概要
戦闘に至るまでの背景
フェルグリアの戦いに勝利した
ラグライナ帝国軍は、
ガルデス共和国軍との決着をつけるべく一気に進軍、
モンレッドの地へ向かう。
皇帝
セルレディカ自らも出陣し、兵の士気は最高潮となり、今度は引き分けは許されないという緊張感が将兵の間に湧き上がっていた。
共和国軍も、議長でありながら戦場の人である
ラヴェリアが自ら指揮をとり、両国の最高責任者が直接戦場で相対した。
両軍の戦力
戦闘経緯
「
セルレディカ!! わざわざの呼び出しに応えてくれるとは、感涙の極み」
「お前が
ラヴェリアか!! 決戦を前に言葉を交わしたいとは、古風だがなかなかの心がけ。 余は貴様を高く買っていた、息子を持つならお前のような子が欲しいと思っていた」
「赤面するような事を、よくも堂々と言ってくれる。 威厳とカリスマで帝国を纏め上げた器は、伊達ではなさそうだな。 だが、われらの立場は両軍の総指揮官、ならばやることはただひとつ」
「その様だな。 余が待ち望んで、ようやく現れた宿敵と呼べる相手よ。後は……」
「……後は、剣を持って語るのみ!!」
それは、互いの実力を賛美しつつも、互いを宿命の敵と認識するものであった。
その後両者は本陣に戻り、それを合図に決戦の火蓋が斬って落とされた。
既に激戦で疲労の溜まっていた所に現れた無傷の
ラヴェリア、
ミズハ部隊、更に全共和国部隊が、当初からの打ち合わせ通り、ひたすらこの部隊の本陣突撃を援護し、さすがの四将も食い止めきれず、
アリサ部隊が壊滅、他の部隊も半壊状態となる。
中央の決戦では、後続部隊を得た
ベルンハルトが
キロールを撃退、そのまま二手に分かれて他部隊の援護に回る。
また、
バーネットを突破した
カオスも本陣に突撃を仕掛けるが、兵力が足りず、
エル、
アリスに包囲される。
しかし、自分たちに兵力が集まれば、
ラヴェリアの本陣突撃が可能になると、包囲されながらも
カオスは戦い続けた。
だが、
ラヴェリアの突撃は、名だたる帝国軍の防壁を疲弊させるものの、突破はついに適わず、さらに部隊が壊滅した
アリサの
ラヴェリアを狙った矢が、「カオス部隊壊滅」を知らせに向かっていた伝令に当たり、
ラヴェリアは
カオス部隊の壊滅を知らないまま本陣を目指していた。
そこに
アリス部隊まで到着すると、既に
カオス部隊が壊滅したことを悟り、撤退を決意した。
戦いの結末
最終更新:2024年08月21日 18:39