あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第2回トーナメント 閉会式
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aioricharabattle
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第2回トーナメント 閉会式
――決勝戦が終わり、「第二回あにまんオリキャラ最強トーナメント」の幕が閉じようとしていた。
舞台は再び「あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リング」。
今度は戦いのためではなく、優勝者の表彰と閉会式のために、多くの観衆と参加者たちが見守る中、静かにその時を待っていた。
中央に立つのは、優勝者——ゲイル。
派手な金髪をリーゼントに固めたヤンキーは、勝利の余韻に浸るように肩を回しながら、不敵な笑みを浮かべていた。
「……ま、優勝ってのは気分がいいもんだな」
観客席からは大きな歓声が巻き起こる。対戦相手たちもリングの周囲でその姿を見つめていた。
「おめでとう、ゲイル」
ブレイヴが歩み寄り、静かに言葉を紡ぐ。
「君はとても強かった。それ以上に君を形容できる言葉がないくらいにね。」
「おう、アンタこそマジでやべぇ強さだった。ま、俺が勝ったけどな!」
ゲイルは豪快に笑い、ブレイヴは微笑みながらその手を差し出す。
二人の手がしっかりと握られた。
二人の手がしっかりと握られた。
「……やっぱり、すげぇ熱い試合だったぜ。」
「スピードの極限を見たって感じだ。ま、次は俺も負けねぇけどな!」
ナタクが腕を組みながら唸る。
「勝者には敬意を払うべきだ。」
リク・ケヴィルは静かに言い、黒い鎧の隙間からゲイルを見つめる。
「だが、最強であっても呪いを終わらせることはできないのだな。」
「へっ、言ってくれるじゃねぇか。」
「今度うちの組織に頼んで良い感じの解呪士探しといてやるよ。」
そんな言葉を放ちながらも、二人には友好的な空気が流れていた。
「……オメ、デ……ト」
微かに響く声。 銀蜻蛉だった。
しかし、その念話が独特の震えを持つせいで、まるで精神干渉のように聞こえてしまう。
「うおっ!? な、なんかすげぇヤバい感じの声が脳内に……!」
ゲイルが思わず頭を押さえる。
「……わ、わたしも……おめ、でとう……」
今度は小さな声で宇城芽依が呟く。彼女は目を合わせることもできず、手をぎゅっと握りしめたまま、俯いていた。
「おう、サンキューな!」
ゲイルは気さくに笑い、彼女の肩を軽く叩いた。 芽依は一瞬驚いた顔をしたが、少しだけ頬を赤らめながら、こくりと頷く。
「ふふ、意外といい奴じゃないの」
ソニアが腕を組み、クールな微笑みを浮かべた。
「優勝者としてふさわしい振る舞いをしなさいよ?」
「わーってるって。ま、俺は俺なりにやらせてもらうぜ」
また、言葉をかけることはなかったが、ゴルバスもゲイルの優勝を内心祝福していた。
(やはり俺に必要だったものとは……)
やがて、閉会式が始まる。
「栄えある優勝者——ゲイル!」
司会が高らかにその名を呼び上げると、優勝トロフィーがゲイルに授与される。
会場は再び歓声に包まれた。
ゲイルはリングの中央で腕を組み、誇らしげに観衆を見渡す。
「これで終わりじゃねぇ……強ぇ奴らが集まるってんなら、俺はいつでもやってやるぜ!」
熱狂の渦の中、「第二回あにまんオリキャラ最強トーナメント」は、その幕を閉じた。