基本情報



略歴

アトレティア国将軍。
ガザデルーロザンド達同様、ダルスバード艦隊を預かり、自由な行動が許された将軍で、主にケシティア国方面に駐留していた。
ガザデルーの実力を一回り小さくした将軍と揶揄されるが、いつかジルダーすらも追い落として最高の地位を奪おうとする野心だけは、ガザデルーロザンドと同じくらい高かった。

3327年、アーズ国に奪われたリゼルバを奪還するべくアトレティア国軍は大部隊をもって出陣するが、その総指揮がガザデルーだったことに不満を持っていた彼は、サルファーの密命を受けたコルディアの「今ならリゼルバは手薄だから、ポルスだけの力で奪還すればいい」という囁きに簡単にかかり、全軍の集結より先に独断専行して南下、万全な構えで待ち構えたアーズ国軍の待ち伏せ攻撃によって半壊、後退していく。
彼の独断専行に加えてフレイミスト国とセロナバルス国軍が動き始めたという追い討ちもあり、この時のリゼルバ奪還作戦は中止されることとなった。

ガザデルーが、同郷の部下たちに権力と戦力を与えて露骨なまでに自身の派閥を強化しているのに対して、ポルスも密かに同時代の他の砲とは比較にならない長距離・大火力砲撃が可能な新兵器「デュアル・ムーン」の開発に成功させ、将来の戦いに備えていた。

3329年11月、激戦となったリゼルバの戦いに参戦するが、戦いの決着がつく直前にジルダー出奔が発覚し、事態はそのままアトレティア内乱へとなだれ込む。

ガザデルーロザンドと三つ巴の後継争いに挑むが、ラクトの戦いにおいて切り札であった筈のデュアル・ムーンが発動せず、ガザデルー軍の前に大敗して囚われ、一族もろとも処刑された。


人物

  • ガザデルーは他の敵に対しては一族全員処刑といった仕打ちをしたことはないので、ジルダー政権時代、両者は相当険悪な関係であったと想像される。


関連項目



最終更新:2024年07月02日 14:05