基本情報



略歴

「出身を問わずに才能で人材を集める」これは蜉蝣時代の強国が必ず行っている人材法だが、ベルザフィリス国はそもそも国自体が無から生まれたという事もあり、徹底した実力主義だった。
それだけに、山賊出身、漁師出身などの将軍も数多くいたが、ラゴベザスは農民出身である。
盗賊の侵略で村は壊滅し、ラゴベザスは幼なじみのデイロードと共に山へこもって、女子供老人しか残っていない一団をよくまとめて盗賊を食い止めた。
そこに、エィディスの戦い(692)で勝利を収めて帰還中のルーディアが偶然通りかかり、山賊の話を聞くとこれを撃退する。ルーディアは、賊を食い止めていたラゴベザスの話を聞くと、その腕を買ってデイロードと共にベルザフィリス国の将軍に任命した。

その後、一騎打ちでバルド国の将軍を次々と打ち破り、武勇が本物であることを見せると、リッヅの戦い(695)では、寡兵を大兵に見せて敵を惑わせたりと次々と勲功を重ね、デイロードと共にベルザフィリス五舞将の一人となる。

カウスタの戦い(696)、ル・ヴァラヴァ・ザードの戦い(697)の勝利によりアル国を滅亡させると、ロードレア国との決戦に突入。
最初の対決となったディースの戦い(701)では、勇将バイアラスと戦い、敵ながらその見事な戦いぶりに惚れて帰還中のバイアラスに使者を送って酒を渡している。

ルーディア引退から始まった「血の16日間」では、反乱を起こした幼なじみデイロードと対陣、決戦前夜に単身デイロード陣を訪れ最期の杯を交わし、翌日の決戦でデイロードを討つと、その遺児を引き取り自分の子として育てた。

その後もベルザフィリス国の最前線で戦い、第2次ディースの戦い(702)では撤退する自軍を守ってロードレア国軍の追撃を許さなかった。

ロードレア遠征(708)、ヴァイグの戦い(710)、ルディックの陣(711)を経て天下統一を果たすが、ガイヴェルドの豹変を察知すると、デイロードの子と一族を引き連れて引退、故郷で静かな余生を送った。


人物



関連項目



最終更新:2024年07月16日 16:12