「俺ぁてめーの家系の女じゃねえだろが!」
「無論貴様の如き下品な女が毛利の血から生まれるものか!」
元親はすう、と息を吸い込んだ。
「来な、野郎ども!」
背後の船がざわめく。野郎どもが次々に飛び降りる。
「もう一個用があったの忘れてたぜ毛利!俺ぁ喰われるくらいなら喰う!喰ってやる!さあ毛利、勝負と行こうじゃねえか!俺に勝ったら大人しく嫁入りしてやるが、負けたら俺の好きにさせて貰うぜぇぇ!」
言いながらがっと毛利の白いふわりとした袴を力任せに引きずり下ろした。腰も脚も細い。そのまま下帯に手をかけると手の甲を叩かれた。ぺちん、と可愛らしい音が涼やかな海風に浚われる。
「きさっ……場所も弁えぬか!」
下ろされた袴を掴んで何事か叫ぶ毛利の胸をどついて押し倒す。体より先にトンガリ兜が床にぶつかって飛んだ。
ついでに奥から元就さままあああと叫び声が上がったが、多分野郎どもが何とかするだろう。
「あ?大丈夫だ、風は海から吹いてらぁ!」
細い腰から下半身さらけ出した毛利はむっと眉根を寄せた。
「何の関わりがある!」
「そりゃー浜から吹く風だとヤバイって話だ。じゃりじゃりして痛ぇ、って聞いたぜ」
なるほど、否貴様何を、と一瞬真顔になった隙をついて、ちびっちゃい体を押さえ込んだ。
そして声を張り上げる。
「行くぜぇぇ毛利!野郎ども!」
そして佐助にーさん、見守っててくれよ!俺ぁやるぜ!
『ァァァァアネキィィィィィ!!!!』
「待たぬかぁぁぁあぁぁあああああああ、……アーッ……」
「無論貴様の如き下品な女が毛利の血から生まれるものか!」
元親はすう、と息を吸い込んだ。
「来な、野郎ども!」
背後の船がざわめく。野郎どもが次々に飛び降りる。
「もう一個用があったの忘れてたぜ毛利!俺ぁ喰われるくらいなら喰う!喰ってやる!さあ毛利、勝負と行こうじゃねえか!俺に勝ったら大人しく嫁入りしてやるが、負けたら俺の好きにさせて貰うぜぇぇ!」
言いながらがっと毛利の白いふわりとした袴を力任せに引きずり下ろした。腰も脚も細い。そのまま下帯に手をかけると手の甲を叩かれた。ぺちん、と可愛らしい音が涼やかな海風に浚われる。
「きさっ……場所も弁えぬか!」
下ろされた袴を掴んで何事か叫ぶ毛利の胸をどついて押し倒す。体より先にトンガリ兜が床にぶつかって飛んだ。
ついでに奥から元就さままあああと叫び声が上がったが、多分野郎どもが何とかするだろう。
「あ?大丈夫だ、風は海から吹いてらぁ!」
細い腰から下半身さらけ出した毛利はむっと眉根を寄せた。
「何の関わりがある!」
「そりゃー浜から吹く風だとヤバイって話だ。じゃりじゃりして痛ぇ、って聞いたぜ」
なるほど、否貴様何を、と一瞬真顔になった隙をついて、ちびっちゃい体を押さえ込んだ。
そして声を張り上げる。
「行くぜぇぇ毛利!野郎ども!」
そして佐助にーさん、見守っててくれよ!俺ぁやるぜ!
『ァァァァアネキィィィィィ!!!!』
「待たぬかぁぁぁあぁぁあああああああ、……アーッ……」
さあ、ダイスを振らずに>>661な戦い(毛利元就ストーリー最終章・昇天)を挟め。
厳島にて見事オクラをしおれさせた長曾我部元親は、
「婚儀は破棄だ!金はちぃーっと待ってな、これから獲ってくらぁ!」
爽やかな捨てぜりふと、釣書に落書きを残し引き上げていった。
ちなみに長曾我部軍の”野郎ども”というのは海の漢の魂を持つ者の総称である。肉体的性別は問わない。
だが、それで済ませる毛利ではなかった。
自軍の兵を囮に使い、厳島に長曾我部軍をおびき出す策を立てた。
「婚儀は破棄だ!金はちぃーっと待ってな、これから獲ってくらぁ!」
爽やかな捨てぜりふと、釣書に落書きを残し引き上げていった。
ちなみに長曾我部軍の”野郎ども”というのは海の漢の魂を持つ者の総称である。肉体的性別は問わない。
だが、それで済ませる毛利ではなかった。
自軍の兵を囮に使い、厳島に長曾我部軍をおびき出す策を立てた。
しかし。
「元就様!長曾我部元親、三日前に旅に出たとのこと」
ちびっこ毛利は冷ややかに平伏する捨て駒を見下ろした。
毛利が常識を越えたちびっ子の為、半径三尺以内で捨て駒が立つことは許されない。
膝立ちも不許可、無言即殺即削除。
これは毛利に於ける血の掟、戦場で三尺以内に近寄れば遠慮なく輪刀で刻まれる。
でっかいいかついのに見下ろされて、毛利の壊れかけた氷の面に余計なひびが入っては困る。
こう見えても毛利元就、マッチョは嫌いなのだ。だって囲まれると圧迫感あって怖いから。
「ふん。意外に察しのいい……どこへ向かった」
「はっ!長曾我部の者を捕らえ尋問したところ、あっさりと口を割りましてござりまする!」
氷の眼差しが捨て駒を見下ろす。
捨て駒は僅かに視線を上げ、真っ直ぐに毛利を見上げた。
姫親が行く!18
ちびっこ毛利は冷ややかに平伏する捨て駒を見下ろした。
毛利が常識を越えたちびっ子の為、半径三尺以内で捨て駒が立つことは許されない。
膝立ちも不許可、無言即殺即削除。
これは毛利に於ける血の掟、戦場で三尺以内に近寄れば遠慮なく輪刀で刻まれる。
でっかいいかついのに見下ろされて、毛利の壊れかけた氷の面に余計なひびが入っては困る。
こう見えても毛利元就、マッチョは嫌いなのだ。だって囲まれると圧迫感あって怖いから。
「ふん。意外に察しのいい……どこへ向かった」
「はっ!長曾我部の者を捕らえ尋問したところ、あっさりと口を割りましてござりまする!」
氷の眼差しが捨て駒を見下ろす。
捨て駒は僅かに視線を上げ、真っ直ぐに毛利を見上げた。
姫親が行く!18




