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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

かんなびのさと13

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匿名ユーザー

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行軍すれば成果が、皆に見せられる確かなものが要るんだ。
下っ端なら失敗してもいい。だが国の主自らの出陣、否が応でも結果が要るモンだ。
いつき。武田はオレの国ほど気まぐれを許しはしないだろう。
だがこの藤原の血を継ぎ伊達の名を継ぐ身、どう踏んでも村一つより安いわけねぇよ。大丈夫だ。
「Thanksいつき。おまえのおかげで、オレは誇りってのがなんなのか、やっと思い出せた。
オレはもう、これ一つで喜んで死ねるさ」
 凍ってささくれていたものが、いつきの言葉で潤され、癒された。
己の中にはもう何一つ残っていない、そう思っていた。
自分の価値を忘れ、民から向けられた心を忘れていた。
オレが信じるなら、お前も信じるって言ってくれたな。子供らしい言葉だが、オレはその信頼が嬉しい。
愛おしい。
「いつきよ、その言葉一つで、荒ぶる竜神を宥めたか。騙りの類ではないこと、よう解った」
 いつき、と窘める声音で呼ぶ。
頭下げな、褒められてんだから礼ぐらい言いな。
果たしてぺこりと、もう一度素直に頭を下げた。ああ、お前はそれで良い。……いいこだ。
「けどおさむらいさん、おらは──」

言葉の終わりを待たずに、
とん、といつきを村人のほうへと突き飛ばした。村人が駆け寄っていつきを抱き留める。
引かせな、と眼差し一つで農民に命じ、遠ざかるいつきと視線を合わせ、
最後にまた、微笑んだ。

「お館様、オレに裁きを」
 もう頭は垂れず、ただ膝をついて真っ直ぐ甲斐の虎を見上げる。
虎はにんまりと笑っていた。
「相解った、なればいつきを初めとする一揆衆は不問に処す。
さて、一揆煽動の咎じゃな。政宗よ、今この時より我が陣営と信州からの放逐を言い渡そう」
 信州からの?
「……は」
 あまりにも軽い裁きだ。おやかたさま、と幸村が微かな声で呼んだ。
そうだな、側にはいられない。
「但し、儂は一度の造反は、心を改めれば許すことにしておる。
静かな場所で心を落ち着かせ、なお儂に夢を預けるつもりがあるならば、帰参するがよい!」
 それは休んで、戻ってこいと言っているのか。この村で。でなければ伊達で。
だが伊達に戻れば、政宗が望むと望むまいと、争乱の種になる可能性がつきまとう。
一歩間違えば信玄の期待を裏切ることになりかねない。
「……はっ!寛大なお言葉、有り難く。分を越えた言葉ながら、どうか、伊達と北端を……
いえ、天下全ての民をお願い致します。我が身潰え果てる時まで、お館様のもと万民安らかなることを祈り、
この地にて宿願果たされる時をお待ち申し上げます」
 雪上に平伏すると、虎の気配が近寄った。肉食の獣、だが優美な獣。
「うむ!政宗よ、面を上げよ。これより暫しの休息を取った後、我が陣営は信州へと戻る。
ついてくることは許さぬが、……休息の間は無礼講、言いたいことがあれば言っておけい!」
 顔を上げ、笑う信玄を見る。無礼講、ね。
どうもきちんと取り繕ったオレの言動は評判悪いな。結構出来てるつもりなんだが、なあ。
上田城の虜69/かんなびのさと14

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