン星人(ウルトラマンマックス)

ウルトラマンマックスの敵キャラ。
残像を伴う高速移動で敵を翻弄する。
ちなみに公式サイトによればその高速移動の際の速度は「時速170km!」ちなみに同作品のライドメカのダッシュアルファの最高速度は時速750km。えぇ…

ウルトラマンフーマ(ウルトラマンタイガ)

ウルトラマンタイガに登場するウルトラマンの一人。
シリーズ初の忍者モチーフウルトラマンのため、巨大特撮ながら地上でも残像を残しつつ縦横無尽に走り回る。
なおスピードキャラにありがちな「攻撃・防御が低い」という欠点は描写されず、敵の攻撃を真正面から受け止める場面もそこそこあり、
むしろ「敵の攻撃から一般人を庇うために、頑丈だが鈍重なウルトラマンタイタスから交代する」という普通とは真逆の展開すら見せた*7
またタイガ/タイタスへの交代も瞬間的にできるため、防御面の隙は皆無といっていい。

仮面ライダーシン(真・仮面ライダー 序章)

真・仮面ライダー 序章の主人公。
バッタの遺伝子を組み込まれた局地戦用ゲリラコマンドだけあって驚異的な跳躍力や機動力を誇る。
さらに改造前からの類稀な運動・反射神経を持ち、敵の攻撃を回避し次々と遮蔽物を飛び渡り奇襲を仕掛けるヒット&アウェイ戦法が得意。
また87%以下のダメージなら0.1秒で全快し、皮膚は常に衝撃の75%を吸収する等持久力も併せ持つ。
このためスピードキャラにありがちな「スタミナ不足」といった欠点が無いのも特徴。

仮面ライダーファイズ・アクセルフォーム(仮面ライダー555)

仮面ライダー555の主人公、仮面ライダーファイズの強化形態の一つ。
アイドリングモードからアクセルモードの変形することで僅かに10秒間だけではあるが、
通常の1000倍 (100m走0.0058秒。言い換えれば秒速17㎞、マッハ約50) という凄まじい速度での移動が可能となる*8
ほぼ同時に複数の怪人を撃破する、1体の怪人に対して同時に複数方向からライダーキックを喰らわせるなど戦闘能力も尋常ではない。
なおファイズ・アクセルフォームは、時間操作に近い原理で超スピード機動を行う仮面ライダーカブトのライダーを除く、
純粋なスピードという意味では2位に倍近い差をつけてシリーズで最速の仮面ライダーである。
一応、『仮面ライダー555』ではドラゴンオルフェノク龍人態やらゴートオルフェノクやら上には上がいるが。

仮面ライダードライブ・タイプスピード/タイプフォーミュラ(仮面ライダードライブ)

仮面ライダードライブの主人公・泊進ノ介が変身する仮面ライダー。
タイプスピードはドライブの基本形態にしてスピード特化形態で、加速時の走力は100mを1.8秒。
タイプフォーミュラはドライブの超強化形態で、空気の渦を発生させる「風の戦士」。通常時でさえ100mを0.2秒、加速時は0.12秒で駆け抜ける。
こうなると車や人間が完全停止するほどのスロー視点に切り替わってもなお一瞬で雑踏をかいくぐるという芸当も可能。
ソニックブームで車も人も粉砕されそうだが、そこは重加速現象という「時間の流れが鈍足になる」という現象のおかげで事無きを得ている。

ゲイツリバイブ疾風(仮面ライダージオウ)

仮面ライダージオウに登場する、仮面ライダーゲイツの強化形態。
未来を見ることができるジオウⅡにも対応する間を与えないほどに素早い。
また、上述の「スピード特化型は耐久に難があることが多い」という短所についてだが、ゲイツリバイブにはパワーと耐久に優れた「ゲイツリバイブ剛烈」というもう1つの形態がある上、
2つの切り替えはほぼ一瞬で完了するため、防御面でも隙を見せていない。*9
ただ、ゲイツリバイブへの変身でかかる身体への負担は相当なものであるようで、使い始めた頃は頻繁に出血していた。*10)

タイタンボーイ(超新星フラッシュマン)

超新星フラッシュマンに登場する2号ロボ。
宇宙から来たトレーラーマシン・フラッシュタイタンのキャブ車両が変形するロボット。
スピーディな連続パンチやボーイキャノン、ラジアルボンバーといった武器による連続攻撃で巨大獣戦士を翻弄する。
だが馬力は少なく、必殺技も無いため、敵にとどめを刺すにはコンテナと合体してグレートタイタンになる必要がある。

テトラボーイ(鳥人戦隊ジェットマン)

鳥人戦隊ジェットマンに登場する3号ロボ兼自立行動ロボ。
スピーディーな動きでボクサーのようなフットワークで巨大次元獣に連続攻撃を決める。
こちらも必殺技は無いが、巨大バズーカ・テトラバスターに変形しジェットイカロス/ジェットガルーダの右肩にドッキングして強力なプラズマタキオンビームでトドメをさす。

旋風神ハリアー(忍風戦隊ハリケンジャー)

忍風戦隊ハリケンジャーに登場するカラクリ巨人・旋風神の高速戦闘モード。
装甲や武装を縮小・小型化する事で1分間だけ変形する。
この変形能力は、後に宇宙忍群ジャカンジャのカラクリ巨人・メガタガメシリーズにパクられた。

レッドバスター(特命戦隊ゴーバスターズ)

特命戦隊ゴーバスターズのメンバー。
メタウィルスに対抗するワクチンを移植された影響で、一時的に瞬間移動に見えるほどの高速戦闘が可能になった。
ただし副作用として、苦手な物を見たり聞いたりする(彼の場合はニワトリ)とフリーズ状態になり、一定時間動けなくなる。

マーキュリー(電脳警察サイバーコップ)

電脳警察サイバーコップの一員、西園寺治が装着するビットスーツ。
加速装置を装備しており、高速高機動力に優れている。
軽量化の都合でマーズビットに次いで装甲が薄い上に、後方センサーの力が弱く、後ろからの攻撃に弱い。

ライザーカゲリ(幻星神ジャスティライザー)

幻星神ジャスティライザーに登場する、真田ユカが変身する「仁」の戦士。
忍者モチーフで、高速移動を得意としており、鉤爪のカゲリストライカーと、苦無のカゲリダガーを武器とし、遠近どちらの戦闘にも対応できる。


■ゲームにおけるスピードキャラ

大抵のゲームでは「素早さの高いキャラクター=強キャラ」という図式が成立している。
というより、ゲームによっては「素早さの低いキャラクターを使う」ことそれ自体が縛りプレイになりかねないほどパワーキャラとスピードキャラの間には埋めがたい格差がある。
なぜか、と言うと多くの作品で素早さは「行動順」「攻撃回数」「攻撃回避率」などの多くの局面に影響する非常に重要度の高いステータスであるため。
ゲームバランス調整に失敗しているような作品だと、大抵スピードキャラがバランスブレイカーと化す。
ただ、ドラクエやポケモンのように素早さが行動準にのみ影響され、回避率が別途で分けられている場合はその限りではない。
一応素早さが高ければ安定して敵に先制できるので戦略を立てやすいメリットはあるが、
行動直前にコマンドを決定する作品(例:スーパーマリオRPGマリオ&ルイージRPGシリーズなど)では更に素早さの価値が落ちてしまう。
アクションゲームや格ゲーでも同じことが言えるが、早すぎて扱いづらいキャラもいるので一様にRPGのキャラと同じとはいえない。

バルログキャミィジュリ(ストリートファイターシリーズ)

ストリートファイターシリーズのキャラクターにして、格闘ゲームにおけるスピードキャラの代表格。
バルログは忍術をアレンジしたスペインニンジュツと、右手に装備した鉤爪で素早く華麗な空中殺法を見せる。
キャミィはハイレグレオタードの特殊工作員、蝶のように舞い蜂のように刺すスピーディーな戦いが特徴。
ジュリはテコンドーと風水エンジンで戦うドSレズ、異常に素早くトリッキーな軌道で戦うトリックスター。

かすみあやね姉妹(DEAD OR ALIVE)

DEAD OR ALIVEシリーズの主人公とその妹。
通常攻撃の威力は低めで有るものの、スピードと加減速の切れに優れ、手数の多さと跳躍を活用した技が多い典型的なスピードキャラ・・・。
なのだが、あくまで他の参加者と比較した場合の相対的なもので実際には自身の三倍の体重の大男を着用している込みで投げ飛ばすパワーと、爆破デスマッチどころか裸同然の姿で対戦車榴弾の至近弾を被弾し、数十mの高さから岩やコンクリートの上に叩き落されて頭部を強打しても掠り傷と多少痛いで済むタフネス、少し治療すれば傷一つ残さず回復する生命力を兼ね備えた化け物で、高機動≒高出力を体現している。
此れでも一部の戦闘以外はエンターテイメントや姉妹喧嘩*11の為に手加減をしている。


クイックマン(ロックマン2 Dr.ワイリーの謎)

ロックマン2の8ボスの1人を務めるワイリーナンバーズ。
その名のごとく素早い動きで敵を翻弄する。動きの素早さと高いジャンプ力を自慢にしているスピード狂。
ただしタイムストッパー遮断装置に欠陥があり、タイムストッパーで止められるだけで大ダメージを受ける。
有賀ヒトシ作の漫画では贔屓されまくりで、残像が残る程の高速移動を見せている。

チップ=ザナフ(GUILTY GEAR(ギルティギア))

GUILTY GEAR(ギルティギア)シリーズのキャラクター。
全キャラでも圧倒的なスピードと、 「死ななきゃ安い」という名言を生み出したほどの紙耐久 の持ち主。
また、設定上ではかなりの強キャラなものの、コンボの火力に対してゲージ効率が悪い、脆いといった欠点が
大きく響き、作品によっては弱キャラにもなるという割と珍しいタイプのスピードキャラ。
一方で圧倒的な機動力からの崩しが強力なため、バランス次第ではやっぱり上位に食い込むこともある。

フラジール(ACfA)

ARMORED CORE for Answerに登場するACの一機。
本作に登場する人型兵器ACネクストは元々超音速の瞬間加速や長距離移動が可能な能力持つが、
本機とベースのX-SOBREROは他のあらゆるを投げうってスピードに特化した機体である。
軽量化と空力適正を極めた結果となるその外観は、の一言に尽きる。
冗談抜きに 「穴」の字そのものな形状をしている のである。
ゲームでも軽さに加えて強力なブースターを装備しているため凄まじいスピードを出し、照準に捉える事も容易ではない。
もちろんと言うべきか、積載量や安定性、照準精度などは最低クラスであり、プレイヤーとしては極めて扱い辛いパーツ群となっている。

コルネリス・アーチボルト(ARMORED CORE VERDICT DAY)

元々の軽量さに加えてブースターの増設によって凄まじいスピードを持つ改造型軽量逆関節脚部を備えた乗機、トロンプイユを駆る傭兵。
常にプレイヤーと一定の距離を保ち、遠距離からスナイパーライフルとミサイルで一方的に攻撃するスタイルを取り、
距離を詰めようにもその速さとジャンプ力の前に中々近付けないという面倒な相手。
この脚部の性能と彼の戦法は非常に強力で、彼を倒す事で得られる改造脚部は「ネリス脚」の通称でプレイヤー間対戦でも人気のパーツとなっている。
このためCPUキャラにしては珍しく 最強クラスのガチアセン機体を使うキャラ となっている。
一方で、ネリス自身も戦闘開始前に 「つまらん戦いになると思うが勘弁してくれ」 と言う様に、
やられる側からすれば全く面白味が無い試合となるため、対戦での使用には賛否が分かれる。

フォーミュラ(BORDER BREAK)

BORDER BREAKに登場するブラストのひとつ。
その名の通り高速移動に重点を置いたシリーズで、ホバー脚部の仕様にパーツ1式揃えることで発生するボーナス効果も加わって、
ゲーム上の限界値に達する という間違いなく本ゲーム中ぶっちぎりで最速の性能を誇る。
また、ホバータイプ独特の性能によって、慣れた人が使えば「地形?ベース壁?何それ?」とでも言うかのような他では真似できないルートでの敵陣強行が可能。
二脚では有り得ない所を悠々と爆走する姿は 犯罪者 と呼ばれ恐れられている。
かといってスピードの為に全てを投げ捨てたパーツ群かといえばそうでもなく、全般的に優秀なパーツが揃う。
…のだが、ホバーゆえ初動が遅く、軽量級ゆえの装甲の薄さも相まって敵ブラストと正面切って戦うのは非常に苦手。
また余剰積載に余裕がないため、その性能を遺憾無く発揮できるのはほぼ強襲兵装に限られてしまう。
その強襲兵装でアサルトチャージャー(加速用の追加ブースター)を発動した状態でヘヴィマイン(地雷)を踏むと、踏んだことで起爆→爆発が発生までの間に爆発の範囲外に出る事でノーダメージに出来たという冗談のような記録が残されている。
なおこれらは全て稼働の終了したアーケード版の頃の記述であり、現在プレイ可能なPS4版では色々あって最速の機体でなくなったどころかホバー脚ですら無くなっっている。

ソニック・ザ・ヘッジホッグ

近年はマリオやスマブラともコラボするようになった「史上最速のハリネズミ」
名前の通り音速で走り、主演ゲームにおいては高速スクロール画面の中を文字通り駆けて駆けて駆けまわり続ける。
スマブラシリーズでは今なお最速を誇り、初登場のスマブラXではカメラをぶっちぎる。
なお泳ぐことはできないため、基本的には水場は 上を走る だけである。それも十分おかしいが気にするな。*12
設定上の基本的な速さは超音速くらいだが、いわゆるハイパー化である金色スーパーソニックでは亜光速にまで達する。
しかし、一部ゲーム中に通常使用する「ライトダッシュ」の時点で光速に達してたり、ソニックカラーズなどの設定では超光速に達してさえいるので、限界がどこにあるのかは割と謎である。

ウォルフガング・シュライバー(Dies Irae -Acta est Fabula-)

Dies Irae -Acta est Fabula-』の登場人物。ノベルゲーだけど一応この位置に。
彼の持つ創造『死世界・凶獣変生』は、「どんな速度だろうと必ず相手より速く動ける」という、スピード系の極致とも言うべきチート能力。
速度に上限はなく(活動位階で宇宙速度、形成位階で音速の百倍を超える、創造位階で音速の千倍を超えて無限加速で光速すら超える)、
慣性などの物理法則をも無視し、後手が先手を追い抜くという不条理すら具現する絶対最速・絶対先制・絶対回避のとんでもない能力である。
「誰にも触れられたくない」という渇望が基なため、攻撃手段は銃撃とバイクであり*13
防御面では一発でも喰らえば即死の極端な紙装甲というピーキーな性能。
しかし真の創造ではそういった弱点すらも消失して、核爆発に巻き込まれても瞬時再生することが可能な不死となる。

眠り姫/かぐや姫(神獄塔 メアリスケルター)

『神獄塔メアリスケルター』の登場キャラ。このゲームはキャラごとにジョブカテゴリが固定されており、この二人はアーチャーカテゴリに属する。
このカテゴリの一つ「スピードガンナー」は名前の通りAGIが高く、かつ主武器である銃はAGIを上げる効果もある高攻撃力武器(ただし種類が少ないため、入手機会が他より限られる)。
また、ランダムで戦闘開始時に先手をとれるパッシブスキル「最速行動」が発動すると、元々が速いのですぐさま次の自ターンが回ってくることさえある。
攻撃性能に関しても、武器の攻撃力が高いのに加えて、通常攻撃がランダムで連続攻撃になるスキル持ち・範囲攻撃が多い・銃なので後衛でも攻撃力が変わらない・ボス向けの連続ヒットスキルもある、となかなか有能。
弱点と言えば魔法防御の低さと属性攻撃がないことくらい。また、上記の通り銃は種類が少ない上に最弱でも武器としてのランクが比較的高く、序盤で入手できないことが多かった。
とりわけ2においては、前作で猛威を振るった多属性全体攻撃魔法が使いづらくなったため、雑魚戦での活躍機会が増した。

島風(艦隊これくしょん -艦これ-)

日本軍の浪漫兵器な当時最速クラスのワンオフ駆逐艦をモチーフとした艦娘。
ウサ耳のZ旗パンツなスピード自慢キャラ。かけっこなら誰にも負けない。
ステータスも高めで、艦の操作が可能なアーケード版でも最速の移動力を持つ。

タシュケント(艦隊これくしょん -艦これ-)

ソ連の嚮導駆逐艦をモチーフとした艦娘。
ソ連艦という事もあって島風とは真逆の厚着キャラだが史実だと島風より速い
さすがに空気を読んでアーケードでは島風と互角の船速に抑えられているが、彼女独自の仕様がアーケードのシステムと完全に一致したため、アーケード最優の駆逐艦とすら呼ばれる。

ドレル(Mass Effect3)

ME3のマルチプレイでは地球人以外の種族も使用できる。
その中でも"ドレル"という緑色の肌が特徴的な種族は特に機動力に長けている。
回避がアクロバティックモーションとなっているため素早く機敏な回避行動が可能。
更にフィットネスを強化することで、走る速度が他の種族と比べて格段に早くなる。
武器の重量制限も比較的緩いがスピードキャラの宿命か、耐久力は全種族の中でもやや低め。

P-49 スレイプニール(ラストオリジン

飛行ユニットを装着して空戦を担当するバイオロイド部隊「スカイナイツ」の戦隊長。
最高速度マッハ100と嘯く*14自信家であるが決して口先だけではなく、全戦闘員中最高レベルの回避力と行動力を持つ最速の回避盾。
戦闘時のモーションでも残像が浮かぶほどの若干無駄な感じもするジグザグ機動で敵を翻弄し、
残像すら映らないほどの超高速で突進攻撃をするなどとかくスピードを前面に押し出したキャラ。
胸が小さいのは空気抵抗を軽減するためとかなんとか

もちづき(くにおくんシリーズ)

冷峰学園の生徒。「かっとびのもつ」という異名を持ち、登場する作品の多くでは彼が素早さ単独1位になるよう設定されている。
シリーズ内で彼と同等のスピードを持っていたのは、熱血新記録のジョニー(CPU専用キャラ)だけである。
しかもスピード一辺倒で他のステータスが貧弱という事もなく、弱点は素手の攻撃力くらいなもの。
特に「ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会」のクロスカントリーにおいては圧倒的な俊足で猛威を振るった。

ゲーム自体がスピード偏重主義の作品


戦略シミュレーション全般

ゲーム仕様が敵味方全員交互に動く「ターン制」か、早さ(速さ)の高いキャラから行動順がまわってくる「アクティブターン制」かでその扱いは変わる。
ターン制のゲームでは主に攻撃の回避率に関わる数値であり、アクティブターン制ほど重要ではない。
が、ターン制の雄とも言えるファイアーエムブレムシリーズスーパーロボット大戦シリーズもともに、
かつては剣士系やリアル系ユニットと言った素早さ重視のキャラ偏重と言える時代があった。
FEは速さが攻撃回数(1戦闘時にもう一度追撃する)と回避率に、スパロボは命中率や回避率に直結したため、それぞれ「スピード系の方が最終火力が高い」、
精神コマンドを使わなければ雑魚にすら当てることができず燃費が悪い、回避行動を選んでも高確率で攻撃を受ける」となってしまっていたのだ。
時代が進む毎に素早いユニットの弱体化やシステムの設定(回避率に対する速さの影響の減少、命中率の増加など)、鈍足なアーマーナイト・スーパー系ユニットの強化等のバランス調整が図られ、今ではどちらもまんべんなく活躍させられる傾向にある。

一方でアクティブターン制のゲームである「ファイナルファンタジータクティクス」などでは、ほぼスピード絶対主義と言っても過言ではないほどに素早さの重要性が高い。
先述の通り「素早さの高いキャラから早く行動順が回って来る」という仕様上、素早さの成長率の高い職業で成長させないことには戦力としてほぼ役に立たないのだ。
おなじみ魔法の詠唱も「詠唱完了→魔法発動」までのタイムラグがあり、その時間を決めるのも素早さである。
この仕様のあおりを受けて、スターシステム的に仲間になるクラウドが持つ【リミット】はファンサービスと言って過言ではないラインナップに反し、
パネル指定のみ(動く対象を追従できない)かつチャージが必須という、システム面で相性がよろしくない状況に。
一部の上位技などは【ショートチャージ】というアビリティをつけてなお、当てるためにサポートが必須な本末転倒な構図になってしまう。

作品の枠を超えぶっ壊れキャラの代名詞の一人に数えられる雷神シドが何故そんなに誰が使っても分かるほど強いのかといえば、
彼が持っている【全剣技】は魔法に対するMPのように、消費するリソースが何もないのにすべてラグが存在しない即時発動で範囲・威力もろもろも優秀なのである。
まぁそれだけならもっと前に仲間になるアグリアスが持つ【聖剣技】も同じなので、じゃあ対応範囲の違いではないか……
この爺ちゃんが加入で引っさげてくる『エクスカリバー』は常時ヘイストとかいうもうそれだけで採用待ったなしな特性を持つ初期装備にして最終装備
ヘイストとは時魔法の一種で、効果は「Speedを1.5倍」。
あまりの汎用性と強力さから競争率の激しいアビリティの枠をこのためだけに割いてもなんら惜しくない、それほどの特殊状態。
さらにさらに専用にして初期ジョブの【剣聖】は特化職ほどではないにしろ補正がかかりSpeedの成長値も並以上という隙のなさ。
お分かりいただけただろうか、この爺さん素早さが高い=強い図式にあってシステム的に強い要素しかないのである。
育成やカスタム性が高い作品なのに、な~~んにもしなくても一人だけ倍速状態の爺さんが高速で暴れまわってそのまま速く強くなっていく
長年戦いが続くファンタジー世界で剣聖とか呼ばれる老兵がトロくて弱いわけがない、とでも言わんばかり。
それだけに爺さんが魅了されたりすると止める間もなく一瞬でこっちも壊滅させられるけどな!

似たような存在としてアクティブタイムバトル制のRPGがあり、例としてゼノギアスシタン先生が、
その素早さによるターン先取にもかかわらず全体的に高いステータス(特に終盤の武装化による攻撃力)で猛威を振るい、特にパワーキャラのリコが割を食ったという。

邪聖剣ネクロマンサー

PCE屈指の難RPG。
「素早さの高いキャラから素早さの低いキャラに攻撃すると、連続攻撃が発生する」という仕様もあり、
素早さの低い戦士キャラである「バロン」の使い勝手が非常に悪く、敵全体の素早さを下げる補助魔法「イーガス」が非常に強力。
というか、この辺の仕様を理解しないことにはまともに攻略できない。

ファイナルファンタジーII

FFシリーズでもトップクラスに複雑なシステムのRPG。
「重装備は死にアイテム」と言われるほど軽装備・スピード育成が強い。
「重装備して被ダメージを減らす」よりも「軽装備で敵の攻撃をかわす」方が総ダメージ量がよっぽど減りやすく、さらに魔法も重装備だと成功しにくくなるなど、数々の隠れた仕様によりパワータイプの育成は息をしていない。

ドラゴンボール3 悟空伝

ファミコンのドラゴンボールゲーム。
主人公悟空は「パワー、テクニック、タフネス、スピード」の4つのパラメータに経験値を割り振って強くなる……のだが、
スピード重視で育てないと雑魚戦に勝てない といういびつなバランス。
また、「パワーとテクニックは計算式上どちらも全く同じ効果」「タフネスは下手に上げすぎるとボスが硬くなって苦戦する」など隠れた仕様がやたら多く、素直にバランス重視で育てると非常に苦戦する。

ゲームとは関係ないが後々の原作において
悟空「 ………これでは勝てねえ……
(パワー極振りモードである超サイヤ人第三段階)
悟飯「え!?」
悟空「こんなにふくれあがった筋肉では パワー は大きくあがっても
スピード が殺されてしまうんだ」
という台詞もある。

コンバットライブス

テクノスから1990年に発表されたマイナーなベルトスクロール。
ただでさえアホみたいに難しい上にキャラクターバランスが悪く、 スピードキャラであるブリッツ以外を選ぶとワンコインクリアはまず不可能 とまで言われている。
特にパワーキャラであるブローヴァは 2014年まで確固たるワンコインクリアの報告がなかった

ポケモンシリーズ

俗に「130族」と呼ばれるスピード重視のポケモンが有名。
1ポイントの差で戦闘では先手が取れるか後手になるかが決まるため、通信対戦での素早さ調整は非常にシビア。
性格による能力補正も素早さの上がるものが最もメジャー。
素早さを上げる持ち物である「こだわりスカーフ」もメガシンカZワザに次いで使用率が高い。
毎ターン素早さが上昇する特性かそく』は言うまでもなく強力。
また素早さをある程度無視して相手の上を取れる先制技も重要。
いたずらごころ(補助技全般)」「はやてのつばさ(飛行タイプ全般)」といった、条件次第で普通の技でも先制にできてしまう特性はかつて猛威を振るった。
後者は「飛行タイプに弱い」というだけで評価が落ちたほどに。
特に世代と共に火力のインフレが進んだことで相手に先制できることの重要性はより高まっている感がある。
ただし、マルマインのように、すばやさが高い だけ のポケモンは陰に埋もれがち
「そこそこ速い方」程度でも、ガブリアスのような高水準の攻撃力・技レパートリーや、あまのじゃくジャローダのように強烈な個性や補助技があってメジャーになれるのだ。
しかし、トリックルームパーティなど「速いポケモンほど不利」、「攻撃順の意図的な調整」という戦術も存在するので、高速が全てというわけでもない。
そしてでは、強力な高速ポケの追加や先制系特性の弱体化、先制技を封じる手段の増加によって、
「かなり速い方」レベルのポケモンにもスカーフを持たせる程の相当な素早さインフレが発生している。
2021年1月現在で素早さが最も高いのはレジエレキ

北斗の拳(AC版)

スピードキャラであるトキの狂った強さが有名。
格ゲーだと、「足が速い=立ち回りが強い」ということになりやすいため、相応の欠点を多く持たせないとバランスが崩れやすいのだが、
トキはその欠点がほとんど欠点になっていなかったために恐ろしい強さになってしまった。

世界樹の迷宮シリーズ

「味方1人の行動順を最速にする」がスキルとして成り立つバランスなため、当然スピードキャラも強力。
初代のレンジャー、Ⅲのシノビが万能スピードキャラとして名高い。
何でもできるのベクトルこそ違うが、居なければ冒険が少なからず苦行となりえる。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

ピカチュウフォックスキャプテン・ファルコンソニック、リトル・マック、メタナイトなど。
ゲームのシステム上と原作再現の結果、スピードキャラは「ワザそのものに癖は少ないがそれと引き換えにダメージ蓄積・撃墜力のどちらかが低いため、コンボや復帰阻止の練習が必須」(シーク、メタナイト、ピカチュウ)、
「ワザのクセは少なく撃墜力もそこそこだがあまりに速すぎるせいで慣れなければプレイヤー自体が扱うのに難儀する」(ソニック、フォックス)、
「パワーも高いが撃墜ワザがどれもやや遅く扱いにくいため(これとか)読み合いとかも含めて実力が試される」(キャプテン・ファルコン)
のどれかとなりやすい。
もっともリトル・マックはどちらかというと「地上超特化のスピード&パワー型で、空中だと途端に貧弱になる」という極端すぎる性能付けであり、最新作で参戦したジョーカーヒカリのように「固有強化やキャラチェンジで撃墜力不足を補う」スピードキャラも存在している。

いずれの場合も決定力不足がたたって初心者には扱いにくいが、特性を理解し扱い方をマスターすれば手強いキャラになる。横槍を入れられやすく事故が起こりやすい多人数戦よりは、じっくりタイマンで戦う1on1の方が得意と言えるだろう。
初心者でもボタンガチャガチャしていれば勝てるとまで言われたX時代のメタナイト?サアナンノコトダカー

東方Project

明確なスピード一辺倒キャラとしては烏天狗の射命丸文が該当する。
シューティング、対戦格闘だけでなく各種二次ゲームでも基本的に彼女が最速になる調整が成されている。
同じ烏天狗の姫海棠はたても速度重視であることが多いが文より活発でない性格からか、スピードに関しては1歩譲る設定が多い。
天狗の次点と言う前提になるがものの霧雨魔理沙レミリア・スカーレット魂魄妖夢十六夜咲夜辺りがスピード寄りパワータイプとして今でもそこそこの素早さを持つ。

ローグライクゲーム全般

行動回数の多い敵は数回攻撃をかまし逃げようとしても全く逃げ切れず、逆に逃げる特性を持っている場合は普通に追いかけても追いつけないと一筋縄ではいかない敵が多い。
敵もプレイヤーもやりたい放題Elonaで例を挙げると、
固定ユニークボスの一柱・猫の女王『フリージア』は、彼女の根城に入り姿が見えるかな見えないかなと思っ*ピチュ*たらあれ?【あなたは殺された……遺言は?
……と、こちらが一回行動する間におびただしい数の行動をされ、対策をしないと戦う戦わない以前の次元に置いてけぼりにされてしまう。
件の猫の女王は挑戦する段階になった時点でやりこみに太ももを突っ込みかけているので極端な例にはなるが、それでも数値差による蹂躙の例としては分かりやすいはず。

またプレイヤーがスピードを上げるアイテムを使った場合、敵が飛び道具でも持っていない場合はヒットアンドアウェイ戦法が可能となる。


■小説・ライトノベルでのスピードキャラ

ジバーン教授と友人(新加速剤)

H・G・ウェルズによるSF短編の主人公二人。
教授の開発した新加速剤の実験により1800倍に加速した世界を体感することになる。
おそらく創作世界初めての神話・魔術によらない高速能力者である。

ガリヴァー・フォイル(虎よ!虎よ!)

アルフレッド・ベスターによる長編SFの主人公。
その武器は強烈な復讐心、ジョウント(要するにテレポート)、そして体内に埋め込んだ加速装置などである。
加速装置は奥歯のスイッチを噛むことで発動する。009と似てる?あっちの元ネタだもの

ジェシー・ムーア(ハイスピード・ジェシー)

生体宇宙線パオロンに乗って宇宙を旅する元スプリンター。
銃弾を超えて超音速で動く能力を持つ。手から飛ばす礫もまた銃弾以上の効果を持つ。

バーストリンカーの皆さん(アクセル・ワールド)

ゲーム「ブレイン・バースト」をニューロリンカーにぶち込んだプレイヤーたちは、それが提供する1000倍の早さの思考世界でバトルに興じている。
基本はゲーム中・思考力のみであるが、一部のコマンドでは物理的限界はあれど現実世界・身体能力まで拡張可能。

レン(ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン)

『ソードアート・オンライン』の世界で展開されているVRMMORPG『ガンゲイル・オンライン』を舞台とした外伝作品で、
主人公である「小比類巻 香蓮」が同ゲームで用いるアバター。
小柄な体格と敏捷性を重点的に上げたAGI型のスキル構成で、意識してそうしたわけではないが、非常に対人戦闘向きのステータスとなっている。
アサルトライフルとサブマシンガンの中間に位置する銃P90による突撃・奇襲攻撃が主体。
一方で筋力値はそれほどではないので重い武器は装備できず、近づけなければ火力は出ないとデメリットも相応。

遠山キンジ(緋弾のアリア)

主人公の武偵高校生。
一族に遺伝的に伝わる「ヒステリアモード」の力で、性的に興奮すると思考力・判断力・反射神経などが通常の30倍にまで向上する。
その能力で毎回のように銃弾に対してわけわからん対応をするのが本作のお家芸である。

トップスピード(魔法少女育成計画)

「猛スピードで空を飛ぶ魔法の箒を使うよ 」
バイク音がするその箒「ラピッドスワロー」は戦闘機よりも早い超音速飛行をし、そこからのソニックブームの効果は絶大。

プフレ(魔法少女育成計画restart以降)

「猛スピードで走る魔法の車椅子を使うよ」
こちらは超音速で地上を走行できる。オプションというか改造によりビームくらいなら撃てる。

ウォルフガング・ミッターマイヤー(銀河英雄伝説)

「疾風ヴォルフ」の異名を持つ銀河帝国提督。
あくまで軍事能力であるものの、その艦隊運用は迅速にして強力である。
その速さはアムリッツァ星域会戦にて撤退中の同盟軍艦隊をいつの間にか追い抜いているほど。

ジョナサン・リヴィングストン(かもめのジョナサン)

普通のカモメが食う寝る増えるで生きてゆこうとする中、飛行能力の強化に邁進し続けた求道者カモメ。
変鳥扱いされ、追放されたのだが、スピードを極めた輝くカモメの世界へと導かれた彼は……

バンディット(ニンジャスレイヤー)

ソウカイ・シックスゲイツに所属する、常人の三倍近いニンジャ脚力を持つ高機動斥候ニンジャ。
ビルからビルへ飛び移り、スリケンを投げつけてくる油断ならぬ強敵(彼は真顔で書き終えた)。詳しくは個別項目へ。

スローハンド(同上)

ザイバツ・グランドマスターの一人。イダテン・ニンジャ憑依者。
ヘイスト・ジツにより自身のスピードを超加速させ、目にも留まらぬ速さで一方的に攻撃することが可能な強敵。
ジツの強度は調節可能で、最大出力で行使すれば自身と同格のグランドマスターが相手でも一切の抵抗を許さず瞬殺できるという。
ただし、ニンジャソウルの影響で何もせずとも自身の老化速度を加速してしまい、ジツ使用時には更に加速するというとんでもないデメリットを負っており、
戦闘は選別に選別を重ねた少数精鋭の部下に任せるか、必要な時に必要最低限の出力でジツを使うなどして自身の消耗を減らしている。

クロームドルフィン(同上)

元オムラ・インダストリのテストパイロットだったニンジャ。オムラ倒産後、残党によるオムラ復活運動に呼応し、オムラの遺産であるエアロバイク「イルカクロイ」と共にアマクダリ・セクトから逃亡。
ヌケニン狩りとイルカクロイ奪還に燃えるアマクダリ・ニンジャ達や、アマクダリに制裁として殺された婚約者の両親からの依頼で動いていたニンジャスレイヤー、怒れる暴走クランのヘッドらと共に、ハイウェイでバイクチェイスを繰り広げる。

神行太保・戴宗(水滸伝)

梁山泊の百八星の一人にして、神行法の護符を足に張り付けることで何百里も高速でかけられる道士。
使い方はパシリだが利便性は本物。
千里を駆けられる上位互換の馬霊からは後にそちらの術も伝授された。
下位互換に活閃婆・王定六 がいる。
こちらでは九大天王の一員

ピクシー(吉永さん家のガーゴイル)

同作中に登場する魔法の妖精。
彼女は肉体が魔法的な情報のみで構成されているため、物理的な制約に引っかからずに活動することができる。
つまり物理法則を超えて超光速での移動・戦闘が可能。
その速度は、ただ移動し、攻撃し、また移動する、ということを繰り返すだけで、基本的に亜光速での戦闘・視認を行う同作品のキャラクター達の目から見ても、分身して攻撃している様にしか見えなかったほど。
一方で身長15cm程というサイズから純粋な攻撃力には劣っている部分があるようである。

竜胆/九曜(エスケヱプ・スピヰド)

八洲の作り上げたサイボーグ「鬼虫」
「蜻蛉」の竜胆は知覚・思考速度をはねあげる特別攻撃術「神経加速(タキオン)」を持ち、
「蜂」の九曜の特別攻撃術は電磁制御だが、それを応用して意識を加速する「擬似神経加速(タキオン・エミュレート)」を使えるようになった。

星弓軋人(世界平和は一家団欒のあとに)

生命の流れを操る能力「冒涜」とは別に超人的な脚力による高速移動ができる。
目に止まらない動きで一瞬の傷から生命力を奪い、さらに自らを強化すると能力同士の相性は高い。

独角烏煙獣(封神演義)

張奎の駆る幻獣。見た目は角の生えた馬
これに乗って地上を疾風のような速さで駆けながら多くの武将を斬りせしめた。
漫画版でも速いが、見た目はなぜか烏顔の飛べない鳥。


■神話のスピードキャラ

ヘラ

臨戦態勢の弓術の達人に対して瞬時に格闘間合いに踏み込んで弓矢を捥ぎ取り、その後は格闘戦で一方的にフルボッコにしている。此れでも全然本気を出していない。
因みに古代ギリシャの神事には彼女に捧げる女子短距離走大会が存在していた。

ヘルメス/メルクリウス

ギリシャ神話/ローマ神話の神。伝令の神として早足を司る神格ともなった。
空を神速で駆けさせるという羽を持つサンダル「タラリア」を持つ
この項目でも度々マーキュリーだの見かけるが元ネタと考えてよい。

アキレウス/アキレス

ギリシャ神話、特にトロイア戦争で活躍した英雄。ペレウスと海の女神テティスの子。
「駿足のアキレウス」の異名を持ち、自らの馬を除くどんな馬よりも早く駆けたという。弱点はご存知アキレス腱。
「アキレスと亀」のパラドックスでも駿足の代表として扱われている。
Fateでもその人類無双のスピードを持つチャリオット と身体能力 がそれぞれ宝具として設定されている。

アタランテ

ギリシャ神話の女狩人。イアソスまたはメナロスとクリムネの娘だが熊に育てられた。
人間の中では地上最速とされ、自分への求婚者と徒競走しては追い抜きつつ弓矢でぶっ殺していたという。
弱点はヒッポメネースの使ったアフロディーテ謹製の黄金の林檎。
Fateでもアキレウスくらい速いそうな。

韋駄天

インド神話の軍神スカンダの仏教における姿。増長天八将の長かつ四天王三十二将の長。
仏教神話において仏舎利を盗んだ捷疾羅刹/捷疾鬼を、これまた俗説の一部ではあるが追い詰めたというものがあり、漢語におけるスピードの象徴となっている。


■その他のスピードキャラ

V-MAX

一般的にはヤマハ製の高馬力バイクとして知られる。
軍事的にはF-15がV-MAXスイッチという6分のみ推力を上げるブースト機能のことでもある。
これを元ネタにしたと考えられるのが、戦闘妖精・雪風におけるパイロットの生命を無視したリミッター解除加速であり
そこから産まれたと考えられるのが、蒼き流星SPTレイズナーでレイズナーなどが用いる、バリアを張りつつ3.57倍まで加速するV-MAXである。
さらにそこから産まれたと考えられるのが、サガフロンティアのT260Gの終盤での装備V-MAXであるが、システム↑はターン制限つき全体強化である。



追記・修正は目にも止まらない超スピードでお願いします。


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最終更新:2024年02月27日 21:49

*1 筋トレはじっくりと負荷をかけるのが鉄則で、運動神経の悪い人で筋肉を専門に鍛えている場合、いざ素早く動こうとしてもギアの切り替えが出来なくなるという極端なケースはある

*2 無論、スピードキャラには此れに加えて「反応速度と動きの正確さ」が求められるので、スピードキャラである事は高出力の十分条件にはなっても、高出力がスピードキャラの必要条件では有っても十分条件と言う訳ではない

*3 ロンドン大学が計測した陸上短距離走のトップ選手のデータがこのレベルである

*4 マーベルのキャラとは無関係

*5 視聴者に分かりやすく高速機動をアピールするための演出で、実際には残像も残らないらしい。

*6 真ゲッター1ですでに亜光速で飛行でき、日本からシベリアまでものの数秒で移動する。ただし慣性Gで死なないようパイロットは生体パーツになっていく。ただし真ゲッター2はパイロットに慣性負荷が掛からない。

*7 この時戦ったガピヤ星人アベルがタイタスに傷一つつけられないと攻撃力がそこまで高くなかったのもあるが

*8 なお、速度だけでなくあらゆる動作が1000倍になる

*9 作中でも相手の攻撃を受ける瞬間に剛烈に切り替える芸当を披露した

*10 鼻や口は勿論、目からも垂れ流しており中々強烈。しかもその格好のまま作品イチの笑い顔を見せていたりする。(闇堕ちとかではなく普通に彼等から見て面白いことがあった

*11 厳密にはDEAD OR ALIVE 2で姉の家出に逆上したあやねが一度だけガチの殺意剥き出しで襲い掛かったが見事に返り討ちにされている

*12 たまに水中ステージも登場するが制限時間が来るとトラウマBGMと共に溺死する。それ以外の作品では即沈む。

*13 活動位階では宇宙速度で走り回っただけで街区を壊滅させる、形成位階では音速の百倍を超える隕石衝突並の攻撃力・バイク突撃で街が焼け野原と化す、創造位階では核爆発級の攻撃力

*14 申告通りならば約34km/s。飛行物体が太陽の重力を振り切る第三宇宙速度(約16.7km/s)の倍以上となる