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股関節正面撮影
【撮影前チェック】
障害陰影となるものを外す。
(ベルト、チャック、ポケットの中身)
ズボンが厚い場合は着替える。
人工関節等を入れているか確認する。
【ポジショニング】
背臥位(または受像面に背を向けた立位)。
前額面とフィルムを並行にする。
両下肢を内旋(15~20°)させ、重し等で固定する。
骨盤および下肢の捻じれがないことを確認する。
(両側の上前腸骨棘が同じ高さであること+膝関節が同じ傾きであること)
カセッテは半切サイズを横に使用する。(状況に応じて縦方向とする)
人工関節をフィルムに収める
骨盤を可能な限りフィルムに収める(捻じれのないことの証明)
【X線入射点/距離】
距離100~120cm。
正中線上で大転子2横指頭側の点にフィルムに垂直入射。
【撮影条件】
75kV/20mAs リス(+)
【チェックポイント】
両側の閉鎖孔が左右対象に描出されていること。
人工関節および関係する器具が含まれていること。
骨梁が明瞭に視認できること。
左右マーカーが入っていること。
大腿骨頸部や大転子が広く描出されていること。
目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。
シェントン線が観察できること。
【関連資料】
大腿骨近位部(股関節)骨折分類(AO,Evans,Garden)の説明は
こちら
がおすすめ。
Garden分類(
図
)typeⅠ→Ⅳになるに従い大腿骨頭の血流が途絶えている可能性が高くなる。typeⅢまたはⅣ:人工骨頭挿入術を選択する
最終更新:2024年02月23日 02:46