戦国BASARA/エロパロ保管庫

上田城の虜10

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匿名ユーザー

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背中の中央押さえ込んで、ぱん、と音高く尻を叩いた。
「知ってる?中に入れてさあ、こうやって叩くと結構気持ちいいんだよ、やって見せてあげるね。
せいぜいはしたない声上げてよ独眼竜。ああ、でも上がるのは悲鳴かなー、綺麗な色してるねえ。
なぁに、十九にもなってヤったことないの?こんな胸しててさ、持て余してなかった?」
 叩いた瞬間だけ、軽く眉根が寄る。興味なさそうにこちらを窺うのを止めたその頭。
でも尻はもう真っ赤だ。息を吹きかけてもひりひりしそうなそこを撫でて、
「諦めた?」
 答えが返らないと知りつつ聞いた。
「………」
 首筋さえ動かない。
何の準備も整ってないとこに指を突っ込む。ぎちぎちの上に、体が強ばる。指が食いちぎられそう。
「諦めた?」
再度尋ねる。
覗き込むと涙がこぼれていた。
ぶちまけた水じゃない。後から後から盛り上がる水滴。
「そうそう。しおらしくしてたら、優しくしてあげ……」
 そうやって嬲る最中に捕らえた微かな音、気配。
言葉を切って耳を澄ます。
瞬間真っ白い体が跳ねた。振り向きざま手枷のザラ板でこめかみを打たれ、当て身を喰らう。
「ッ、」
佐助はそのまま体を反らし、勢い余ってつんのめる独眼竜の背に体重をかけ押さえ込んだ。
こめかみが僅かに切れた。
けど独眼竜はいい加減衰弱してて、戦場を駆けていた時の力があるわけない。
だいたいこの至近距離での当て身ってさあ、もっとガタイ良くないとね。
でもちょっとびっくりして溜息付いた。同時にちょっと嬉しくなった。
息ひそめて機会を窺う獣みたいなお姫様、でももう次はないよね。
その耳に足音が届く。
 ここに続く廊下は閉め切っていた。誰も迷い込まないように、そして見張りを置いた。
追い返せるように。
見張りに追い返されない人物。そしてこの気配。
「佐助ー?政宗殿と一度話をしたいのだが、こっちに来ているのだろう?」
 独眼竜が涙に濡れた顔をもたげる。
やっば……ばたばたしてて遅くなった……
「佐助?聞こえていないのか?」
 何かする間もなく、出入り口のない座敷牢の覗き穴、ていうか空気の入れ換え穴を、かたんと音立てて開かれた。
坊ちゃん育ちの人のいい顔がひょいと覗く。

次の瞬間、真田の旦那は鼻血吹いた。


急いで地中に潜って廊下に出ると、真田の旦那は思いっきり蹲って顔覆ってた。
あああ、そう、勃っちゃったの……うんまあ不意打ちであれはびっくりする……かな……
指の間から感心したいくらいの血の量。とりあえず今度は旦那の体抱えてもっかい地中に潜る。
出る先は旦那の部屋。
だって独眼竜に聞こえそうな場所でヘタに会話できないじゃない。
「さささ佐助、一体あれはお前何をっ」
 混乱しまくった旦那の隣に座り込んで、桜紙渡した。
「猿飛佐助、鋭意お仕事中ですよ旦那ぁ。面会謝絶中なんですけどね、見張りに言われなかったですか」
 桜紙で鼻ふさぐかと思ったら旦那は思いっきり鼻かんだ。
余計出るよ血。いや桶いっぱい流れ出しても血の気有り余ってると思うけど。
「ああ。しかし政宗殿があれほどお美しかったとは……この真田幸村、不覚の極み!」
 旦那は熱く燃えさかっていた。鼻からだらだら血ーながしたままで。あああ衣にも畳に染みが……
なんか忠誠心鈍るから止めて旦那破廉恥だよ旦那変態みたいだよ旦那。
「いやあの旦那何がどー不覚なの」
 追加で桜紙。また鼻かむの学習しないのねえ。馬鹿でしょ旦那。
「無論、妻に致す!ぬ、こうしてはおられぬ求婚に行くぞ佐助ェ!」
 鼻血したたらせながら、微妙に前屈みに立ち上がった旦那の鼻の付け根をつまんで首を振る。
求婚ってかヤりたいんでしょーが。旦那は!
「旦那旦那、アレは捕虜。駄目です論外」
「給料を三割上げても駄目か」
 ぅあ!すっごい心ひかれる……けど、
「駄目です」
「団子も付けよう」
 真摯な眼差しと鼻血に汚れた顔。血が止まったら顔洗ってね。
「俺が作ってんでしょ団子は!とにかく駄目、お館様の命令ですからね」
 旦那がお預け喰らったワンコみたいな顔になる。全身で訴えないで。
俺旦那の忍びなんだよ哀愁漂う目で見ないでよ前屈みの癖に。
「惚れたのだ」
 体にか。
「初恋は実らないんだよ」
 初恋かどうか知らないけどさ。
「何を気弱なことを抜かす佐助!何事も精進あるのみだ」
 何の話ですか旦那。ストーカーにでもなる気ですか旦那は。
でもなんかちょっと可哀想だった。惚れた女が無防備に転がってて、一発やれないのも哀れなもんでしょ。
旦那、まだまだ若いしまあ暴走の一つや二つ、ねえ。


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