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  • アニメキャラ・バトルロワイアル @ Wiki
  • 「あはははは!」

アニメキャラ・バトルロワイアル @ Wiki

「あはははは!」

最終更新:2021年09月10日 23:00

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だれでも歓迎! 編集

「あはははは!」 ◆LXe12sNRSs


 風を切る衝撃が幾度となく帽子をはためかせようとしたが、それでも次元大介は走ることをやめなかった。
 前原圭一と竜宮レナの死闘――殺し合いの最中という極限状態ゆえに起こってしまった、知り合い同士の悲しい衝突。
 彼等を止めるのに、次元は適した存在ではないのかもしれない。
 こういう厄介事は、彼等の仲間やカウンセラーの適性を持つ存在こそが相応しい。
 それでも、次元は向かわなければならなかった。
 大人としての義務感が働きかけたのか、はたまたダンディズム溢れる優しさがそうさせるのか。
 詳細は定かではない。だが確かに、本能は語りかけてくる。
 闇の世界を知らない少年少女二人。彼等に、殺し合いなんてものをさせてはいけない。
 普段は泥棒の相方を務め、場合によっては人殺しも厭わない、次元大介はそういう人間だった。
 そんな次元が、今は関わりの薄い子供達を助けに向かおうとしている。
 そいつはいったい、どんな正義のヒーローだ。自分で考えて失笑したくなった。
 たまには正義のヒーローでもいいじゃないか。たまには慈善事業も面白いもんじゃないか。
 相棒だったら、そんな適当な理由付けを持って答えてくれるかもしれない。
 違ぇねぇ。次元は口元だけで微笑み、脚をさらに加速させた。

 程なくして、住宅街路上を舞台に戦う圭一とレナを発見した。
 振るわれる獲物は、鉈とナイフ。その振りの鋭さは狂気的で、使い手が子供だと分かっていも、十分に殺意が含まれているのは否定できない。
 戦況を分析するに、まだ勝敗の優劣は決していないようだったが、次元は長年のカンから一つの起こり得る結論を摘出する。

 この戦い、果てにはどちらかが*ぬ。

 当たり前だ。この二人は、殺し合いをしているのだから。
 圭一にレナを殺す気がないとしても、今のレナは圭一を殺さないことには止まれない。
 勝負は、どちらかの死をもって終結する。それ以外の結末は、ない。

 そう思ったならさっさと行動しろ、と次元は自らに言い聞かせ、一歩踏み出す。
 しかし駆け出そうとした脚は二歩目を踏み出すことなく、唐突に停止した。

「一対一の決闘を邪魔するとは、随分と無粋な輩がいたものだ」

 理由は、いつの間にか次元の前に立ち塞がっていた、この男。
 結った長髪は時代錯誤の丁髷にも見え、服装は日本の武士を思わせる。ひと目で侍という印象がピッタリ当てはまる、怪しい男だった。
 もちろん次元が警戒しない理由もなく、一刻も早く圭一たちの下に向かいたい衝動を抑え、冷静に対処する。

「決闘、ね。俺から言わせりゃ、あんなもんはガキのお遊びさ。命のやり取りってのは、あんな笑いながらやるもんじゃねぇ」

 次元と侍風の男が、なおも戦い続ける子供二人を見やる。
 部活の延長、とでも思っているのだろうか。圭一もレナも、笑みを浮かべながら楽しそうに汗を流している。
 同年代の子供から見れば、とても理解できたものではないだろう。
 次元とて、あの歳の子供達が殺し合いをしているという現実に違和感を覚えているのだ。
 それも、あの二人は平和な世を生きてきた人間。育まれた環境がどんなに悪かったとしても、彼等が一般人である事実には変わりない。

「その意見には同意するが、童ゆえの無邪気さというのもまた、狂気の一種であるとは思わぬか?」
「ま、世の中にゃ笑顔で銃ぶっ放すガキもいるだろうがな、あの二人は違うさ。黙って見過ごすわけにはいかねぇな」

 男を無視し、次元は二歩目を踏み出そうと構える。が、

「……なんのつもりだ」
「そなた、名は?」
「次元大介だ。そういうお前さんは?」
「我が名はアサシンのサーヴァント――佐々木小次郎、とでも名乗っておこうか」

 佐々木小次郎と名乗るその男は、自身の身の丈を優に超える大剣を握り、次元の行く手を塞いでいる。

「佐々木小次郎ねぇ……それより、俺はなんのつもりだ、と訊いたはずだったんだがな。そっちにゃ答えてくれないのか?」
「答えなど不要であろう。兵(つわもの)と死合う――我が悲願、やっと叶いそうで嬉しいぞ」

 次元とて、そこまで鈍感ではない。
 得物を取り出し、目的の妨害をする。そして放たれるは、殺気。
 眼前の武士が戦闘を望んでいようことなど、容易に察することが出来た。

 こういった手合いは、力で屈服させるのが一番効果的だ。
 闘争の種を摘み、戦意を損失させる。状況によっては、殺害に至るのも止むなしであろう。
 次元にはそれを行えるほどの力があったが、視界の奥の方で馬鹿騒ぎしている子供達を考えれば、そんなことに時間を割いている暇はない。
 交戦は回避するのが賢明――そう判断し小次郎の脇をすり抜けようとしたのだが、敵の力量は次元の予想の遥か上をいっていた。
 剣というよりは鉄塊という言葉をイメージさせる小次郎の得物、竜殺し。
 常人では持ち上げることも難しいであろうそれを、小次郎は易々と振り上げ、次元へ向けて一閃。
 剣の持つ重量を感じさせないほどの自然な流れで、斬撃は次元の脇を掠める。

「ちょっと待った。あんた、ようは強い敵と戦いたいっていう類のヤツだろ?
 あいにくだが、俺はメチャクチャ弱っちくてね。悪いが、喧嘩なら他を当たってくれねぇか?」

 ギリギリの回避を行った直後、次元は小次郎の馬鹿力加減に呆れたのか、飄々とした態度で交渉に躍り出た。
 危機感を感じなかったわけではない。怖くて逃げ腰になっているのでもない。
 今、ここで小次郎と戦うのは、あまりにも面倒くさい。そう思ったから、こんなことを言っているのだ。
 ただでさえ、圭一とレナの二人をどう止めようかと思案していたところ。その上でこんな戦闘狂の相手など、面倒なことこの上ない。

「謙遜するな。そなたの内から滲み出るその気迫――まさしく、強者のそれだ。
 出し惜しみせず、真っ向から死合うとしようではないか。あの、童たちのようにな」

 しかし小次郎は、次元が考えていたよりもさらにタチの悪い人種のようだった。
 小次郎が踏み込み、剣を振るう。
 次元はそれを回避に努め、脚は圭一やレナたちのいる路上とは反対方向へ。
 残念だが、今は彼等の下へ行くような余裕はない。
 次元は舌打ち一回、そのまま踵を返して逃げ出した。


 ◇ ◇ ◇


 ガサツで乱暴。無機質で狂気的。無邪気だからこそ、罪を感じない。勝った方が、正義。
 前原圭一と竜宮レナの戦いは、一般人はもちろん、戦いに身を置く人間でも理解のしがたいものだった。
 裏切りの制裁。反乱分子の削除。ただ単にムカツクから。理由付けなんてものは、不可能に近かった。

「あはははは!」

 疑心暗鬼が招いた結果。未知の幻覚症状によって晒しだされた狂気。殺し合いを部活の延長としか考えないその思考。
 明確な正解なんてものは、どうでもよかった。
 言うならば本能だ。二人が戦うのは、本能がそうさせているに違いない。
 鉈を振り、ナイフで受ける。ナイフで切り込み、鉈で流す。この動作がハイスピードで続いていく。
 それが、たまらなく爽快だった。平和な部活動では味わえない、得がたいスリルがそこにあった。

「へへっ、この緊張感、たまらねぇぜ! 決着が着くことすら、興ざめするくらいになぁ!!」
「あっははははは! 負けても恨まないでね!!」

 一言で言うならば、異常。
 しかしそれは、あくまでも他者から見た観点にすぎない。
 異常という概念は、当人たちにとっては至極当たり前のことにすぎないのだ。

 レナの繰り出す鉈が圭一の正面に振られ、ナイフでそれを受け止める。
 鍔迫り合いの両端に浮かぶ表情は、共に笑顔。傍から見れば異常な、当人たちにとっては普通な。
 殺し合いの最中に会話が飛び交うことすら、おかしいことではない。

「んじゃもう一回確認するぜ! 俺が勝ったら、レナは義理の妹になって毎日『お兄ちゃん』って愛情込めて言う!
 人前では、ちゃんとお兄ちゃんって呼びながら接するんだぞ!」
「可愛い服じゃなきゃ嫌だよ?」
「そこは任せろ! 監督の完全監修のもと、色々揃えてやるぜ!」
「スゴイスゴイ! 負ける気なんてさらさらないけど、なんだか楽しそう!」

 鍔迫り合いが解け、圭一とレナの間に一定の距離が生まれる。
 一秒の間を置いて、レナが再び仕掛けた。
 横振りに大きな軌道を描いた刃は、圭一の頭部をギリギリで掠め、空を切る。
 屈んだ体勢から、圭一は味わい深いスリルに舌なめずり。あと少し回避が遅れていれば、頭が吹き飛ばされていたというのに。
 これでいい。これこそが、前原圭一と竜宮レナの戦いだ。
 放課後、部活のみんなで興じたカードゲーム大会。体操着姿で校内をはしゃぎ回った、水鉄砲合戦。
 いつだって、二人はライバルとして君臨しあった。強敵と書いて友と読む、そんな関係だった。
 この戦いだって、果てにはきっと、幸せが待っているに違いない。
 互いの健闘を称えあい、握手を交わす。それは、当然の結果なんだ。
 だってレナは、信頼できる仲間だから。圭一は、その考えにまったく疑問を抱いていなかった。

「不思議だぜレナ! なんだか、お前とは過去にもこうやって命懸けの戦いをやりあった気がする!」
「そうだねぇ! なんだか、レナもそんな気がしてきたよ! こんなことした記憶、全然ないのにさぁ!」

 交錯する鉈とナイフ。その刃にはもはや、微塵の躊躇もなかった。
 いつどちらが死んでもおかしくない。そんな状況の中でも二人は笑い合い、戦うことをやめなかった。
 最後には、信頼が取り戻せると分かっていたから。
 このバトルロワイアルにおいて、信頼という脆く崩れやすい要素を頑なに信じ、まったく疑おうとしない。
 それは、強さでもあり危うさでもある。

「うああああああっ!」

 蓄積された疲労に嫌気が差したのか、レナは勝負を決めるため、残りの体力を振り絞って圭一に飛びかかった。
 跳躍と共に、鉈が頭上高く掲げられる。今までどおりナイフで受け止めようとした圭一だったが、間際の一瞬で気づいた。
 この一撃は、レナの全体重を乗せた渾身の一撃だ。バットならともかく、こんな小さなナイフ一本では受けきれないかもしれない。
 ならば、回避するべきか。いや、ダメだ。このギリギリのタイミングでは、回避した後に体勢を整える時間を食う。
 そこを狙われれば、防御も回避も不可能になる。先の先を読み、圭一は回避行動をキャンセルした。
 そして、必要になってくるのは代わりの選択肢。防御も回避もダメだというのであれば、残された選択肢は決まっている。

 そう、反撃だ!

「うおおおおおおおおおおおおっ!!」

 逆光が視界を眩しく照らす中、圭一は果敢にも、ナイフ一本で空中から来るレナに立ち向かった。
 二つの影が交錯し、飛沫が飛ぶ。斬撃は、確実にどちらかの皮膚を裂いた。
 結果は――


 ◇ ◇ ◇


 痛い。

「ぐ……あ……あ、あああああ」
「ハァ、ハァ、は…………!?」

 痛い。痛い。痛い。

「れ、レナ!?」

 ――あまりの痛みで、何がどうなったのか理解するのに時間が掛かった。
 痛むのは、眼。私の左瞼が、燃えるように熱い。
 そっと手を触れてみると、紅い鮮血がベットリと付着していた。
 これは、私の血だ。そして、これを流したのは、圭一くんの持っているナイフだ。
 その証拠に圭一くんが握るナイフの刃は紅く濡れており、ポタッ、ポタッ、と真っ赤な水滴を垂らしている。
 私は、開かなくなった左目を諦め、残された右目で圭一くんの様子を窺う。
 その顔には、どんよりとした雨雲のような色が浮かんでいた。
 動揺、しているのかな。かな?
 私の左瞼が切れたから? 初めて血が流れたから? そんなのおかしいよね。二人とも、相手を*す気で戦ってたっていうのにさ。
 ……そうだ。圭一くんは、私を*す気で挑んできてたんだ。
 だって圭一くんは、ソロモンに洗脳されてしまっているから。
 あの男は、きっと人間なんかじゃない。圭一くんを利用して地球侵略を企む――そう、宇宙人かなにかに違いないんだ。
 かわいそうに……圭一くん、*されちゃうよ。怒ったレナに、*されちゃうよ。
 でもいいよね。あんな男にいいように使われるよりは。せめてレナが、この手で*してあげる。
 だって圭一くんは、レナの大切な友達だから。
 でも圭一くんは、もうレナの味方じゃない。

「れ、レナ……。おい、あんまり動くと……!」
「ぐ、ぐぅ……が……ああああああああああああああああああああああああ!!!」

 私は、鉈を振り翳した。
 圭一くんは、頭をグチャグチャにされて*んだ。


 ◇ ◇ ◇


 逃げる。
 この単純な行為において、ルパン一味ほどそれが得意な人間はこのゲーム内にはいないだろう。
 次元もその一点だけにおいては自身があり、下手をしたら射撃よりもこっちの方が得意なのではないだろうか、と考えて憂鬱になってしまうほどだ。
 これも相棒であるルパンの影響か。次元は既に亡き者となっている大怪盗を胸に思い抱き、すぐに「ガラじゃねぇ」と吐き捨てた。
 次元が彼の死を知るのは、もうあと数分後のことになる。その時が訪れるまでには、どうにかして小次郎から逃げ延びなければならない。

「……どうやら、撒いたみてぇだな」

 ここが入り組んだ住宅街であったことが幸いした。
 次元はこれまでルパンと共に歩んできた経験を生かし、塀を越え、電柱に登り、茂みに隠れ、時には民家を突き抜けて、
 ありとあらゆるものを逃走のダシに使い、まんまと小次郎から逃げのびた。
 しかし安心は出来ない。ああいう手合いは、とにかくしつこいのが特徴だ。
 再び絡まれない内に、どうにか圭一とレナを連れ帰らなければ。
 逃走経路は一周し、圭一とレナが死闘を繰り広げていた地点へと舞い戻る。
 小次郎がどこから襲い掛かってくるかも分からないため、周囲に気を配りながら路上を確認する。
 そして、見つけた。二人の内の片方。
 路上に横倒れになり、周りに血を散布させているその姿は。
 前原圭一だった。
 視界で目標を捉えた。だが次元は、すぐに歩み寄ろうとはしない。
 何故か。倒れた彼の状況確認と、最悪の事態が起こってしまったかもしれないという不安に時間を要してしまったからだ。
 やがて、次元は誰もがそう思うであろう一つの結論に到達する。

 地面に突っ伏した前原圭一。彼は、*んでいるんじゃないか?

 そうとしか思えない。そうでなければ不自然なほど、圭一はピクリとも動かなくなっていた。
 近寄って確かめに向かおうとするが、倒れた圭一の様子を見て、注意力が散漫になったことが災いした。

「見つけたぞ、次元大介!」

 次元の背後から、巨大な剣の斬撃が一閃。
 地に叩きつければコンクリートですら粉砕できそうな一撃が、次元の身体を掠める。
 嫌な状況というのは、制限なく続くものだ。
 敵を求める佐々木小次郎は、まだ次元を諦めてなどいなかった。

「あんたもしつこいな。こんな丸腰の男追っかけて楽しいかい?」
「ふっ、兎狩りとてそれはそれで趣のあるものだ。それに次元大介、お前はまだ奥の手を隠し持っているだろう」
「はっ、拙者の眼は誤魔化せん、ってやつか? あいにくと、俺は切り札は最後の最後まで取っておくタチでね」

 ここまで追い詰められれば止むなしか――
 次元は腰元のバケモノ銃に手をそえ、交戦を考え始めた。
 相手は五ェ衛門クラスの達人と窺えたが、カスタムオートの銃弾が一発でも命中すれば、鎮圧は容易いだろう。
 問題は、この人間の手に余る銃をどう扱うか。接近した状態では、満足に扱うことなど不可能に近い。構える最中に斬り込まれて終わりだ。
 …………やっぱり逃げるか? 次元が思いなおし始め、再び背後の圭一へと視線を促した。

「――ッ!?」

 確認できたのは、コンクリート上に残された血溜まりだけ。
 死体と思わしき影は、綺麗さっぱりと消失していた。

「構えろ、次元大介。私を失望させるな……!」

 殺気全開で竜殺しを構える小次郎の姿は、もはや日本武士を超越して、歴戦の英雄王と敬称してもいいほどだった。
 それも、次元の前では面倒くさい邪魔者にしか過ぎない。まだ望みが残されているかもしれないと知っては、なおさらのことだった。

「悪いが…………やっぱあんたとはやれねぇな!」

 小次郎が剣を振り下ろす隙を縫い、次元はまたもや逃走を図った。


 ◇ ◇ ◇


「ねぇ、ソロモン」
「なんですか、蒼星石」

 一足先に合流ポイントを目指していたソロモンと蒼星石の二人は、B-4の路上で不意に脚を止めた。
 きっかけは蒼星石の何気ない呼びかけから。意味など窺えないような自然な呼びかけではあったが、ソロモンはそれだけで意図を察しているようだった。

「レナさんたちのことが心配なんですね?」
「……うん」

 レナの幻覚症状は、このような敵だらけの環境においては何の不思議もない、むしろ当たり前ともいえる自然なものだった。
 その引き金をソロモンが引いてしまったとしても、彼自身に非はない。だがそれで罪悪感が残らないかといえば、そんなはずもなく。
 ソロモンと蒼星石は、レナたちが心配だった。
 圭一は無茶をやらかしていないだろうか、次元は無事に二人を止められただろうか、レナは正常に戻ってくれるだろうか。
 心配は尽きないが、今のソロモンではレナの感情の起爆剤にしかならない。
 ならばせめて、冷却期間を置いて彼等の無事を祈ろう。それぐらいしか、できることはないのだから。

「我々は我々で、皆さんのお仲間を捜すとしましょう。もうすぐ二回目の放送――時間は、有効に使った方がいいですからね」
「そうだねソロモン。きっと、みんななら無事でいてくれる」

 小夜も、翠星石も、きっと――


 ◇ ◇ ◇


 その後方数メートルの地点。
 血に濡れた鉈を強く握り締め、レナは東を目指していた。

「……ソロモンさんはどこかな。かな?」

 鉈に付着した血が誰の者かは、今さら説明する必要はないだろう。
 彼女の思考にあるのはたった一つ。
 元凶である、ソロモンを殺す。そう――『殺』す。

「圭一くんがあんな風になっちゃったのは、全部あの人のせいなんだ。蒼星石ちゃんも、次元さんも、きっとみんなグルなんだ。
 でもねぇ……レナは騙されないよ。レナは奴らの陰謀に逸早く気づけた。奴らを殺して、地球を救えるのはレナだけだから」

 闇に染まった右眼と、紅く閉じられた左眼を前に見据えて。
 レナは、敵を捜す。友達を陥れ、みんなを滅ぼそうとする絶対悪を。

「かわいそうな圭一くん……待っててね。全部終わったら、レナが、レナがきっと、連れて行ってあげるから……」

 黒い表情に、もう笑みの欠片はなかった。


 ◇ ◇ ◇


 その後方数メートルの地点。
 頭から垂れる流血を手で押さえながら、圭一は必死に東を目指していた。

「……レナ…………まだ、勝負はついちゃいないぜ……」

 即死。攻撃を与えた方も受けた方も、間違いなくそう思った。
 しかし実際のところ、レナの鉈は圭一の頭を掠めただけに終わり、浅い裂傷を与えただけにすぎなかった。
 左眼に負った傷もあり、圭一が死んだと錯覚したのか、はたまた別の意図があったのかは分からない。
 とにかくレナは圭一がまだ生きているにも関わらずあの場を立ち去り、向かった先はおそらくソロモンたちの下。
 ならば行かなくてはならない。まだ動ける以上、圭一は勝負を捨てていけない。

「へへ……忘れんなよレナ……俺が勝ったら、毎日『お兄ちゃん』だからな……今から楽しみだぜっ……」

 途切れ途切れの息を繋ぎ、圭一は歩き続ける。
 傷は致命的とはいえないが、決して無視できる範囲ではない。
 とくに酷いのは、出血の量。未だ衰えることのない出血は、圭一の身から確実に生の実感を奪っていく。
 このまま病院にでも駆け込んで、美人のナースさんに手厚い看護をお願いしたい気分だった。
 でも、圭一は止まれない。
 レナを止められるのは、自分しかいないと、まだ信じていたから。

「俺たちは、仲間だ……仲間ってのは、信頼し合うもんだ。…………それを思い出させてやるよ、レナ」

 満身創痍の身体を引き摺りながらも、歩みだけは確かだった。


 ◇ ◇ ◇


 その後方数メートルの地点。
 しつこく迫ってくる武士を後ろ眼で気にしながら、次元は東を目指していた。

「早まんじゃねぇぞ圭一。せめて、俺が行くまで生き延びてろよ」

 あそこで確認した横倒れの身体は、間違いなく圭一のものだ。
 それが数秒後に確認した時には消えていた。理由を考えれば、答えは二つに狭められる。
 一つは、誰かが圭一の死体をどこかへ運んだケース。
 あの場でそんなことをする可能性があるのはレナのみ。目的は不明だが、錯乱状態の人間であれば、何をしでかしても不思議ではない。
 二つ目は、圭一がまだ生きていて、自らの足でどこかへ移動したケース。
 希望的観測とも取れるが、これが一番あり得る答えだった。そして圭一が向かう先といったら、それは一つしかない。
 ソロモンが向かったのは東。圭一もレナも、向かうとしたらそちらの方角を選択するはず。

「ちっ、もうすぐ放送か……今度は全員、生き延びててくれるとありがたいんだがな」

 五ェ門と銭形の死が、今になって信じられなくなってくる。
 相棒は殺しても死なないような奴だ。それに付きまとう女も、保身にかけては達人と呼んで問題ない。
 そんな奴らがこんなところで死ぬなんてありえねぇさ――次元は余裕を感じながらも、心の隅では不安を感じていた。
 数秒後、その不安が現実のものとなる。


 ◇ ◇ ◇

 その後方数メートルの地点。
 獲物をまたしても取り逃がした小次郎は、静かな歩みで東を目指していた。

「――惜しい」

 思うのは、たった一人。
 次元大介という男は、正しく兵(つわもの)と呼ぶに相応しい。
 逃げ腰の臆病者を装ってはいたが、時折見せる驚異的な剣気は、まるで遥か虚空の仇敵を見つめているような鋭さだった。
 剣士ではないとしても、互いの武器を合わせるには十分価値のある逸材。
 見たい。次元の本気が。彼が牙をむく様を、正面から見据えたい。

「やはり、このまま捨て置くにはあまりにも惜しい」

 不気味な微笑を浮かべ、小次郎は東へと駆け出した。
 次元の目的は、あの二人の子供。ならば、彼等の向かった先に次元もまた。


 ◇ ◇ ◇


 それからほんの一秒後のこと。 
 多者多様、東を目指す六人は、同じ時、同じ瞬間を持って、空に浮かび上がった仮面の男を目撃する。
 これはまだ、出口のない惨劇の入り口にすぎない。



【B-4・路上/一日目/昼(放送直前)】

【ソロモン・ゴールドスミス@BLOOD+】
[状態]:健康、僅かながらの焦り
[装備]:レイピア
[道具]:支給品一式(水食料一食分消費)、白衣、ハリセン、望遠鏡、ボロボロの拡声器(運用に問題なし)
[思考・状況]
1:音無小夜と合流し、護る。
2:C-5を中心に、周囲のエリアでそれぞれの仲間を捜索する。
3:圭一達が生き残ってくれると信じる。
基本:次の次(夕方)の放送でC-5(禁止になったら次に該当する場所)に行くようにする。それまでは探索

【蒼星石@ローゼンメイデンシリーズ】
[状態]:健康、少しだけ焦りと心配
[装備]:朝倉涼子のコンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱
[道具]:支給品一式(水食料一食分消費)、リボン、ナイフを背負う紐、双眼鏡(蒼星石用)
[思考・状況]
1:翠星石と合流し、護る。
2:C-5を中心に、周囲のエリアでそれぞれの仲間を捜索する。
3:圭一達が生き残ってくれると信じる。
基本:次の次(夕方)の放送でC-5(禁止になったら次に該当する場所)に行くようにする。それまでは探索


【B-3東部/一日目/昼(放送直前)】

【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:祟りへの恐怖、雛見沢症候群発症、左瞼に裂傷(適切な手当てを施せば、視力は十分回復する余地があります)
[装備]:鉈@ひぐらしのなく頃に
[道具]:支給品一式(水食料一食分消費)
[思考・状況]
1:圭一を洗脳したソロモンと、その仲間を殺す。
[備考]:※圭一が死んだものと思っています。


【B-3中心部/一日目/昼(放送直前)】

【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:疲労、半覚醒(レナと似たような状況に以前陥ったことがあるのでは? と思っている)
   :頭部に裂傷(傷は浅いが、出血が酷い。早急に手当てをしなければ危険なレベル)
[装備]:コンバットナイフ
[道具]:支給品一式(水食料一食分消費)
[思考・状況]
1:レナを追う。


【B-3西部/一日目/昼(放送直前)】

【次元大介@ルパン三世】
[状態]:疲労
[装備]:.454カスール カスタムオート(弾:7/7)@HELLSING ズボンとシャツの間に挟んであります
[道具]:支給品一式(水食料一食分消費)、13mm爆裂鉄鋼弾(35発)@HELLSING
[思考・状況]
1:圭一とレナの保護(圭一優先)。
2:小次郎への対処(1を最優先させるため逃走に徹するが、状況によっては応戦する)。
3:ルパンを探す。
4:殺された少女(静香)の友達と青い狸を探す。
5:ギガゾンビを殺し、ゲームから脱出する。
基本:こちらから戦闘する気はないが、向かってくる相手には容赦しない。


【B-2東部/一日目/昼(放送直前)】

【佐々木小次郎@Fate/stay night】
[状態]:右臀部に刺し傷(手当て済み)。
[装備]:竜殺し@ベルセルク
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
1:次元大介を追い、死合う。
2:兵(つわもの)と死合たい。基本的には小者は無視。
3:セイバーが治癒し終わるのを待ち、再戦。それまで違う者を相手にして暇を潰す。
4:竜殺しの所持者を見つけ、戦う。
5:物干し竿を見つける。


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144:Birth&death ソロモン・ゴールドスミス 167:嘘800
144:Birth&death 蒼星石 167:嘘800
144:Birth&death 竜宮レナ 167:嘘800
144:Birth&death 前原圭一 167:嘘800
144:Birth&death 次元大介 167:嘘800
133:幕間 - 『花鳥風月~VSアサシン0』 佐々木小次郎 167:嘘800

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