概要
マイドルシンの戦いとは、
アルファ1739年、5月、
アリアス国内でおきていた内乱の決着をつけた戦いである。
戦闘に至るまでの背景
当初は、
ヴァン・フレイ国の傘下となることを危惧し、難色を示した
リムクラブであったが、
ゴルド派との戦力は拮抗しており、このまま自力で戦い続ければ勝利の保障もなく、また勝利を収めたとしても共倒れの可能性もあり、結局
ヴァン・フレイ国が同格の同盟を結ぶと約束したことを信じこの援軍を受けた。
リムクラブが国内問題に他国の力を借りた事に憤慨した
ゴルドではあったが、迫り来る連合軍の前に、堅固なマイドルシン山に籠った。
両軍の戦力
戦闘経緯
背面は断崖と川に守られ水の心配もいらず、入り組んだ山道が敵軍の進軍速度を落とすという天然の要塞に立てこもった
ゴルド。
アゼルが兵糧攻めを提案するが、この決戦は急ぎ決着をつけなければ他の派閥の動きが読めないと説得され、短期決戦を仕掛けた。
ヴァン・フレイ国軍は、正面からの攻撃と平行して工作部隊を送り込むがこれは失敗する、しかし
アゼル、
ゴトラスが交互に攻撃を仕掛け陣に穴を開けると、そこから全軍が突入する。
リムクラブからすると、
ヴァン・フレイ国が自分に加担するというのは、「どうせまた自分達を何かに利用する裏があるのだろう」という考えがありあまり好意的ではなかった。とはいえ、その戦力は何としても味方につけたいものであり、この戦いで最大限に利用するつもりであった。
リムクラブはようやく重い腰を上げ全軍に総攻撃を伝令、これにより
ゴルドは討ち取られ、戦いは終わった。
戦いの結末
ゴトラス部隊が半壊したとき、元々罪人部隊だった
ゴトラス部隊の兵士が数多く戦場より離脱、
アリアス国に残留して山賊となり略奪行為を行う。
しかし、
アリアス国はこの件に関して
ヴァン・フレイ国に強く抗議できず、「同格の同盟」といいながら、現実における二国の力関係を示す明確な例として語られることとなる。
最終更新:2024年06月29日 04:01