丫戊个堂が即興小説トレーニングで書いていたが、操作ミスで投稿できなってしまった作品。

お題「希望の小説家」必須要素「幼女」制限時間15分とかだった。
当然内容は無理な構成である。

以下本文


「このままでは人類は滅亡してしまうだろう」

一堂に会した科学者、医学者、生理学者、人類学者、宗教家、パクチー農家などもろもろの専門家は公式の声明を世界に向けて発表した。
そうこのままでは人類は滅んでしまうだろう。
なぜならば、ここ50年、世界には女児しか誕生していないからだ。
それがわかった後、残された男たちはこれでハーレム世界が訪れるだろうと狂喜乱舞したのだし、まぁその恩恵を十分すぎる程味わいもしたのだが、それはまた別のお話。

もはや世界に男性は12人しかいなかった。そしてそのうち11人は80歳に達していた。
最後の希望として残された生殖可能な男、それは14歳の少年だった。彼に人類の未来は託された。

なぜ男児が生まれなくなったのか。
科学、宗教、はてはオカルトまでさまざまな総合的に検討された。
最終的な結論としては、「性行為の時に女性がイクと男児が生まれる」という古い迷信であった。そう、この50年間、女性はイっていないのだ。

何を馬鹿なと思うかもしれないが、現実にそうなのである。
おそらくは残された男たちがハーレム状態にあぐらをかいて、何か大切なことを忘れたままになっていたのが原因だろう。知らんけど。

いや、知らんとか言ってる場合ではない。
人類はこのままでは滅んでしまうのだから。
そして、最後の生殖者として残された少年とっては、女性をイカせることが最大の任務となった。

そのために古代から近未来までありとあらゆるテクニックとマインドを統合し彼に教育する必要があった。
そして、そのために編まれ、彼に残されたもの。
世界が彼に女性をイカせる方法として最も濃密な教えとして作り上げたもの。
それは一つの小説であった。
それを読書すること百編、少年は必ず女性をイカせ、人類の未来を拓くであろう。
世界はそれを書くために壮大なマンパワーとテクノロジーを投入した究極のシステムを作り上げた。
その名は『希望の小説家』
最終更新:2013年11月12日 10:38