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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

螺旋収束6

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匿名ユーザー

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明り取りの窓しかない、板の間。戸には錠がかかるようになっている。
稲葉山の高殿にある一室であり、幽閉を目的としているという。
久しぶりに見る政宗は、驚くほど儚げで弱々しかった。酷い扱いを受けている様子はない。
ただ、心を徹底的に折られている。
小十郎は深く瞑目した。自分たちの扱いも酷い。しかし誇りまでは失っていない。
それもすべて政宗が自身を差し出したからだ。
奥に秀吉が座り、半兵衛が傍らに侍っている。どちらもいつもの衣装だが、政宗は白い夜着を纏うだけだった。
それが、豊臣と伊達の立場を示している。どちらが上かは一目瞭然だった。
政宗の目尻に朱が入っている。それだけで凛とした印象が強くなる。
戦に赴く若武者のようだ、と思った。
そういえば、初陣のときに化粧をさせた。
所謂女の化粧ではなく、戦化粧だった。目尻に深い赤をいれると、鏡を見て「俺ってこんな顔だったっけ」と悩んでいたのを覚えている。
もしかすると、これも戦化粧なのだろうか。
刀を取り敵に立ち向かう戦とは違うが、背負うものは同じだ。
政宗と共に現れた愛姫が、小十郎の傍に座った。秀吉の側室に入ったと聞いた。
この姫君もまた、伊達のために戦っている。
己の純潔と伊達の領地。天秤にかけ、領地を選んだ。立派だが、悲しい。
「愛、小十郎」
「はい」
頭を軽く下げた。白い足が見えた。近くに政宗の体温を感じる。
政宗の声は静かだった。まるで、姫君だった頃に戻ったかのような穏やかな声。
以前は、暗いわけではないがおとなしい少女だった。兄に付き従う影のような少女。
我がままを言うことがあっても、小さくて可愛いものばかりだった。
「俺が何をされても、絶対に暴れたりするな。これは命令だ」
「政宗様。俺たち伊達の家臣は、貴方の誇りを挫いてまで生きたいなどと思ってはおりません」
「……生きろよ。おめぇらは何があっても生きろ」
視線を感じた。それが憐憫なのか感謝なのか判断がつかない。
「Thank you」
「有難きお言葉」
体温が離れた。愛姫の体ががたがたと目に見えて震えだす。
衣擦れの音を立て、政宗は秀吉の前に膝を折って座った。顔を軽く伏せている。
秀吉が政宗の体に触れた。
政宗様に触れるな、と叫ぼうとした。しかし半兵衛のただならぬ気配に圧されて声にならない。
自分の命や政宗の決意などどうでもよかった。ただ政宗が穢されるのを見たくなかった。
「よいのだな、半兵衛」
「僕の許可なんか必要ないだろう。好きなようにしたまえ」
苛立った半兵衛の声。秀吉は険しい顔で政宗の襟元に手を入れた。
政宗の体が跳ねた。嫌悪に耐えるようにしている。肩が露になった。健康的で陽性の魅力に溢れた肢体。
淫靡さと無縁のその肌が、男の手の内で驚くほど妖艶に火照ることを小十郎は知っている。
また、政宗があのような顔をするのか。己が穢したときに見た、虚ろな炎を灯した顔。
「ほう」
秀吉の目が細くなった。首筋に口を寄せ、きつく跡を残した。半兵衛が歯を食いしばっている。
何故あんな顔をするのか不思議に思った。
頬に何か当たる。辺りを見回すが、羽虫の類は飛んでいない。
微かな明かりが灯った。蛍だとすぐに分かる。
何故蛍が、と思ったが、すぐに正体に気づいた。
「――まさか」
無数の淡い光が室内に灯るのと、砲弾が室内に飛び込むのが同時だった。


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