基本情報



略歴

ヴァン・フレイ国軍総司令官ガラの妹。
ガラは戦闘指揮官、ミューは後方支援、そしてランは兵站を担当し、常に行動を共にする三兄妹として知られる。
軍事的才能、政治的才能はなく、兵站に関しても基本をこなすことに徹して臨機応変さはなく、特別彼女でなければという役割ではなかった為、ガラが妹に必要以上の地位を与えた公私混同ではないかと言われる。
ただし、その当たり前の兵站が様々な状況により実行できず、壊滅していった軍は歴史上数多く存在するため、そういう意味ではいかなる状況でも失策がなかった功績は評価に値する。

ラン個人は法術にはある程度優れた才能を持っていたが、決して前線に立つタイプではなかった。

マルガランの戦いアリアス遠征アリアスの戦いノスタル高原の戦いリオナ海の戦いフィヨルドの戦いといった主要な戦いに全て参戦し、兄ガラと姉ミューを補佐したが、リーズライディの戦いでその二人を同時に失い、ショックからしばらくまともに口を利くこともできなくなる。

軍からも身を引いた為、ルーイガルド侵攻作戦には不参戦、ヴァン・フレイ国に残留するが、そこで勃発したクレアティボ国によるヴァン・フレイ国強襲のジョルディアの戦いによって、首都を奪われてルナティスと共に落ち延びる。

その後、周囲の国々の力を借り、首都を奪還するものの、王女ルナティスは落命、彼女の支えとなった人物が全て失われることとなる。

六界戦争が終結し、遠征していた将軍達が戻ってくると、彼らと共に国の復興に従事。
しかし、元々兄姉の補佐役であり将軍でも内政官でもなかった彼女は、復興においてもあくまでも将軍達の個人的な補佐、相談役に徹した。
彼女自身が何かを提案するのではなく、考えが煮詰まった将軍が彼女との他愛のない世間話をすることで発想の転換ができる、という役割であったため、直接的な功績はないが間接的に復旧の手助けをした。
だが、その役目もラン自身の結婚により終わりを遂げる。
ランはその後家庭に入り、歴史の表舞台からは姿を消すこととなるが、その後も将軍達との個人的な交流は続いていたという。


関連項目



最終更新:2024年07月10日 02:56