「散れ。」
そして吹っ飛ぶ。
「いや、ここは主張のしどころですぞ元就様!鬼のこの体格、毛利様のお体、ここまで揃えばあかちゃんぷれいも思いのまま!ああああの丸い胸で窒息……」
緑色の光が爆ぜて、また吹っ飛ぶ。
「元就様!いつまでも若く美しくいたいというのは女の欲望ですぞ!あぴいるのしどころで……」
まとめて吹っ飛ぶ。みんな幸せそうな顔で飛んでいた。
そして毛利がゆっくりと向き直った。
「けしからぬ胸の鬼よ、何用だ」
「けしからん言われても、どーにもならねぇけどな。婚儀を正式に纏めちまう前に、どんな奴か顔見に来た」
脂ぎった好色助平オヤジではなく、生きて動くちび人形だった。
見た目は子供頭脳はオヤジ……ふと懐かしい言葉が脳裏を過ぎる。胸見るな胸。
しかしこの背丈から見上げれば、見えるのは顔より下乳だろう。
元就もトンガリ兜ばっかり見える。
仕方がないのでかがんで視線を合わせた。ちびっ子毛利が軽く鼻を鳴らしてじろじろと顔を見る。値踏みか。
「ふん。ならば用は済んだだろう。長曾我部、永遠の若さと日輪の恵みが欲しいか?」
「いらね」
背後でアネキィィィ格好良いぜぇぇぇと、船に残した野郎どもの声援が聞こえる。
毛利が面白そうに、だがふん、と鼻で笑う。
「俺ぁきっちり年くって格好良いババァになるんだよ。大体そこまで延々と生き続けるほど未練がましかないぜ?
……いや、そーいうお宝なら欲しいが……」
海賊の本能が最後に疼いた。
「ふ、確かに光合成は毛利の至宝ぞ。……よかろう。四国を我が手に入れる駒と思っていたが、
長曾我部、貴様はなかなか面白い」
至宝。おたから!
「え!お宝なのかよ!なら欲しい、すげー欲しいぜぇ!お宝放って帰るのは海賊の名折れってもんだ!」
激しい怒号。アネキィィィ。
「我しか使えぬがな」
にやりと生き人形が唇をつり上げた。
「………そーかよ。俺ぁガキの誘拐犯になるのはごめんだ」
直後踵で脚を踏みにじられた。尖った踵ではないが、地味に痛い。
「背丈で人を判断するとは目の曇った海賊もいたものだな」
「だってちびっ子じゃねえかよー……ずっとぞのまんまってな、結婚とか有り得るのか毛利」
毛利は背を反らして威張った。偉そうに見えねえぞちびっ子。
トンガリ兜を持ち上げて頭を撫でたくなった。
「我が計算を疑うか。……愚かな。子孫を残せずして毛利の安泰など有り得ぬ」
家が大切で子供を山ほど残したがる毛利の噂。なるほど間違っていなかったらしい。
「んじゃ俺がてめーんとこヨメ入りしたらヤるのかよ?」
ちびっ子。
「……下品な。胸だけでなく口もふしだらか」
そのちびっ子は激しく蔑んだ口調で吐き捨てた。
「おいふしだらってなぁ、胸にふしだらも貞節もあるか。こんなもん成り行きで膨らむもんだ!」
「我が家系に成り行きでそこまで膨らんだ者などおらぬ!」
胸張って言うことか!
姫親が行く!17
そして吹っ飛ぶ。
「いや、ここは主張のしどころですぞ元就様!鬼のこの体格、毛利様のお体、ここまで揃えばあかちゃんぷれいも思いのまま!ああああの丸い胸で窒息……」
緑色の光が爆ぜて、また吹っ飛ぶ。
「元就様!いつまでも若く美しくいたいというのは女の欲望ですぞ!あぴいるのしどころで……」
まとめて吹っ飛ぶ。みんな幸せそうな顔で飛んでいた。
そして毛利がゆっくりと向き直った。
「けしからぬ胸の鬼よ、何用だ」
「けしからん言われても、どーにもならねぇけどな。婚儀を正式に纏めちまう前に、どんな奴か顔見に来た」
脂ぎった好色助平オヤジではなく、生きて動くちび人形だった。
見た目は子供頭脳はオヤジ……ふと懐かしい言葉が脳裏を過ぎる。胸見るな胸。
しかしこの背丈から見上げれば、見えるのは顔より下乳だろう。
元就もトンガリ兜ばっかり見える。
仕方がないのでかがんで視線を合わせた。ちびっ子毛利が軽く鼻を鳴らしてじろじろと顔を見る。値踏みか。
「ふん。ならば用は済んだだろう。長曾我部、永遠の若さと日輪の恵みが欲しいか?」
「いらね」
背後でアネキィィィ格好良いぜぇぇぇと、船に残した野郎どもの声援が聞こえる。
毛利が面白そうに、だがふん、と鼻で笑う。
「俺ぁきっちり年くって格好良いババァになるんだよ。大体そこまで延々と生き続けるほど未練がましかないぜ?
……いや、そーいうお宝なら欲しいが……」
海賊の本能が最後に疼いた。
「ふ、確かに光合成は毛利の至宝ぞ。……よかろう。四国を我が手に入れる駒と思っていたが、
長曾我部、貴様はなかなか面白い」
至宝。おたから!
「え!お宝なのかよ!なら欲しい、すげー欲しいぜぇ!お宝放って帰るのは海賊の名折れってもんだ!」
激しい怒号。アネキィィィ。
「我しか使えぬがな」
にやりと生き人形が唇をつり上げた。
「………そーかよ。俺ぁガキの誘拐犯になるのはごめんだ」
直後踵で脚を踏みにじられた。尖った踵ではないが、地味に痛い。
「背丈で人を判断するとは目の曇った海賊もいたものだな」
「だってちびっ子じゃねえかよー……ずっとぞのまんまってな、結婚とか有り得るのか毛利」
毛利は背を反らして威張った。偉そうに見えねえぞちびっ子。
トンガリ兜を持ち上げて頭を撫でたくなった。
「我が計算を疑うか。……愚かな。子孫を残せずして毛利の安泰など有り得ぬ」
家が大切で子供を山ほど残したがる毛利の噂。なるほど間違っていなかったらしい。
「んじゃ俺がてめーんとこヨメ入りしたらヤるのかよ?」
ちびっ子。
「……下品な。胸だけでなく口もふしだらか」
そのちびっ子は激しく蔑んだ口調で吐き捨てた。
「おいふしだらってなぁ、胸にふしだらも貞節もあるか。こんなもん成り行きで膨らむもんだ!」
「我が家系に成り行きでそこまで膨らんだ者などおらぬ!」
胸張って言うことか!
姫親が行く!17




