戦国BASARA/エロパロ保管庫

めくらの恋10

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「いつかは女を知らねばならないだろう。俺は女ならば誰でもよい、我が儘は言わぬ。だが」
「誰でもよいが、佐助、お前だけは嫌だ」
つい先ほどまでの高揚した気分が冷めていく。
誰でもいいと言ったその口で、この男は佐助だけを拒むのだ。
幸村のものだという佐助を、佐助のものである幸村が拒むのだ。
いや、ただ佐助が勘違いをしていただけだ。
簡単な話、とうの昔に佐助は幸村に負けていたのだ。
佐助にとって幸村はすでになくてはならないものだが、幸村にとっては特別でありなくなれば困るが、それだけのものなのだ。
「…そう、わかった」
「ならば…」
「うん、俺の好きにさせてもらうよ」
どんっと突き飛ばされ、受け身を取ろうとした幸村の上に素早く佐助が伸し掛かる。
ちくり、首筋に微かな痛みが走れば、幸村の身体はたちまち力が抜ける。
「大丈夫だよ旦那。すぐに気持ちよくなれるから。佐助おねーさんに任せなさい?」
おどけた口振りとは裏腹に佐助の瞳は真剣だ。
器用な手はたちまち幸村の着物を脱がせ、日に焼けた肌を露わにしていった。
一方幸村はというと、佐助に打たれた薬のせいで口を開くのもおぼつかぬ状態で、激しく動揺していた。
初めて佐助と会った時、彼女が己の忍びになるのだと聞かされ微かな好感を抱いていた。
幸村に仕え始めた佐助は優しく、飄々とした口振りだが真面目に働き、幸村はすっかり佐助に懐いてしまった。
母に寄せるような信頼を寄せていたのだが、それが揺らいだのは精通を迎えた夜だ。
今まで見たことのない光を一瞬閃かせた佐助は、あろうことか幸村の未熟な一物を口に咥え、信じられない快楽を与え、そして精を美味しそうに飲み干して見せたのだ。
佐助は女だったのだと、あの時に愕然と思い知ったのだった。
普段はまるで男のようにさっぱりとした働き者の佐助が、幸村が身体の熱を持て余せば知らない顔でそれを処理する。
あの衝撃が何なのか、幸村はいまだに説明も出来ない。
それから時折知らない顔をした佐助に会う。
なんとなく、破廉恥な誘いをかけられているのではと理解した。
それに乗らなかったのは。
「うわあっ!?」
「なあに旦那、考え事?俺様傷ついちゃうなあ」
にちゃりと湿った音と、背筋を走る快感に幸村は叫んだ。
すでに薬の効果は切れているのだから、佐助を追い出すなどわけのないことのはずだったのだが。

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