基本情報



略歴

ラゴベザスの幼なじみ、村を襲ってきた山賊と戦う為、ラゴベザスと共に砦を築いて抵抗を続けていたが、そこにエィディスの戦い(692)に勝利して凱旋の為行軍中のルーディアが通りかかり、山賊を蹴散らした。
デイロードは、早とちりの誤認からヴィルガスを山賊の一味と勘違いして喧嘩を売るが、猛将ヴィルガスを相手に全くの互角の戦いぶりを見せたことから、ルーディアによってラゴベザスと一緒にベルザフィリス国の将軍として招かれると、ベルザフィリス五舞将の一人となり、第2次エィディスの戦い(694)で活躍する。

リッヅの戦い(695)ではディルセアの策によって勝利を収め、以後もメルス城の戦いル・ヴァラヴァ・ザードの戦いといったベルザフィリス国の大きな戦いにはほとんど出陣している。
ロードレア国と不幸な遭遇戦となったリボンの戦い(699)の原因を作り出すなど、決して自ら機転を利かせる事のできる将ではなかったが、その猪突は多少の小細工をものともしない破壊力があった為、ルーディアディルセア共に彼の突撃力を高く評価していた。
ディースの戦い(701)ではロードレア国のバイアラスと戦い、敵ながら見事な采配に感嘆した。

ルーディア引退によってガイヴェルドが国主となるが、彼はルーディアだからこそ従っていた為、昨日まで同格であったガイヴェルドには従えないとシレンと共に反乱、「血の16日間」を引き起こす。
シレンがこの反乱を自分を高く売りつけるデモンストレーションとして位置付けていたのに対して、デイロードは個人的な感情のみで加担し、その後の事は一切考えていなかった。
反乱軍は討伐隊の総攻撃を受けて壊滅、最後の突撃を仕掛けたデイロードは討伐隊を指揮した幼なじみラゴベザスの槍によって落命する。


人物

  • 血の16日間における決戦前夜に、ラゴベザスが敵陣にも関わらず単身彼の元を訪れ、親友として最期の杯を交わした。このときラゴベザスはデイロードに降伏を促す様な事は一切口にしなかった。幼馴染みである彼には、今更デイロードが考えを改める筈がないと理解し、ここで下手に勧告することは寧ろ彼の名誉を傷つけると思った為である。この前夜の別れ酒は、後に物語上で創作された話と思われがちだが、正史として記録が残っている。


関連項目



最終更新:2024年08月22日 01:04