ネタバレ注意!
このページはブリガンダイン本編のストーリーの大筋をまとめたものです。
完全にネタバレになるため、未プレイの方は閲覧しないことをお勧めします。
誤字脱字や文章の言い回しにおかしなところがたくさんあると思うので気づいた人は修正をお願いします。
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共通プロローグ
太古の昔、ルーンの神々が作ったという魔法の大地フォルセナ。
大陸の中央にはアルメキア王国と言う強大な軍事力を持つ国があった。
大陸には6つの国家が存在し、アルメキアはその大半を勢力下に置き、残すは北のノルガルドのみとなっていた。
聖王歴214年アルメキアはノルガルドとの戦争に勝利し、名実ともに大陸6国を支配する盟主となった。
だが聖王歴215年。アルメキアの軍のトップであったゼメキスが反乱を起こし、国王ヘンギストを殺害。
一夜にしてアルメキアは滅び、ゼメキスは自分を王としたエストレガレス帝国の建国を宣言。
他国の王たちもそれぞれの理由から戦火に身を投じ、大陸統一に向けて動き出すことになる。
歴史書ブリガンダインに記される幻想大戦の始まりである。
大陸の中央にはアルメキア王国と言う強大な軍事力を持つ国があった。
大陸には6つの国家が存在し、アルメキアはその大半を勢力下に置き、残すは北のノルガルドのみとなっていた。
聖王歴214年アルメキアはノルガルドとの戦争に勝利し、名実ともに大陸6国を支配する盟主となった。
だが聖王歴215年。アルメキアの軍のトップであったゼメキスが反乱を起こし、国王ヘンギストを殺害。
一夜にしてアルメキアは滅び、ゼメキスは自分を王としたエストレガレス帝国の建国を宣言。
他国の王たちもそれぞれの理由から戦火に身を投じ、大陸統一に向けて動き出すことになる。
歴史書ブリガンダインに記される幻想大戦の始まりである。
+ | 西アルメキア編 |
王都ログレスでクーデターが起こり、ランスとゲライントは共に城を脱出しようとする。
しかし、そこにゼメキスが現れ、二人の前に立ちはだかる。 ゼミキスの口から父であるヘンギスト王がゼメキスの部下カドールに討たれた事を伝えられ、激昂するランス。 怒りのままゼメキスに斬りかかるが相手にならず吹き飛ばされる。ゼメキスがランスに止めを刺そうとした所、ゲライントが身を挺して庇い傷を負う。 自分を置いて逃げるように言うゲライントに、父も城も失ってゲライントまで置いて逃げる卑怯者にはなりたくないとランス。 そんなランスに一時の恥をかいても進むのが勇気だとゲライントは言う。 だがやはりランスはやはりゲライントを見捨てる事が出来ない。 二人仲良く死ぬがいいとゼメキスが剣を振りかざした瞬間、ゼメキスに向かってナイフが飛んでくる。 どこから現れたのか謎の女騎士がゼメキスと対峙した。 女騎士はランスに言う、あなたは戦乱を終わらせられる人、ここで死ぬべきではないと。 ゲライントも国を再興するのは王子の義務だと言った、 でももう僕には何も無いとランスは答える。 今はねでも諦めなければ必ず道は開けると、女騎士はゲライントにランスを連れて逃げるように言った。 ランスは必ずここに帰ると誓い、二人はアルメキア王国への忠誠の厚いとされるパドストー公国のコール老公の元へと逃れた。
大陸の西にあるパドストー公国。
温かく二人を迎えるコール王。彼はこれからどうするのかと二人に訪ねてくる。 ランスは国の再興、そして大陸の秩序の回復と平和が自分の義務だと答えた。 コールの息子メレアガントは二人を早く追いださなければ、ゼメキスが攻めてくると父に訴える。 ゲライントはゼメキスの道は覇道であり、口実が無くとも攻めてくる。 それを食い止め大陸に再び平和的秩序をもたらすために兵を貸してほしいとコールに懇願した。 今、フォルセナ大陸は混乱状態であり、戦乱が始まるのは目に見えている。ゼメキスを打倒し安定させなければならない。 そしてそれができるのはランス王子しかいないと言った。 メレアガントは、こんなガキに何が出来ると激高する。 コール王はそんなメレアガントを静止し、ランスとメレアガントに王として必要な物は何かと聞いた。 メレアガントは権威だと言い、ランスは信頼だと答えた。 コールはランスのその姿に王としての器を見出し、全ての騎士たちに宣言する。 これからパドストーはランス王子を中心とし、新生アルメキア王国として生まれ変わると。 いきなりのことにやや動揺するランス。 コールが最初に言ったことは大言壮語だったかと聞くと、ランスは必ず平和と秩序を取り戻すと再び強く宣言した。
西アルメキア王国のすぐ南、カーレオンの国王カイと妹メリオットが訪ねてくる。
カーレオンはアルメキアに忠誠を誓った国であり、同盟国。 カイはフォルセナ大陸の平和を取り戻すため共に戦おうと再び同盟を結ぶことを提案する。 ランスはこれを快諾し、西アルメキア、カーレオンの軍事同盟が成立した。 カイは他の国々も大陸の覇権を得るために動き出していること、 そして西アルメキアの北にあり、旧アルメキア王国の宿敵であるノルガルドも攻めてくる事だろうと伝え、帰国した。
ランスに国を譲ってから、騎士のグラウゼが登城していないことに気づいたコール。
彼はグラウゼを気にかけ家を訪ねる。 どうやらグラウゼはコールがランスに王位を譲ったことに納得がいかないらしい。 グラウゼの父はかつて無実の罪を着せられアルメキアを追われた人物。 しかし忠義の心を失っていなかった事にコールは惚れこみ、彼を迎い入れた。 そのため息子であるグラウゼもコールへの忠義を尽くすため、パドストーに仕えていた。 ランスは自分が忠誠を誓うに値する人物なのかわからないと言うグラウゼに対し、コールはこう答える。 自分の息子メレアガントは武勇に優れるが、王としての器量がない。 グラウゼはランスにはあるのかと問う。コールは分からないと答えた。 だが、まなざしでがまっすぐで一点の曇りもなかったとコールは言う。 続けてこう答える。 この戦乱を自分のような老いぼれでは治めることは出来ない、故にランスの可能性にかけた。 グラウゼはコールが信じるランス王子を信じることにすると、再び配下に加わった。
女魔術師カルロータが、城で落ち込んでいるランスを見つける。
ゲライントに未熟であると色々と叱られたらしい。 落ち込むランスにカルロータは君主の心得を教える。 「めいるな、めげるな、落ち込むな。」と ゲライントが色々と言うのはランスに期待しているからであり、期待しなければ何も言わないと。 元気が出たランスに、カルロータは頑張ってと声をかけた。
以前、ランスとゲライントを助けた黒髪の女騎士が訪れる。礼を言い、名を訪ねるランス。
彼女の名はハレー。人々に流星のハレーと呼ばれる、君主を持たない凄腕の女騎士。 ランスはゼメキス打倒のために手を貸して欲しいと頼む。 しかし自分には目的があるとハレーはその申し出を断る。 その目的は自分の恋人を殺した魔術師ブロノイルを探し、仇を討つこと。 ランスは騎士は人々の平和のために戦うものではないのかと問うた。 生まれた時から王子の役割を与えられてきたランス。 彼は役割は与えられ、それを全うするのが人だと考えていたらしい。 自分は間違っているのかと聞く。 ゲライントはランスに告げる。 ランス王子の言う事は決して間違っていない、しかしハレーもまた間違ってはいない。 人の道はいくつもあり、それらからどれを選ぶのは本人だけが決められる。そしてその結果と責任を負うと。 正しい道は人それぞれに一つしかないと、考えた事も無かったと言うランス。 自分はまだまだ学ぶ事が多いと語る。 ハレーに謝罪し、自分は自分の道を精一杯生きると言うランス。 ハレーもまた仇を討った時はこの国に戻ると答えた。
訓練中のグラウゼにランスがたまたま出会い、一緒に城に帰ることにした。
グラウゼは運命とは不思議なものだと帰る最中に言う。 かつて遠くにいたランスが今は追放者の自分と並んで歩いている。 別に共に戦う仲間なのだから不思議ではないとランスは言う。 しかし、きらびやかな宮廷で生活していたのに今は傷だらけで戦っている事に不満は無いかと、グラウゼは訊ねた。 自分は若く弱いので、常に前線で戦わないと誰も着いてこないと、まっすぐにランスは答えた。 自分達を追放したアルメキア王。 今まで甘やかされていたであろうその息子に何が出来るか見てやろうと、グラウゼは今までそんなことを考えていた。 そんなくだらない感情でランスの元に来たのに、彼はそんな自分を仲間だと言う。グラウゼは己を恥じた。 これからは精一杯ランスの元で戦うと心から宣誓する。 ランスは突然のグラウゼの言葉に目を丸くした。
ハレーが厚かましい願いではあるがと、西アルメキアに仕官してくる。
突然のことに喜ぶランス。しかし話を聞くとまだ仇打ちはすんでいないらしい。 宿敵ブロノイルはこの戦乱に暗躍し、戦乱を煽っている事がハレーから伝えられた。 故に、この戦いで大きく勢力を拡大している西アルメキアへ姿を現す可能性が高く、 そのために仕官させてほしいとハレーはランスに請う。 共に頑張りましょうと、ランスは快く彼女を受け入れた。
エストレガレスとの戦いに勝利した西アルメキア。とうとうゼメキスは倒れる。
そんなゼメキスにあの世で父に詫びろと、ランスは言い放つとともに、 最後になぜ反逆したのか、その理由を訊ねる。 するとゼメキスは自分にはこの生き方しかなかったと答えた。 ゼメキスは彼の騎士としての権威を嫌ったアルメキアの権力者達やその者達によって乗せられたヘンギスト王から、 反逆者としての烙印を押され、処刑されることが決まっていたのだ。 自分は騎士であり戦場で死ぬのならばともかく、嘘の罪で処刑台の上で死ぬ事はまっぴらだと語る。 だから反逆を実行したと。 なぜ無実を皆に言わなかったとランスは問うた。 それに対して、権力しか興味のない王国の者達に我慢ならなかったとゼメキスは答えた。 そんな者たちのために戦って来たわけではない。父上は、王政は正しくなかったのかとランスは動揺し、声を張る。 別に正否は関係ない、ただ自分の道を生きただけだとゼメキスは言った。 ランスは、正しいものが幸福になれる国を作ってみせるとゼメキスに対して宣言する。 そこに突如ブロノイルが空中に登場する。雷の魔法を放ち、ランスとゲライントを攻撃した。 なんとか避ける二人。ゲライントは反撃に出ようとするが、ゼメキスが止める。 ゼメキスにこの程度で倒れるとは失望したと言うブロノイル。 ゼメキスは自分の最後の戦いの場所を汚させないと最後の力を振り絞って立ち上がる。 魔法のバリアに守られたブロノイルには攻撃が通じなかったが、ゼメキスの渾身の一撃がバリアを貫く。 手傷を負ったブロノイルはそのまま激高し、ゼメキスに止めを刺した後、姿を消す。 瀕死のゼメキス。 なぜ助けたのかと聞くランスに、ゼメキスは自分の戦いは終わったがお前はまだやる事があるだろうと言った。 ランスはそんなゼメキスにかつてアルメキアの騎士として戦っていたゼメキスに憧れていた、あなたは最高の騎士だったと伝える。 一人前の男なら、自らが最高の騎士になれとゼメキスは答えた。 最後にまだ戦乱は終わらない、他の国がランス達を狙うだろうと言い、 理想の国を作りたいのならば大陸を統一するしかないと言った。 戦い得るか失うかの二つに一つ、貴様ならきっとできるだろうとランスに言うと、ゼメキスはそのまま息絶えた。
アルメキアの王として即位することとなったランス。これもコールのおかげだとゲライントは心から感謝する。
ゲライントとコールの前で、王冠を受け取る前にランスは話をし始める。 それは今も戦乱は終わっていないという事。 ランスは戦乱を終わらせるため、この大陸を統一することを高々と宣言した。 メレアガントがそんなことは誰も出来なかったと驚くが、昔この大陸全土を治めていた聖王も人であったとコールが言う。 ゲライントはランスの言葉に感動し、そして大陸統一のための戦いに腕が鳴ると興奮する。 コールが一同、ランスについて行く事を誓った。 そして歓声の中、ランスは王冠を戴き、新たなアルメキア王がここに誕生した。
メレアガントは城から周囲を見渡す。もうこの大陸の半分はランスが治めている。
部下のブロッサムに自分に同じ事が出来たかどうか聞く。 出来ると答えられるが、メレアガントは自分では無理だと自嘲した。 自分は今まで自国の事しか考えていなかった。だがランスは違う。 メレアガントはランスの器を認め、自らもランスの臣下として全力を尽くすことを誓った。
大陸の大半をアルメキアが治めることになった時、ハレーはブロノイルを追うために、離脱することをランスに申し出た。
ゲライントは戦力の低下を危惧するが、ランスは元々ブロノイルを倒すためにハレーが来たのだとその申し出を受け入れた。 必ず無事な姿を見せる事をランスと約束し、ハレーは旅立った。
ついに大陸統一を果たしたランス。喜ぶアルメキアの騎士たち。
人目もはばからず男泣きするゲライント。 残ったのは荒れ果てた大地、今からが大変だぞと言うメレアガントに対し、 ランスはこれからは戦いで失うことは無い。 頑張れば頑張った分だけ未来が作りだされるのだとランスは迷いなく答える。 あんたの負けだねとアデリシアがメレアガントを茶化す。 一同は祝杯をあげ、そのまま平穏な時が過ぎていくかに思われた。
ハレーはブロノイルの居城があるドローラスガルドをとうとう発見した。
単身乗り込んだハレーはブロノイルとカドールに対し槍を向ける。 仮面の騎士カドールが襲い掛かり、戦いになる。その太刀筋にハレーは覚えがあった。 攻撃を避け、ハレーの槍がカドールの仮面を半壊させる。男の顔が覗き、驚くハレー。 その瞬間を狙い、カドールの斧槍がハレーの腹を切る。血を噴き出しその場にハレーは跪く。 ハレーはカドールにリーランドと呼びかけ、リーランドが形見として渡した剣を見せる。 カドールは大声をあげた後、全てを思い出す。自分がリーランドであり、ブロノイルと遭遇した時の事を。 ブロノイルが火の魔法を放つ、カドールはハレーを抱きしめ火に焼かれる。抱きしめたままハレーに話す。 ハレーを逃すために、自分が盾になった。好きな女のために死ぬ事を誇りに思えた。 しかし死ぬ直前に恐怖した、二度とハレーの笑顔を見れない事、抱きしめられない事を恐れた。 もはや騎士としての誇りも忘れ生きたいと願った。そしてブロノイルはその願いを聞き届け、操り人形として蘇らせた。 カドールはブロノイルが全てを滅ぼすため、太古の神アウロボロスを蘇らせようとしている事をハレーに伝える。 かつてルーンの神がマナを用いてこの大陸に封じた存在。 しかしこの戦乱でモンスター召喚のために大陸のマナが消費され、その封印が解けた。 けれど、完全に力を取り戻すにはまだ数カ月の時間がかかる、その前にルーンの騎士たちにこの事を話して倒してほしいと。 リーランドはハレーに逃げるように言う。 自分は手を汚し過ぎた、そして死ぬ前の最後の望みも叶った。 それはハレーを再び抱きしめると言うこと。 ブロノイルへと形見の剣を持って走るリーランド。 だがそこに新たなデスナイト、ガヘリスとオルウェンが立ちはだかる。 オルウェンの放った弓がリーランドに突き刺さり、ガヘリスの槍が腹をひきさく。 ハレーは今度こそリーランドを助けようとしたが、再び命を賭けて彼女を逃がそうとするその姿を目にし、 何とか思いとどまって、その場を走って立ち去った。
アルメキア王都ログレス。
ボロボロになりながらもランスの元に辿り着いたハレー。 そしてブロノイルの事をランスに告げる。 今まで散々戦って来たのに今度は怪物と戦うのかとメレアガント。 しかし今度こそ倒せば必ず平和が来るとランス。 ランス達は今まで魔法で姿を消していた島、ドローラスガルドへと向かった。
一年後のエルメキアのパーティーにメレアガントとアデリシアが訪れた。
メレアガントは今はパドストー公としてランスに仕えている。 彼の国は荒廃したフォルセナで一番復興が早く、名王としての力を見せ始めていた。 パーティでランスに嫉妬していたとメレアガントが告白する。 しかし、今度こそパドストーをフォルセナ一豊かな国にしてランスに勝利すると言う。 そういう勝負なら望むところですとランスは笑みを見せ、受けて立った。 そこにコールとゲライントが現れる。2人は先王の墓参りに行っていた。 他の騎士たちの話をする、皆それぞれ国の復興のために尽力している。 しかしアウロボロスを倒してすぐ何処かへと行ったハレーは、消息がつかめていない。 ハレーさんはそのうち戻ってくるとランスは言い、各国の来賓への挨拶にまわる。 そんなランスの姿を見て信じ続けることは決して楽ではないとコールは言った。 ハレーの事を思い、色々と話したいと考えるランス。 そこに人々のざわめきが聞こえる。 見れば扉の向こうにハレーが立っていた。 笑顔を見せるハレー。ランスも笑顔で応える。
Fin
|
+ | ノルガルド編 |
北方にある大国ノルガルド。
一年前のアルメキアとの大戦において、当時の国王ドレミディッツが討たれ、大敗北を喫する。 そしてこの一年間アルメキアの支配下にあった。 しかしゼメキスが中央で反乱を起こし、アルメキアは滅亡。 ゼメキスはかつての楽園の名を意味するエストレガレスという国家を興した。 その知らせを聞き、一年と言う時間を与えた事を後悔させてやろうと言うヴェイナード。 側近のグイングラインも銀の騎士の名にかけ大陸統一を目指すと誓う。 グイングラインはヴェイナードの姉であるエスメレーの事を聞いた。 エスメレーはゼメキスの妻として旧アルメキアに送り出され、今もゼメキスの元にいるのだ。 それに対し、ヴェイナードはもし敵として立ちはだかるのなら戦うまでだと答えた。 臣下の騎士たちを呼び、宣言する。 今までは国を一部明け渡し、政略に力を入れ力を蓄えた。だが今こそ戦いの時だと。 そこにブランガーネがあらわれた。 ブランガーネは先王ドレミディッツの娘であり、その跡を継いで王となったヴェイナードを快く思っていない。 ブランガーネはヴェイナードに白狼は目覚めが遅いと嫌味を言った。 男しか王位が認められないノルガルド。ドレミディッツの一人娘であるブランガーネは女である自分に苛立っている。 ならば力をお貸し貰えないんですかなとヴェイナードは聞く。 ブランガーネはノルガルドの騎士である以上戦うと強く言い放った。 ヴェイナードは手始めに旧アルメキアのノルガルドに対する防衛拠点であったジュークス城を攻略にかかる。 ノルガルドの騎士に急襲されたジュークスの兵はひとたまりもなく戦わずにそのまま撤退した。
ヴェイナードはレオニアに行き女王リオネッセに会う事にした。
戦うか従うかを選択させると言う。 敵を増やすだけで感心しないとグイングラインが止めるが、レオニアの女王の器量を確かめたいとヴェイナードは向かう。 会談の結果、両国は戦うこととなった。神に祈るだけだと思っていたがとヴェイナードは感心した。 作戦を決めたヴェイナード。グイングラインはすでに手をまわしていた。 ヴェイナードはグイングラインの方が自分より有能だと褒め、いっそお前が君主になったらどうだと聞く。 しかし、グイングラインは答える。 自分は例え王家の血が流れていようとも、君主には成りたいと思わない。 誰かの下で働き、その人に天下を取って貰いたいと。 ならば自分はチェスの駒のようなものかとヴェイナードが言うと、命よりも大切な駒だとグイングラインは答えた。
ブランガーネは憤っていた。この頃、戦いに出ていないからである。
男しか王位を継ぐ事が出来ないノルガルド。 そして政略とはいえ武威を示さずこそこそと力を蓄えていたヴェイナード。 自分の力を見くびっていると考えたブランガーネは怒り狂い、剣を手にヴェイナードの元へと走った。 オテンバ姫めと、ヴェイナードは自ら剣を取って城門へと出る。 対峙する二人。稽古をつけてやると剣を構えるヴェイナード。 すぐに感情で動くのはドレミディッツの血筋の悪い癖だと言った。 その言葉に父を愚弄するなとまた怒るブランガーネ。剣をふり上げ斬りかかるがヴェイナードは軽くあしらう。 剣を吹き飛ばされ、跪くブランガーネ。まだ稽古の途中だと剣を取るように促すヴェイナード。 このように辱められては生きてはいけない、くっ殺せと言うブランガーネ。 ヴェイナードは剣を取れと再び大声で言う。だがブランガーネにもう戦意はなかった。 今日は稽古だが戦場ではこうはいかないとヴェイナードは告げる。 ブランガーネは今日の事を謝罪し、自分が配備された城へと帰った。
ノルガルドの城に仕官に現れた男がいた。名前はモルホルト。旧アルメキアに仕えていた騎士である。
ゼメキスの起こした反乱によって故郷と兄を失った彼は、 エストレガレスを滅ぼし大陸に再び秩序を構築するために、ノルガルドへやって来たと言う。 ヴェイナードはモルホルトに元アルメキアの騎士であるにもかかわらずランスを頼らず自分の元へ来た理由は何だと問う。 モルホルトはランスには天下を取りたいという欲がなく、ヴェイナードにはそれがあるからだと答えた。 欲しても簡単には手に入らない大陸。それを欲しがらないものが取れるわけがないと。 ヴェイナードならばその狼のような貪欲さで必ず大陸を統一出来るだろうと言葉を結ぶモルホルト。 ヴェイナードはなるほどその通りだ、天下統一こそ自分の目的であると肯定。 最後にモルホルトにもう一つだけ問いを投げかけた。 アルメキアの仇敵であるノルガルドに来て殺されるとは考えなかったのかと。 モルホルトは戦乱の世には一人でも多くの有能な人材が必要になる。故に必ず自分を臣下に加えるだろうと答える。 ヴェイナードはそんなモルホルトを状況を冷静に判断できると褒め、彼に仕官を許した。
ノルガルドの王城に先王に仕えた騎士の一人であるルインテールがやって来た。
彼は先王の死後即位したヴェイナードに対し、若造に仕えるのは不服として国を去った男である。 久しぶりの再会に言葉を交わす両者。 ルインテールはヴェイナードの連戦連勝による勢力拡大について祝辞を述べる。 お前ほどの男がまさか祝辞を述べに来ただけではあるまい。 大方自分の器量を見定めようとやって来たのだろうと、ヴェイナードは皮肉混じりでルインテールに問う。 ルインテールはめっそうもございませんと否定し、ヴェイナードが一国の王に相応しい人物であると認める。 そんなルインテールに、ならばもう一度自分に仕える気はないかと聞くヴェイナード。 ルインテールはヴェイナードへの数々の非礼を詫び、忠誠を誓った。
エストレガレスを打ち破り、ゼメキスを倒したヴェイナード。
我が覇道を阻む者がいるとすれば、やはり貴様かとゼメキスは言う。 アルメキアに反逆し世界に戦乱をばら撒いたゼメキスにそれ相応の報いを覚悟しろとヴェイナードは言う。 反逆の機会を伺っていた貴様に言われたくないと笑って応えるゼメキス。 しかし、旧アルメキアの重臣どもに嵌められ追い詰められて反逆したゼメキスのエストレガレスと、 理想を掲げるノルガルドでは志に大きな違いがあるとヴェイナードは相手にしない。 自分がフォルセナを欲するのは、腐った廷臣どもを一掃し新たな秩序を打ち立てるためであるとヴェイナードは更に続けた。 その折、姉であるエスメレーを保護したとグイングラインから報告があった。 貴様と姉にはもはや何の関係も無いとゼメキスに言うヴェイナード。 だが、ゼメキスはただの哀れな人質を預かっただけでエスメレーには何の興味も無く、 それを止められなかったヴェイナード自身の無力さを呪えと言い返す。 その言葉に激昂しそうになるヴェイナードだったが、グイングラインが諫める。 そこに突如空から魔道士ブロノイルが現れ、ヴェイナード達を攻撃する。 さらに止めの追撃をいれようとするがゼメキスが止める。 ゼメキスの命を賭けたの一撃がブロノイルのバリアを貫き、手傷を負わせる。 ブロノイルはゼメキスに止めを刺し、消えさった。 ヴェイナード達は立ち上がり、ゼメキスになぜ助けたのかと問う。 ゼメキスは理想があるならやって見せろ、もしできなければ地獄の底で笑いものにしてやるだけだと応える。 ならばあの世で見ていろというヴェイナードに、この戦い楽しませてもらったぞと言いこと切れた。 ゼメキスは最後にエスメレーの名を呟いた。ヴェイナードは何も聞いていないと言いその場を後にした。
城の私室に戻ったエスメレーをヴェイナードが訪ねる。
ヴェイナードは自分の身内を家族を裁くようなことはしたくない、 ノルガルドの騎士になって欲しいと姉に懇願する。 しかし、彼女はこれを断った。 戦うのも人と接するのも疲れた、ただ世のために祈りたいとエスメレー。 せめて側にいてくれないかとヴェイナードはなおも頼むが、エスメレーは申し出を断り、弟に謝る。 ヴェイナードはエスメレーにゼメキスを愛していたのですねと言うが、それは違うと答えるエスメレー。 自分はただ運命に流されて生きてきただけ、そしてゼメキスもまた同じだった。 自分しかゼメキスを理解することが出来なかった、だからずっとゼメキスの傍にいたと彼女は答える。 後悔はしていないけれど、自分は戦乱に流されてきただけだった。 でもヴェイナードは違う、戦争のない時代を作れる人物だとエスメレーは告げ、弟に大陸の未来を託した。
父親の墓参りに来たブランガーネ。そこにヴェイナードも訪れた。
裏切り者の姉は修道院に引き籠ったそうだ、甘やかされぬ寂しさを母の墓に訴えに来たのかと言う。 いささか口が過ぎるとヴェイナード。剣なら相手になるぞとブランガーネは挑発する。一触即発。 するとどこからともなく声が聞こえてくる。 それは良い、殺し合ってくれれば楽なことだと。 空からブロノイルが登場する。護衛の騎士がいなくなるのを待っていたようだ。 カドールが二人に襲い掛かる。斧槍の一撃がドレミディッツの墓を壊した。 怒るブランガーネがカドールに斬りかかり、吹き飛ばされるものの肩を切り裂いた。しかし傷がすぐに治る。 カドールの猛攻を必死に凌ぐ二人。ブロノイルが高みの見物をしながら、一年前の話をする。 ドレミディッツは戦乱を世に広めるには邪魔な存在だった。 ゆえにゼメキスとの一騎打ちの時に、魔法で動きを止めゼメキスを勝たせたのだと。 ブランガーネはその言葉を聞き、自分が二人を足止めするから王であるヴェイナードは逃げろと言った。 しかしヴェイナードは断る。理由の一つはブランガーネでは足止め出来ない、もう一つは配下を見捨てる気は無い。 カドールを倒す算段をつける。ヴェイナードの剣を槍で止めるカドール。 するとヴェイナードは自分ごとカドールを氷付けにした。 動きの止まったカドールにブランガーネが弓矢を放ち、それが目を貫いた。 それでもカドールは死なない、しかし騎士たちが駆け付けた為、ブロノイルと共に姿を消した。 立ち去るブランガーネに、一騎打ちを見ていたヴェイナードは、ドレミディッツが動きを止めたのか不思議に思っていた。 もし動きを止めていなかったら、ドレミディッツが勝っていたと告げた。そうかと言いブランガーネは立ち去る。
全ての城を落としたノルガルド。しかしブロノイルの存在が気がかりであり、全力で捜索している。
ただ古い書物に聖王時代にブロノイルの名前があったと、もしそうであれば200年以上生きている化物だなと言った。 そこに行き倒れの西アルメキアの騎士が面会を求めていると部下から報告を受ける。ヴェイナードは会いに行く。 騎士はハレー。彼女はブロノイルがアウロボロスを復活させようとしていると、そのたくらみを告げる。 当然のように、ヴェイナードは騎士たちに招集をかけ、ブロノイル討伐を命じた。
アウロボロスを盗伐したヴェイナード達。しかし大陸統一もアウロボロスの討伐も、通過点に過ぎない。
だが何の祝杯もあげないのは寂しいと式典を開く。 不治の病に侵されていたノイエはついに寿命を迎えた。 ヴェイナードは彼女の歌を聞いてやりたかった、もっと早く大陸を統一してやりかったとその死を悼んだ。 平和な世に過去の亡霊である自分は必要ないとモルホルトも野に下った。 ここまで来るのにたくさんの物を失った、これからも色々と失って行くのだろうかとヴェイナード。 どんな事があろうと自分は着いて行くとグイングラインは忠誠を誓う。 新たな時代の幕開けを告げにとヴェイナードは玉座から立ち上がる。 騎士たちの前に現れるヴェイナード、ブランガーネはそれでも認めないと口にする。 だが実は先ほどまで継いだのがヴェイナードでよかったと口にしていた事を、他の騎士がばらす。 慌てるブランガーネ。 ヴェイナードは皆を前に、まずは大陸を手に入れたのは貴公らのおかげだと礼を言った。 そして、生きることは戦いだ、それは決して外側だけでなく、最大の敵は自分自身である。 時代に流されず力にこびず、己を見失わないように生きよ。予に頼るな、それが予の統治であると宣言する。 一同は静かに応える。フォルセナに新たな歴史が刻まれた瞬間だった。
Fin
|
+ | レオニア編 |
聖都ターラ。女王リオネッセとその幼馴染であるキルーフが何気ないひと時を過ごしている。
そんな折にアルメキアでゼメキスが反乱をおこし、アルメキアが滅亡した知らせが入る。 このままいけば戦乱は不可避。レオニアも巻き込まれるだろうと応戦準備をする事になる。 リオネッセはこれからの事を考えて不安がる。 キルーフがそんなリオネッセを気遣いつつ、不安を顔に出すと皆が不安になるからやめろと言う。 リオネッセはそれでも自分に戦争の指揮などと言う大役が務まるだろうかという不安を抱きつつ、戦火へ身を投じることになる。
北のノルガルドから手紙が来る。内容はノルガルド王ヴェイナード自ら、女王との会見の申し込みであった。
罠の可能性もあると、代理を送るべきだとアスミットとキルーフ。しかしリオネッセは逃げては駄目だと己を奮い立たせ会見に臨むことになる。 そして会見の場を設け、リオネッセ達とヴェイナードが机を挟んで向かい合った。 互いに名乗り合う、ヴェイナードは挨拶もそこそこにリオネッセに要求を突きつける「属国となるか戦争するか」と。 リオネッセはレオニアがアルメキア全盛だった時も自治を保っていた国であり、どこの属国にもならない。 だが戦争も望まないため、決して攻撃しないでそっとしておいてほしいと懇願した。 忠誠か戦争かどちらかだとヴェイナードは再度問うた。 自分だけは関係などとは言わせない、嫌なら攻め込むだけだと。 話の通じないヴェイナードに戦う事を決意したリオネッセは、民を巻き込むあなたを許さないと言った。 ヴェイナードは威嚇する時は体の震えは止めておけと言い、笑いながらその場を後にした。 あのノルガルド王に対しはっきりとした女王の言葉にアスミットは驚く、しかし腰が抜けてリオネッセは動けなくなった。 キルーフに背負われて帰るリオネッセ。 その道中、なぜそこまでヴェイナードが争いを望むのか、リオネッセには分からなかった。
キルーフとリオネッセと同じ村の出身であるバーリンとガロンワンドがターラの城にやってきた。
キルーフはてっきり二人が自分やリオネッセに会いに来たのだと思い非常に喜ぶ。 しかし、ガロンワンドがそれを否定。自分たちが何をしに来たのかバーリンに答えるよう促す。 だが、急に話を振られたバーリンはなぜかしどろもどろに。 キルーフが業を煮やしてはっきり言えよと先を促すもそこは売り言葉に買い言葉、バーリンとちょっとした喧嘩になる。 そこでやっとガロンワンドが自分たちはレオニアに騎士として仕官しに来たと伝える。 頼もしい仲間を得て、キルーフはきっとリオネッセも喜ぶと笑い、二人を連れて城内へ向かった。
部下のシャントゥールが自分の息子が大きくなる前に、この戦争が終わって欲しいとパテルヌスに愚痴をこぼした。
パテルヌスも気持ちは分かると言う、リオネッセが戦場に立つたびに寿命が削られる思いだと。 なぜ歴代で最も心優しい女王が、戦乱の時代を任されたのかとパテルヌスは嘆く。 しかし、だからこそこのフォルセナに平和な時代を築く事が出来るのではないかと。 シャントゥールはそんなパテルヌスの言葉に司教も私と同じく親ばかですねと言った。 二人はリオネッセにフォルセナの未来を託し、共に全力を尽くすことを再び誓い合った。
ある朝のこと、アスミットはキルーフに戦略を覚えるように忠告する。
しかしアスミットを嫌うキルーフは煙たがる。 戦略など覚えなくても力でブチのめせばそれで良いだろと。 アスミットにお前の敗北が国の滅亡、女王の敗北につながるのだぞと忠告され、押し黙るキルーフ。 リオネッセは必ず自分が守ると再び宣言し、己に喝を入れた。
リオネッセの政務中にレオニアの天才軍師ことランゲボルグが部屋を訪ねてきた。
レオニアの運命を左右しかねない重要な話があるため人払いして欲しいと頼むランゲボルグ。 リオネッセは困惑する。ここには私たち以外誰もいませんが?と。 早速出鼻をくじかれたランゲボルグだったが、全くめげない。 そのままリオネッセに自分の考えた名作戦をまとめたクソ分厚い書類を提出する。 軽く目を通したリオネッセは申し訳なさそうに、字が汚い、もとい字が難しくて読めないと答える。 そんなリオネッセに対しランゲボルグは何と嘆かわしいと呆れた表情を見せる。 リオネッセは大事なところだけわかりやすく口頭で伝えて欲しいと言うも、 ランゲボルグはこの芸術的な作戦は口では伝えられないと拒否する。 困りきったリオネッセはアスミットやパテルヌスにも書類を見てもらい判断を仰ごうと提案。 するとランゲボルグの表情が即座に曇り、この書類は何者かにすり替えられており、 提出は出来ないと意味不明な言い訳をしつつ、書類を取り上げ、逃げるようにリオネッセの下を後にした。
ゼメキスを倒したレオニア軍。戦いは終わったと深手のゼメキスの治療をしようとするリオネッセ。
拒絶するゼメキス、戦いこそが自分の生きる道であり戦いに敗れた以上、死ぬ事が自分の道だと言った。 戦いそのものに意味は無いとリオネッセは諭す、何かのために戦うからこそ意味があるのだと。 ならば最初から俺の人生に意味は無かったのだと、ゼメキスは自分を嘲笑った。 それは違うとリオネッセ、ゼメキスにも戦う意味があったと。だからこそ生きていてほしいと願った。 そこにブロノイルが登場する。人間は戦う事が好きだから戦っている、理由があっても言い訳に過ぎないと言いのける。 そしてリオネッセに魔法を放つ、とっさにキルーフがかばう。リオネッセも魔法で反撃するが、バリアに防がれる。 そこにゼメキスの渾身の一撃が放たれ、バリアを貫きブロノイルに痛手を負わせる。 ブロノイルはゼメキスに止めを刺したあと、去って行った。 かけよるリオネッセにゼメキスは、自分は自分の生きたいように生きた、貴様も自分の道を行けと息を引きとる。 キルーフが立ち上がる。リオネッセはキルーフに自分の意思を伝えた。 今までは巻き込まれたから、仕方なく戦っていた。でもそれではいつまでたっても戦乱は終わらないとわかっていた。 ゼメキスの生き方は間違っていたと思うが、自分を誤魔化さず生きてきた。 だから自分も自分が正しいと思った道を生きる、戦乱を終わらせるために自分の意思で戦う事を決意した。
キルーフがリオネッセを訪ねると、リオネッセとアスミットが仕事中に談笑していた。
キルーフは、仕事詰めだからとリオネッセを散歩に誘うが、まだ仕事中なのでとリオネッセは断る。 アスミットに嫉妬していたキルーフは、アスミットとはおしゃべりできても自分とは無理なのかと怒る。 謝るリオネッセ、アスミットはそんなキルーフに対し勝手なワガママで女王を困らせるなと忠告した。 その言葉に切れたキルーフは剣を抜こうとする。止めようとするリオネッセ、無駄な争いはしないとアスミット。 怖気ついたか、この腰抜け野郎と挑発するキルーフの言葉に今度はリオネッセが怒り、撤回するように言った。 動揺するキルーフはリオネッセに対し、アスミットが好きなのかと訪ねた。好きだと答えるリオネッセ。 大きな衝撃を受け、そのまま背を向け、キルーフは立ち去った。 政務に戻るリオネッセ。勘違いを正さなくともとアスミットは訪ねる。 キルーフは自分が間違っている時はちゃんと謝りに来るから大丈夫だとリオネッセ。信じてるのですねとアスミットは言った。
何日もキルーフと会っていなくて、不安になるリオネッセ。一人、塔の祭壇でフォルセナのために祈る。
そこにブロノイルが登場、すでに神は去ったと言い、リオネッセを殺そうとする。 出入り口をふさがれ、塔を登って逃げるリオネッセ。ここには貴様一人だ、誰も助けは無いとブロノイルは追い詰める。 そこにどこからか一人じゃねえと声が聞こえる。それはキルーフだった。 キルーフはブロノイルに後ろから斬りかかった、驚くブロノイル。しかしバリアに防がれダメージは与えられない。 リオネッセに逃げるように言うが、リオネッセはキルーフを置いて逃げられないと共に戦う。 キルーフは魔法で吹き飛ばされ、リオネッセの魔法も効果が無い。逃げるしかないと悟ったキルーフはリオネッセを抱え、塔から飛びおりた。 そこに騒ぎに気付き駆け付けたパテルヌスがフライング(ものを浮かせる魔法)をかける。ゆっくりと着地した二人。 アスミットが騎士を招集すると、ブロノイルは去って行った。キルーフにヒールをかけながら、礼を言うリオネッセ。 でもどうしてリオネッセの危険に駆け寄れたのかと訪ねると、実はキルーフは謝ろうとずっと近くにいたらしい。 この間の事を謝るキルーフ。アスミットの事が好きなのかと聞くと、レオニアの皆が好きだとリオネッセは答えた。 リオネッセが女王になり、キルーフは自分が置いていかれているのではないかと怖かったと、だから八つ当たりしていた。 だから自分はガキなんだと言うキルーフに、リオネッセは今のままでいいと言った。 皆が女王と言うのにキルーフだけはずっとリオネッセと名前で呼んでくれた、だから自分を見失わずにここまでこれたと。 お取り込み中すみませんが、見物人が増えてきたのでとアスミットに言われ、周りに気付く二人。 その場を離れる途中、いつか側にいられるほどの人間になると言うキルーフに、リオネッセは大きくうなずいた。
大陸を統一したレオニア。喜ぶ騎士たちだが、女王であるリオネッセだけが暗い顔をしていた。
リオネッセの脳裏の映像が浮かぶ、それは滅びた大地。空には巨大な化け物。 キルーフの問いかけに我を取り戻したリオネッセは今の話をする。パテルヌスは神託だと言った。 まだ残っている敵、それはブロノイル、しかし何処にいるかはわからない。 そこにアスミットが、手負いの騎士が謁見を申し出てるとリオネッセに報告する。 訪ねてきたのはアルメキアの騎士ハレー。ブロノイルがアウロボロスを復活させた事を伝える。 この大地は神が与えし物、汚させるわけにはいかないとリオネッセは最後の戦いに赴く。
城内。アウロボロスを倒し、皆がリオネッセを祝福する。キルーフはこの大陸はリオネッセの物だと言う。
リオネッセは大陸は誰の物でもない、大陸を愛するみんなの物であると答える。 もはや私の助けもいらないほど強くなられたとパテルヌスに、これから先もまだまだ助けてもらわないと困ると答えるリオネッセ。 同じ故郷の騎士だったバーリンが、いい加減リオネッセに気持ちを伝えろとキルーフに言って故郷に帰って行った。 何とガロンワンドと付き合うことになったらしい。 以前よりも政務が増えたリオネッセ。手伝えることは無いかとキルーフが訪ねるが、これは女王の責務だと言う。 でも少し疲れたから寄りかからせてほしいとリオネッセが言うので、胸を貸す。 キルーフの腕の中が一番落ち着くと目を瞑るリオネッセ。 キルーフはリオネッセに伝える。「お前が好きだ、ずっと守りたい」と。 リオネッセは顔をあげてキルーフを見た。「戦乱を治めた事よりも今の言葉の方がうれしい、言ったら怒られるかな」。 徐々に二人の顔が近づく。そこにアスミットの咳ばらいが入った。 パテルヌスが呼んでいると告げるアスミット、今のタイミングわざとだろとキルーフが恨めしく言う。 パテルヌスの元に来た二人。 アスミットとパテルヌスが話しあった結果、働きづめだったリオネッセに一カ月の休みを取るように促す。 喜ぶキルーフとリオネッセ。 キルーフは二人で村に一度戻ろうと言った。 そんなキルーフを見つめながらリオネッセはこれかもずっと一緒にいましょうねと笑顔で答えた。
Fin
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+ | イスカリオ編 |
イスカリオの首都カエルセントにある城の王間。
キャムデンが中央で反乱を起こしたゼメキスについてドリストに報告している。 筋肉脳味噌のくせしてゼメキスの奴、見所あるじゃないかと笑うドリスト。 それに対し、我が国も慎重に行動しなければなりませんとアルスターが進言。 しかし、ドリストは全く聞く耳を持たず、愚か者が!とアルスターを怒鳴りつける。 アルスターの進言を聞き入れるどころか、攻められる心配をするくらいならこちらから攻めてやると宣言する始末。 彼は他国の三下騎士共に格の違いを見せつけてやると言い、太鼓持ちのキャムデンがそれに同調する。 エストレガレス、レオニア、カーレオンという三つの国と接しているイスカリオ。 アルスターは他国と同盟を組み敵を絞るべきと再び進言するが、ドリストにはやはり無視される。 こんな調子でイスカリオの騎士たちは戦乱の世に打って出ることになってしまい、アルスターは頭を抱えた。
ドリストの遊びの費用が掛かりすぎることに頭を悩ませるアルスター。
そこに血まみれのイリアが現れる。驚くアルスター。 イリアはドリストのいるところを尋ね、そのまま彼の下へ。 昼間から広場で酒盛りをしていたドリストとその取り巻きの騎士たち。 イリアが持っていた大きな袋から人喰い鳥の生首を取り出し、ドリストに渡す。 それを見たドリストは後でユーラに自分の帽子の羽飾りを付け替えさせておけと命令した。 アルスターが危険な人喰い鳥の谷に帽子の羽飾りを得るためにイリアを行かせたのかと問うと、 ドリストは何の迷いもなくその通りだと肯定。 これに対しアルスターはイリアは大切なイスカリオの騎士ではありませんかとドリストを批難する。 しかし、ドリストはイリアはイスカリオの騎士ではなく俺の騎士であり、生きるも死ぬも俺の自由だと言い放つ。 それにイリアの全身の血は返り血であり、アルスターが心配するような怪我などしていない。 そもそも鳥如きに負ける様な騎士など要らないからそんな奴は死ねば良いと断言した。 納得のいかないアルスターだったがそのままイリアと下がれと命令される。 ドリストの元を後にしたアルスターは無茶な命令ばかりされるイリアを このままでは死んでしまうかもしれないと心配する。 だが、イリアはそれでも構わないと即答した。
ヴィクトリアやギャロがイリアについて噂していて、アルスターも加わる。
どうやらイリアの境遇についてのことらしい。 イリアがいつも全身に服を着ているのは、体にある模様を隠すためだとヴィクトリアが言う。 そもそもイリアは素性が不明で記憶も失っている。 何年か前にボロボロで荒野をさまよっていた所を、ドリストに連れてこられたらしい。 アルスターはその時のイリアが自分のことを失敗作だの廃棄処分だのと何度もつぶやいていたことに言及する。 そんな時、ドリストが突然現れ余計なことを言うアルスターをぶん殴った。 ギャロはドリストを讃える。 そんな素姓の知らない人間を雇うだなんて、狙われている可能性だってあるのにと。 ドリストは俺様は格が違うのだと答える。むしろ狙われた方が退屈しないで済むからちょうど良い。 そもそもお前も素姓が分からないだろうと逆に言われたギャロ。 これは一本取られたと笑う。 ギャロはイリアが記憶喪失だったことに触れ、イリアと言う名前だけは覚えていたのかとドリストに問う。 するとドリストはイリアという名前は自分がつけたと答えた。 どうせ適当につけたのだろうとアルスターが考えていると、ドリストに考えを見透かされてそのまま連れていかれる。 それを見てギャロはこの国にいたら一生退屈せずに済みそうだとまた笑った。
バイデマギスとキャムデンが歩いていると、ドリストとイリアが巨大な墓の前にいた。
キャムデンは大きな墓を見てさぞかし立派な王が眠っているのだろうとドリストに言う。 墓の前にいたドリストはキャムデンとバイデマギスに犬は好きか?と問うた。 キャムデンは苦手だと答え、バイデマギスは焼いたのが大好きだと答える。呆れるキャムデン。 ドリストの口から墓に眠る者のことが語られる。 その墓はドリストが子供の頃飼っていた犬の墓であると。 死んだ時は国中の騎士達を殉死させようかと考えた事もあるほど大切な存在だったという。 寿命があるのものは仕方ない、けれど亡くなった愛犬のために先代の王たちよりも大きな墓を作ってやったと言うドリスト。 愛犬に想いを馳せるドリストの横で、墓に名前がないことに気づいたイリアが犬の名前を聞いた。 ドリストは少し悩んだ後に俺のハートに刻んであると答えた。 それを聞いたバイデマギスとキャムデンは名前を忘れたんだな思った。
エストレガレスを倒したイスカリオ。
瀕死のゼメキスに対しドリストは恩に着ると言い放つ。 反逆なんてしてくれたおかげで大陸は戦乱の世の中になった、おかげで楽しかったと。 楽しいだとと絶句するゼメキス。 本音丸出しぶつかりあい、強い奴が勝ち弱い者が負ける、最高に面白いだろと言うドリスト。 ゼメキスは考え、確かにここまで全力で戦った日々は無かったと認める。自分は楽しんでいたのだろうと。 そこに突如ブロノイルが現れ魔法を放つ、ドリストとイリアは回避。 ドリストは不意打ちのような卑怯な手段は好きだぜと笑った後ブロノイルに何者だと問う。 ブロノイルに向かってイリアが槍を投げるが、バリアによって防がれる。 そこに最後の力を振り絞ったゼメキスが渾身の一撃を放つ。 クロスボウの矢がバリアが貫通し、手傷を負うブロノイル。 激高したブロノイルはゼメキスに止めを刺し、そのまま去ろうとするが、イリアを見て驚き、不敵な笑みを浮かべた。 セレナという謎の言葉を残し、姿を消すブロノイル。 ドリストはイリアにあいつと知り合いかと訪ねるが、知らないとイリアは答える。 ドリストはイリアにゼメキスの死体を埋めるように命令。 死んだ好敵手を目にして「くだらねえ死に方しやがって、……一度、お前と飲み比べしたかったぜ」 とゼメキスに別れの言葉を送った。
キャムデンが慌ててドリストの玉座に駆け付け、イリアが変な水晶玉を見て暴れ出したと報告した。
直後、王間にイリアが槍を持って現れる。手にした水晶玉にブロノイルが映っている。 ブロノイルは魔法で不死身の戦士を作っており、その失敗作がセレナ。イリアの事であると語った。 イリアを捨てる時に念のため、仕掛けとして命令を聞くルーン文字を体に書き込んでいたブロノイル。 更なる戦乱を呼ぶため、領土を広げたドリストを殺す様にイリアに命令する。イリアは抵抗するが、操られる。 気まぐれに拾ったものに殺されるとは、運のない男だと笑うブロノイル。 「セレナセレナとうるせえんだよ、じじい!」 と怒鳴るドリスト。 そして、イリアに犬の墓のことを覚えているかと聞く。 ドリストの口からとうとう犬の名前が明かされた。その名はイリア。 イリアというのはドリストが最も大切にしていた犬の名前だったのだ。 驚くとともにドリストの最も大切なものの名を貰ったことを知り、己を取り戻そうと抵抗するイリア。 「てめえに命令していいのはこのドリスト様だけだ!」と叫ぶドリスト。 それを嘲笑いながらブロノイルは言う、セレナは子供の頃、 銀貨一枚で酒びたりの親に実験材料となるとわかった上で売られたと。 そんなクズでも役に立っているのだからありがたく思えと、イリアを操作してドリストを再びドリストを殺そうとした。 しかしイリアはドリストの言葉によってブロノイルの操作を一時的に断ち切る。 魔法を使い、自分の身体のルーン文字を焼き、操作の呪縛から逃れた。 自由を取り戻したイリアはドリストに命令を請う。 ドリストはさっさと水晶玉を破壊しろと命令し、水晶玉は粉々に砕かれ、ブロノイルの企みは失敗に終わった。 キャムデンはイリアの忠誠心にいたく感動したと褒め倒すが、ドリストに殴られる。 すぐにイリアの傷を治療できるアルスターやユーラを連れて来いと怒鳴られた。キャムデンは外へ飛び出していく。 二人きりになったドリストとイリア。 「今度あった時はブロノイルの野郎をギタギタにしてやろう」と言うドリストに、 感情を失っているはずのイリアが嬉しそうに頷いて応えた。
ある日の昼下がり。
ヴィクトリアがイリアにお菓子や紅茶をふるまっている。 その態度の変化を不思議がるイリア。 お菓子を食べてもイリアが無表情のままなので、まずかったのかと心配するヴィクトリア。 イリアがおいしいと答え、ヴィクトリアはほっと胸をなでおろす。 ヴィクトリアはドリストの傍にいるイリアに嫉妬して今まで意地悪ばかりしていた。 しかし、たまたまイリアの過去の話を聞いてしまい、今までの行いを反省していたのだ。 意地悪してごめんなさいと泣きながら謝罪するヴィクトリア。 すると羨ましいとイリアが言った。 自分は感情を無くしてしまった、泣いたり笑ったりできればいいのにとイリアは言う。 どうして泣くのかとイリアはヴィクトリアに尋ねる。 あなたが可哀想だから涙が止まらないと言うヴィクトリア。 その言葉を聞いたイリアの目から一粒、涙がこぼれる。驚くイリア。 感情を失ったわけじゃなかったんだと感動して、ヴィクトリアはますます泣く。 そんな姿を見てイリアは「ありがとう」と礼を言った。
全ての城を落としたイスカリオ。褒美などを考え喜ぶ騎士たち。
アルスターはイリアの姿が見えないと探していた。 イリアなら槍を持ってどこかに行ったという。ドリストにも言わずにどこへとアルスターは訝る。
単身ドローラスガルドへと乗り込んだイリア。その城の中にはブロノイルとカドールがいた。
不死戦士の完成体であるカドールをイリアにけしかけるブロノイル。 カドールの強靭な力に圧倒されつつも立ち向かうイリア。 カドールの攻撃をとっさに回避し腹に槍を突き刺す。 「人形に人間は負けない」と言うイリア。 しかしカドールの傷が治っていく。不死戦士であるカドールは文字通り不死身なのだ。 戦闘が開始され、力負けして壁に叩きつけられるイリア。 止めを刺さんとした時にどこからかナイフが飛んでくる。 暗闇からハレーが現れカドールに立ち向かう、イリアはその姿を見て気絶した。
傷を負った状態でイリアとハレーがカエルセントの城にもどる。
謁見の間。ドリストはイリアを怒鳴りつけた。 「俺様の騎士が勝手なことしてみっともない姿を見せてんじゃねえ!」と。 ハレーに何があったのかを聞くドリスト。 ブロノイルが戦争を仕組み、世界を滅ぼすためにアウロボロスを復活させようとしていたことを伝えるハレー。 それに対し「世界など勝手に滅びればいいではないか。」言いのけるドリスト。ハレーは正気を疑う。 世界がどうなろうと知ったことではない。 しかしブロノイルの計画を邪魔するのはおもしろそうだ笑ったドリストは戦う事に決めたと宣言する。 長い年月を積み重ねた計画が一瞬でパアにされた時のブロノイルの顔が見ものだと再び大笑いするドリスト。 礼を言うハレー。 覚悟は良いかと家臣たちに問うドリストに、何を言っても無駄でしょうと半ば諦めるアルスター。 フォルセナがなくなれば意味が無いとキャムデンが従う。 二人の傷の手当てをしようとするアルスター。 イリアは自分もブロノイルと戦うと言うが、ドリストはクビだと伝える。 言いつけに背く犬、勝てない相手に噛みついて勝手に死にかける犬など飼う気はないと言うドリスト。 君主たるもの示しが必要だとキャムデンがこれに同意する。 続けてイリアは今日から国に仕える騎士ではないからどこに行こうが自由。 例えドローラスガルドでもたまたま鉢合わせしても仕方ないとドリストに言う。 なるほどとうなずくアルスター。 俺様に逆らいたいのかと言うドリストに引き下がれませんとアルスター。 イリアを一緒に連れて行ってほしいと懇願する。 ドリストは家臣たちに押され、勝手にしろとイリアの同行を認める。 瀕死の重傷を負っていたイリアだったが、失敗作とは言え一応強化改造されているので、傷はすでに治っていた。 助けてもらったことに対しハレーに礼を言うイリア。 イスカリオの騎士たちを眺めたイリアは「一人ではないから今度は負けない」と言った。 おかしな国ねと笑うハレー。何なら雇うぜと言うドリスト。 彼女は遠慮するわと笑いながらその誘いを断る。 イリアに案内され、一行はドローラスガルドへ。楽しもうじゃねえかと笑みを浮かべ、ドリストはブロノイルへと戦いを挑む。
謁見の間。アウロボロスを倒した事に感動するアルスター。しかしと考える。
高貴なランス王子、知勇のあるヴェイナード王、清らかな女王リオネッセ、賢王カイなどの名君を差し置き。 何も考えていないドリストが世界を救ってよかったのかと疑問を浮かべた。どうしても納得がいかない。 それを察してアルスターをぶん殴るドリスト、これから先の事はちゃんと考えているとアルスターに話す。 いつも通りごまをするキャムデンに、その言葉を待つイリア、そしてバイデマギスが内容を訪ねる。 ノルガルドをバイデマギス、カーレオンをキャムデン、パドストーをアルスター、 レオニアをヴィクトリア、イスカリオはギャロに与え、 自分自身はエストレガレスを治めるのだと言った。 分割統治をするのかと、アルスターは驚きながらも感心する。 ドリストがちゃんと大陸統一後のことを考えていたなんてと。 しかしその感心は一瞬で消えてなくなった。 大陸を分裂させて、もう一度戦争を起こそうとドリストは言ったのだ。絶句するアルスター。 私は今日から賢王キャムデンですなと喜ぶキャムデン。 北には色白の美人が多いとニヤける白狼王バイデマギス。 そして亡国の王子扱いされるアルスター。 おやめ下さいと必死に止めようとするアルスターに、戦争で俺に勝てば命令できるぜと聞く耳持たないドリスト。 この人たちは正気なのかと唖然とするアルスター。 細かい事は考えるなと酒を飲み大笑いする一同。このままではアウロボロスよりタチが悪いとアルスターは何とか諫めようとする。 周りが皆ドリストの考えに賛同しているため、にっちもさっちもいかなくなり、イリアにも助けを求める。 しかし、案の定イリアもドリストの考えに反対することはない。 アルスターはとうとうバイデマギスに捕まり「所帯持ちのくせにこんな小娘を口説いてんじゃねえよ」と酒を飲まされる。 その賑やかな様子を見てイリアが笑みを浮かべ、最後には大笑い。 一同は驚愕の表情を浮かべる。 大笑いするイリアの姿を見たドリストも少しだけ驚いた顔を見せたが、すぐにニヤリと笑って心底嬉しそうに酒をあおった。
Fin
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