概要
戦闘に至るまでの背景
両軍の戦力
戦闘経緯
連戦に継ぐ連戦ながら、
ガライザラ、
アリアス国、
フェローラ国といった隣接諸国を完全に従えた
ヴァン・フレイ国は、それまで国境に配置していた兵力を中央に集めることができた為、この決戦に主力部隊を存分に投入することができた。
更に
クレアティボの軍勢が、というより、
アルファに存在するあらゆる軍勢が、見たこともない
ダルスバード空中艦隊が海上に姿を現し、驚きの表情を見せる
クレアティボ国艦隊に一斉砲火を浴びせる。
反撃を試みる
クレアティボ艦隊だが、自分達の攻撃が届かない範囲から一方的に砲火を浴びて次々と艦は沈んでいく。
しかし、
ダルスバード艦隊が消費する魔力は想像以上に大きく、まだ空中艦隊の運営に慣れていないこともあり、すぐに魔力を使い果たしてしまい、
ヴァン・フレイ国艦隊も一時後退する。
一方、地上戦においても激しい戦いが行われ、
マーノ、
ベルバットが前線にて
ヴァン・フレイ国軍を食い止めるが、
ダルスバード艦隊の脅威は地上戦の視界にもはっきりと映り、兵士達は動揺、ろくに戦わずにリーズライディ城へと後退する。
最前線で敵を防ぐはずだった
フランツィスカも、輸送艦隊が壊滅的打撃を受けている光景を目にして、
ガウデバを海中に沈められてはすべての計画が無に帰すと、早々に前線より離脱して輸送艦隊の撤退を優先させる。
この戦いで、縦横無尽の働きを見せた
グラーバルは、そのまま追撃に移ろうとしたが、あまりにもすばやい撤退に罠の存在を警戒した
ミッドガルツが停止を進言、そのため、結果論ではあるが、
クレアティボ国軍は、初日でリーズライディが落城し、壊滅してもおかしくなかった最悪の事態を免れた。
ヴァン・フレイ国軍は、リーズライディを三日に及んで包囲していたが、これは
ダルスバード艦隊の魔力補充の時間稼ぎであった。
リーズライディは貿易都市であり、なるべく無傷で手に入れたかったこともあり、艦隊による直接攻撃は避けたかった。
そこで、城壁のみを艦隊で攻撃し、敵軍の士気を挫いた上で攻略することとなった。
だが、城内においては
ダルスバード艦隊の脅威に対抗するべく、
フランツィスカが、総指揮官
ヴェスパーを差し置いて、
ガウデバの投入を決意。
前回の戦いとは違い、
ダルスバード艦隊の接近を待ち受けていた
クレアティボ国軍。
城壁に設置したカタパルトからワイヤーのついた巨大な銛を打ち込み、ワイヤーを使って艦内に爆薬を流し込んで爆発させる作戦で、艦隊を動揺させる。
艦隊の魔力補充に要した三日間は、
クレアティボ国軍に艦隊迎撃の準備期間を許してしまったこととなる。
ダルスバード艦隊は火を噴きながら一旦後退し、やむを得ず地上部隊が本来の城壁攻めを開始することとなる。だが、それを待ち構えていた
クレアティボ国軍は、ついに切り札である
神座の
ガウデバを解き放つ。
「まるで、おとぎ話に出てくる破壊神………」
ヴァン・フレイ国軍は、一時撤退も考えたが、
フローラ、
アゼルは、この戦いは単なる両国の戦いではなく、その背後に背負った
六界連合軍結成に繋がる戦いであり、ここで撤退すれば諸国の連合が結成されても、
ヴァン・フレイ国頼りにならずと勝手な行動をとる。だからこそ、この戦いはここで決着をつけるべきと主張した。
大きく後退した
ダルスバード艦隊との連絡はとれなかったが、
クレアティボ国軍が先に攻撃を仕掛けてくれば、あの破壊神の存在に兵士が浮き足立つ為、どうしても
ヴァン・フレイ国軍から攻め込まなければならなかった。そう考えた総指揮官
ガラは、夜明けと同時に全軍を四方に別けて、リーズライディを東西南北から同時攻撃、
ガウデバがどこから出現しても、残り三方向がリーズライディを陥落させるという作戦をとった。
翌日、四方に別れて一斉攻撃をしかける
ヴァン・フレイ国軍だが、城壁に固定されていると思われた
ガウデバが、自ら動いてきたことに兵士達は再び戸惑いはじめる。
兵士を奮い立たせるべく、総指揮官である
ガラ自らが前線に出て果敢に戦うが、巨大すぎる破壊神の前に散華する。
総指揮官戦死を隠したまま、
フローラは全軍にリーズライディ陥落を命令、両軍は統率のない混戦状態となる。
戦いの結末
最終更新:2024年07月31日 01:43