鉄の代謝について

  • 鉄は反応性に富む金属なので血液中に遊離鉄として置いとくわけにはいかない。したがって、その全部がトランスフェリンに結合しており、血清鉄(=トランスフェリンと結合している鉄)の正常値は80~160μg/dl。
  • 他方、貯蔵鉄であるフェリチンは本来は肝臓や脾臓などの網内系細胞中に存在するが、一定の割合で血清中に溶け出しており、血清フェリチン値は貯蔵されているフェリチンの総量と相関するので、血清フェリチンが低値となれば、貯蔵鉄も少ないと判断することができる。血清フェリチンの正常値は、男性で80ng/dl、女性で30ng/dl前後。

  • トランスフェリンは鉄より多くあまっている(トランスフェリン・タクシーは客待ち状態)

TIBC(乗せられる総量)=血清鉄(すでに乗っている量)+UIBC(さらに乗せられる量)
トランスフェリン飽和率=血清鉄(すでに乗っている量)/TIBC(乗せられる総量)×100%
最終更新:2009年10月03日 06:23
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