戦国BASARA/エロパロ保管庫

うる☆オクラ27

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だれでも歓迎! 編集
望みが欲しかったんでさあ、とそいつは笑った。

代々漁師でね、親も祖父もオレと同じくらい日に焼けてましたさ。
たくさんの魚を釣って、名人と呼ばれてましてね。勿論子供の頃は憧れていましたぜアニキ。
でもなんていうかね、オレぁガキだったんですぜ。
なにも解っちゃいねぇガキのくせに、なにか出来る気がして飛び出したんです。
そんな甘いもんじゃねぇ、魚ぁ獲る以外何も出来やしねえって、気づくのに時間はいりやせんでしたけどね。
そんなときにアニキを見たんです。なんて綺麗な姫さんだって思いやしたね。
その足で軍に入って、アニキに惚れ込んだのはそれからですぜ。
俺一人じゃ魚ぐらいしか釣れねえ。けどアニキなら何かが出来ますぜ。
何かが出来る予感なんかじゃねえです、俺らには解ってんです。
アニキなら絶対にできやす、誰も見たことないようなスゲーなにかが。

で、アニキ。何ですか?

ザビー?……厭なこと聞かないで下さいよ。
聖歌隊ってんですか。始終歌ってる奴らがいやしてね。それが気の狂いそうな歌で。奴ら気色悪いですよ。
いや、別に変なことはされちゃいやせんぜ。
あのちっこいのにヘンに体が操られて、アニキに斬りつけるのかって思った時には舌噛みたかったもんですが。
そんなでもアニキが助けてくれやしたし、この恩は一生忘れやしませんぜアニキ。
ああ。拷問もなし、食事も着替えも与えられて、兵卒だってのに。
優遇って言っていいんじゃないすかね。
ああ、はい。
息があったヤツは全員手当てされましたよ。
そういやへなちょこな顔した毛利の看護兵にアニキのこと聞かれましたっけ。
やつら羨ましそうで、流石アニキですぜ。
あれ、手当とかうけたのアニキんとこに連絡行ってなかったんですね。
確かに人質って扱いでもなかったんですが、そうしたら何だったんですかね。
ああ、あの緑色のちっこいの?
………全然解りませんや。
ああ。
なるほど。
ええと……やっぱりお役にゃ立てないです、申し訳ありやせんアニキ。
でも、普通のことなんじゃないですかね。
戦国なんざ、アニキについて見聞きしたぶんしか知りませんが。

それでも敵対してた家の女ヤって、一個の家になるってのは良くある事じゃないんですかい?
アニキがいいなら、オレぁ歓迎しやす。
他の奴らだってそうですぜ。

相手が毛利だって。




子分達は結構気楽に受け止めてくれたが、こっちはそう言うわけにも行かない。
初めてを喰っちまったしなあ、と舳先で海風に吹かれる毛利を窺う。
ぽつんと立っていて、凪いだ海風にもさらわれてしまいそうな、印象強い、ちいさい後ろ姿。


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