基本情報



略歴

ルーディアディアルによるベルザフィリス建国の頃にルーディアに近づき、卓越した剣技、知謀、知識を買われてルーディア直属の将軍となる。
しかし、その正体はバルド国が放った埋伏将軍だった。
ベルザフィリス国の内情をバルド国へと流し続け、エィディスの戦い(692)でベルザフィリス国と、バルド国が直接対決を迎えると、伏兵として進軍したベヌロゥズの位置をバルド国へ知らせてベヌロゥズを討ち取らせる。
しかし、決戦直前にルーディアに内通を見抜かれて逃亡、そのままバルド国軍に合流すると、軍勢を率いてヴィルガス隊と戦う。

後にバルド国主ボルゾックは、メスローとの仲違いから、密かにルーディア包囲網から抜け出してベルザフィリス国と和睦を結ぼうと趣旨変えするが、このとき「旧知の仲」ということで、使者として選ばれたのがレニィラであった。
諸将は「恥を知らないのか」と悪口を浴びさせるが、ルーディアはレニィラに向かって、このまま今度は本当の臣下になれと薦め、レニィラもそれを引き受けた。

これ以後は、親衛隊長として絶対的な忠誠を誓い、ルーディアの指揮するところ必ずありと言われたほど付き従い、第2次エィディスの戦い(694)では総指揮官すら任される。
メルス城の戦い(696)ではガイヴェルドの軍師として働き、ル・ヴァラヴァ・ザードの戦い(697)にも参戦。

ディースの戦い(701)でも、本陣に迫るアレスからルーディアを守ろうと奮戦し、この戦いの直後にルーディアが引退を決意した時は自身も共に隠居すると願い出るが、彼女の頼みによってガイヴェルドのために働くこととなる。
その最初の戦いとなる「血の16日間」において、ラゴベザスと共に反乱軍を鎮圧、功績によって新たな人事では副軍師に任命され、第2次ディースの戦い(702)、ノリアの戦い(707)、ロードレア遠征(708)等に参戦する。

天下分け目のヴァイグの戦い(710)では、ルーの突撃によって部隊は壊滅するものの、続くルディックの陣(711)ではリヴァドル隊を打ち破る活躍を見せる。

天下平定後は養子を貰い、新領地で国を治めながら子育ての楽しさを知るが、ルーディア暗殺を知ると、敵討ちのためにガイヴェルド失脚を計画する。
だが、身内である筈のセドゥの密告によって計画は漏れ、捕らわれる。
ガイヴェルドは、レニィラを地下牢で散々打ち据えたあげくに耳を焼ききり、まだ三才の誕生日を迎えたばかりの養子と共に処刑した。


人物

  • 任務として一度はルーディアを襲ったものの、大胆な行動とそれを成功させる緻密な計算を同時に行えるルーディアという一人の将にレニィラは心底惚れていたらしく、説得にあっさり応じて味方となった。


関連項目





最終更新:2024年08月15日 16:30