基本情報
略歴
没落貴族の子女で、幼い頃生活に困窮していた所を、遠縁にあたる
バルディゴスに引き取られて育てられた。
その頃から野心溢れる
バルディゴスの才知に魅せられ、成人を迎えると自ら進んでその配下となると、
蟠踞乱戦争においては一隊を率い、皇帝一族の襲撃に参加。
皇帝一家に対する虐殺行為に躊躇した部下を「将軍(
バルディゴス)がこれまでお前達を養って来たのは何の為か、忠義を示せ」と叱咤し、自ら率先して女子供を問わず皇帝の一族を次々と殺害していった。
人物
- バルディゴスには強い思慕の念を抱いており、義父の様に慕っていた。武術を学び、軍人となったのもバルディゴスの役に立とうという一念からであり、忠実な私兵としてその野望成就の為に働き、労いの言葉を掛けられることに喜びを示したとされている。バルディゴスの死後は、カルディスを討つという執念によって自らを鍛え上げ、達人の域にまで達するもルディック国の衰退という大勢を覆すには至らなかった。
- 元々は静かで凛々しい物腰の持ち主だったとされているが、バルディゴスの死後から次第に精神に変調を来たし激情的かつ攻撃的となり、過激で妄執染みた言動が多くなった。最高司令官となったバロムからは「扱い辛い娘だ」と評されるも、衰退しつつあったルディック国では数少ない戦力であり、また亡きバルディゴスへの盲目的な信奉から裏切ることはあるまいと判断され、軍の指揮を任され続けた。
- バルディゴスの私兵的存在であったため、一部の同僚から「雌犬」と蔑視されることもあった。後世の物語の中には、バルディゴスとは愛人の関係だったと設定している作品もみられる。
関連項目
最終更新:2024年08月10日 01:40