概要
戦闘に至るまでの背景
▲695年3月における勢力図
カウスタの戦いに勝利した
ルーディアは、ほぼ同時期に軍勢を二手に別け、メルス城攻略も進めていた。
重要拠点を同時に陥落させることで、一気に
アル国の防衛網を抜く目算であった。
そして、この戦いでははじめて
ガイヴェルドが総指揮として選ばれる。
両軍の戦力
戦闘経緯
メルス城は、
アル国の重要拠点として、民衆にも慕われていた
カイルの指揮により堅固な要塞化されていたが、
ガイヴェルドは、この城が水不足に悩まされていると看破して、水の手を断ち切った。
こうして城兵の士気はみるみる落ちていき、降伏も時間の問題となっていた。
だが、この戦法は犠牲を出さない一方で、時間を要するものであった。
短期決戦を望む武断派の
デイロードと
シレンは、何度も
ガイヴェルドに城攻めを進言するが、
ガイヴェルドは一向に首を縦に振らない。
ただでさえ、元々同格であるはずの
五舞将で、はじめて総指揮官に選ばれるという明確な上下関係を作られた(
ガイヴェルドは
ルーディアの養子であるため、将来的に後継者にするための準備でもあった)ことに不満を感じていた二人は、表立って反抗することはなかったが、この戦い以後
五舞将の中に亀裂を生じさせることとなる。
結局、数ヶ月の包囲の末、城兵は降伏。
カイルは自らの命と引き換えに民衆を助ける様に要請、その心意気とメルス城への影響力を買われ、
ガイヴェルドの説得により、
ベルザフィリス国の将となる。
また、
シレンと
デイロードには、援軍として接近してきた
アル国の軍勢を撃退し、槍働きをさせることで不満を解消させた。
戦いの結末
最終更新:2024年08月18日 16:25