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明智光秀(♀)×毛利元就×長曾我部元親(♀)【鬼畜注意】
明智光秀(♀)×毛利元就×長曾我部元親(♀)【鬼畜注意】
長曾我部は伊達とくっついてる前提。
鬼畜表現注意。猟奇に片足突っ込んでるレベルかも。
バッドエンド。人死に出てる。
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鬼畜表現注意。猟奇に片足突っ込んでるレベルかも。
バッドエンド。人死に出てる。
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長曾我部元親と初めて会った時の事を毛利元就は憶えている。
瀬戸内を荒らしまわっている海賊を捕らえたと聞き、
興味本位で覗いたその場所、薄暗い牢の中にその子供はいた。
そう、その頃はまだお互いに幼名で、背丈もうんと低かった。
捕らわれた子供はおとなしい子供だったように元就は記憶している。
船の扱いを憶える為に乗船していたらしかった。
女だというのに珍しいものだ、と、子供だった元就は思った。
銀色の髪も珍しかった。
黙ってうずくまっているのが鬱陶しくて
陽光の当たる場所に連れて行けば、銀色の髪がふわふわと揺れた。
そう、ふわふわと揺れる銀色の髪を元就は記憶している。
しばらくして銀色は逃げてしまった。
誰かが手引きをしたらしい、と、
屋形中蜂の巣をつついたような騒ぎになったことを元就は記憶している。
家中は愚か者ばかりだと思ったようにも記憶している。
父の家来ともども逃げおおせた海賊の跡取りは、その後四国をまとめ上げ、
列島各地のお宝をかっぱいで歩き、天下を狙う奥州と手を結んだ。
興味本位で覗いたその場所、薄暗い牢の中にその子供はいた。
そう、その頃はまだお互いに幼名で、背丈もうんと低かった。
捕らわれた子供はおとなしい子供だったように元就は記憶している。
船の扱いを憶える為に乗船していたらしかった。
女だというのに珍しいものだ、と、子供だった元就は思った。
銀色の髪も珍しかった。
黙ってうずくまっているのが鬱陶しくて
陽光の当たる場所に連れて行けば、銀色の髪がふわふわと揺れた。
そう、ふわふわと揺れる銀色の髪を元就は記憶している。
しばらくして銀色は逃げてしまった。
誰かが手引きをしたらしい、と、
屋形中蜂の巣をつついたような騒ぎになったことを元就は記憶している。
家中は愚か者ばかりだと思ったようにも記憶している。
父の家来ともども逃げおおせた海賊の跡取りは、その後四国をまとめ上げ、
列島各地のお宝をかっぱいで歩き、天下を狙う奥州と手を結んだ。
時は戦国、戦乱の世である。
織田信長が上洛した事により収束を見せるかと思われたが、
魔王と呼ばれた者は本能寺にて明智に討たれ、
今また泥沼の混乱のさなかにある。
織田信長が上洛した事により収束を見せるかと思われたが、
魔王と呼ばれた者は本能寺にて明智に討たれ、
今また泥沼の混乱のさなかにある。
毛利元就は明智と交戦して敗北し、軍門に下った。
何故あの時、敗軍の大将を生かしておくのかが元就には分からなかったが、
光秀の元で戦働きをするようになった今ならこの女の考える事が理解出来る。
元就は新しい玩具なのだ。
無抵抗の者にも無邪気に鎌を振るうその姿を元就は、
確かに最初は酷く嫌悪していた筈だった。
今はほとんど何も感じなくなっている。
毒されてきているのだろう。
何故あの時、敗軍の大将を生かしておくのかが元就には分からなかったが、
光秀の元で戦働きをするようになった今ならこの女の考える事が理解出来る。
元就は新しい玩具なのだ。
無抵抗の者にも無邪気に鎌を振るうその姿を元就は、
確かに最初は酷く嫌悪していた筈だった。
今はほとんど何も感じなくなっている。
毒されてきているのだろう。
それどころか、髪を振り乱し、
笑いながら人の喉を切り裂くこのきちがいを美しいとすら感じている。
笑いながら人の喉を切り裂くこのきちがいを美しいとすら感じている。
そう、確かに最初は酷く嫌悪していたのだ。
麻痺しはじめたのは何時からだったか。
毛利元就は憶えていない。
麻痺しはじめたのは何時からだったか。
毛利元就は憶えていない。