低く甘く、掠れがちな声音で囁く。
幸村は狼狽え、どこか怯えていた。
その唇をふさぎ、口づけを深いものに変える。
逃げる気のない、それでも戸惑いがちな舌を舐めて吸った。
「惚れて無くとも嫌ってないならそれで良い、これから惚れな」
「……左様にござるか……」
幸村はいくらか息を荒げ、羞恥に身をちぢこめて呟いた。
「政宗殿、某このような考え、否思いをを知らぬ。だから解らぬのでござる。
好きも惚れるも、……考えずとも側にあることは出来るものと……」
なんて、心臓に刺さるようなことを言うのだろうか。
「ああ、もう、talkは十分だ。そうだろ、幸村?」
言って幸村を床の上に誘った。
幸村は狼狽え、どこか怯えていた。
その唇をふさぎ、口づけを深いものに変える。
逃げる気のない、それでも戸惑いがちな舌を舐めて吸った。
「惚れて無くとも嫌ってないならそれで良い、これから惚れな」
「……左様にござるか……」
幸村はいくらか息を荒げ、羞恥に身をちぢこめて呟いた。
「政宗殿、某このような考え、否思いをを知らぬ。だから解らぬのでござる。
好きも惚れるも、……考えずとも側にあることは出来るものと……」
なんて、心臓に刺さるようなことを言うのだろうか。
「ああ、もう、talkは十分だ。そうだろ、幸村?」
言って幸村を床の上に誘った。
一昨日の夜はどちらも戸惑いが勝っていた。
何も知らない場所に踏みいる為に、どれほど慎重にすればいいのかと、手探りですすめていた。
まだ、勝手は解らない。幸村も解ってはいないだろう。
ただ、抱きすくめると幸村の腕が抱きしめ返してきた。
覗き込んだ表情は、変わらず羞恥と決意と怯えと迷いが混在していた。
それでも来たんだな、と頭を撫で、そのまま小さい後ろ頭を抑えて再び口づける。
政宗は動かなかった。半月以上も、側で話をしていただけだった。
そのくせ今はがっついて、唇を貪っている。
だが、止まらない。押さえを灼ききるほど甘い。らしくもなく、kissだけで高ぶっている。
「…っふ………ん、んっ」
幸村の吐息が洩れる。
背中に回った手が、息苦しさを伝えようと背中をかく。
その腕に力がこもっていないことが、さらに政宗を駆り立てた。
「…ha,苦しいか幸村?」
「これしき、どうと言うことも……ござらん」
幸村は荒い息を整えながら、潤んだ目で強がる。
ふと、一昨日の夜を思い出した。
あの時はキレたが、思えば床の手練手管を磨こうと思ったことなど無く、閨事にはまりこむこともなかった自分を振り返れば、そうそう外れてもいないかもしれない。
重傷だ、と思う。
こんな時にこんな事を考えるなんて、本当に重傷だ。
これだけ高ぶっている癖に、
幸村をどうしようもなく喘がせ、悶えさせたいと思っている。
幸村はまだ慣れとは遠く、負担をかけたい訳じゃない。そうも思っている癖に。
――悪いな幸村。こっちも、どう思ってるのか良くわからねぇよ。
こいつぁ、自分の事ながら滑稽だ。
幸村は政宗の行動をなぞるように、背中に回っていた腕を政宗の頭に回し、引き寄せた。
首筋になま暖かく忙しない吐息がかかり、次の瞬間きつく吸われた。
「こうで、ござったか」
「Yes,honey…悪いね、見とれてた」
カンの良い幸村は信じちゃいない風だった。
手を出しかねているのを察して、自分が知っていることをしただけなのだろう。
「そういう事にしとけ」
何も知らない場所に踏みいる為に、どれほど慎重にすればいいのかと、手探りですすめていた。
まだ、勝手は解らない。幸村も解ってはいないだろう。
ただ、抱きすくめると幸村の腕が抱きしめ返してきた。
覗き込んだ表情は、変わらず羞恥と決意と怯えと迷いが混在していた。
それでも来たんだな、と頭を撫で、そのまま小さい後ろ頭を抑えて再び口づける。
政宗は動かなかった。半月以上も、側で話をしていただけだった。
そのくせ今はがっついて、唇を貪っている。
だが、止まらない。押さえを灼ききるほど甘い。らしくもなく、kissだけで高ぶっている。
「…っふ………ん、んっ」
幸村の吐息が洩れる。
背中に回った手が、息苦しさを伝えようと背中をかく。
その腕に力がこもっていないことが、さらに政宗を駆り立てた。
「…ha,苦しいか幸村?」
「これしき、どうと言うことも……ござらん」
幸村は荒い息を整えながら、潤んだ目で強がる。
ふと、一昨日の夜を思い出した。
あの時はキレたが、思えば床の手練手管を磨こうと思ったことなど無く、閨事にはまりこむこともなかった自分を振り返れば、そうそう外れてもいないかもしれない。
重傷だ、と思う。
こんな時にこんな事を考えるなんて、本当に重傷だ。
これだけ高ぶっている癖に、
幸村をどうしようもなく喘がせ、悶えさせたいと思っている。
幸村はまだ慣れとは遠く、負担をかけたい訳じゃない。そうも思っている癖に。
――悪いな幸村。こっちも、どう思ってるのか良くわからねぇよ。
こいつぁ、自分の事ながら滑稽だ。
幸村は政宗の行動をなぞるように、背中に回っていた腕を政宗の頭に回し、引き寄せた。
首筋になま暖かく忙しない吐息がかかり、次の瞬間きつく吸われた。
「こうで、ござったか」
「Yes,honey…悪いね、見とれてた」
カンの良い幸村は信じちゃいない風だった。
手を出しかねているのを察して、自分が知っていることをしただけなのだろう。
「そういう事にしとけ」




