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【撮影前チェック】
障害陰影となるものを外す。
(ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等)
【ポジショニング】
原則、左側臥位。(胃のガスが腹腔内に遊離しやすい)
下側がフィルムから欠けないように5cm程度の発砲スチロールの台に横たわらせる。
体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。
頭に枕、両膝は軽度屈曲することで体を安定させる。。
横隔膜を含めなければならないので、フィルムは上縁が腋かに来るように置く。
遊離ガスが腹壁と肝表面の間に移動するのに左側臥位で5分程度待つ。
【X線入射点/距離】
距離150cmの点から受像面に垂直入射。
中心は正中線上で、腸骨陵より2横指上の点。
70kV/32mAs リス(+)
呼気停止。
【チェックポイント】
横隔膜が含まれている事。
体の捻れがないこと。
呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。)
腹腔内フリーエアや液面像(鏡面像)の観察に適するように、臥位AP撮影の写真よりやや低濃度の写真とする。
最終更新:2024年02月16日 00:00